夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

生きるために食べる   パンを焼いたぜよ

2011年07月21日 23時16分52秒 |  食べるために生きる


このブログには「食べるために生きる」ってカテゴリーがありますけど、今回は、生きるために食べる。

医者から塩分を控えるように言われています。
血圧や脈拍が上がると、傷んでいる心臓や大動脈に過度な負担がかかり、前回ですら、あの状態で生きていられるのは2割もないって医者を驚かせておりました。だから次回はないってことね。
おまけに、血に飢えて手術をやりたくって仕方がなかった医者連中をなだめすかして逃げ帰りましたので、しばらくは大人しく忠告に従わなきゃ。
なんて殊勝なことを口にするけど、なに、「タバコは絶対に駄目よ、、」「はいはい」なんて言いながら帰りには一カートン買って帰るような人ですからね。まあ、大人しいといっても高が知れている。

ただ、タバコは吸えなきゃこの世も終わり。生きている意味がないよ。タバコ様命だからまだ許せる(?)きゃも。
ばってん、パンは売っているパンは塩分が強すぎるんですよ。
なんせ塩分は一日6グラム。一食たったの2グラムなんて言われているので、これはチョト困る。

なんて思っておりましたら、たまたま知り合いになりました方が、自宅で石窯でパンを焼かれているということで、試食させていただきました。
これが実によくできている。
まあ、このレベルに達するまでには最低でも10年くらいの試行錯誤は必要だろうけど、その百分の一でもいいじゃないかってことで、ホームベーカリーなるものを買いまして、今日始めてのトライ。

上の写真みたいにできました。
うん、食塩控えましたけど、なかなかどうして、これが結構いけるのですよ。
やっぱり、ぼくちゃん、天才なんだ~

今までは塩分控えめということで、コーンフレークやオートミールを食しておりましたが、もう一つオプションが広がった。
これは大進歩。
だって、チビ太だって、毎回同じドッグフードだと、鼻をくっつけるだけで食べようとしない。
おいちゃんはれっきとした人間(と、本人は思っておりますが)
少なくとも食べるものに関してはチビ太と同様、毎回同じものを食べるなんてことは、避けなければ。
ねぇ、人間としての矜持がありますでしょう?







筑波嶺のさ百合の花の夜床にも    山百合

2011年07月21日 10時14分01秒 |  気になる詩、言葉


昔の日記

道の辺の草深百合の花笑に咲まししからに
  妻というべしや
     万葉集
     7-1257

を紹介しておりました。



最近も式子内親王の

涼しやと風のたよりをたづぬれば
    繁みになびく野辺のさゆり葉

載せていましたが、この時期の野山では百合の花が満開。
一番目を誘う豪華な宝石ですね。



ただ、どこかで書いたことがあると思いますが、写真は山百合。関東あたりではこの百合が野山を飾っていますが、上代の詩に詠まれているのはもう少し控えめな笹百合とか姫百合が多い。関西ではそちらが普通に見られる百合なんですね。

昔から笹百合を紹介しようと思うのですがこちらではなかなか見られないので、間に合わせの山百合で御免なさいです。



ということで、こちらの詩をご紹介いたしましょう。
こちらは関東の百合。おそらく山百合でしょうから。


筑波嶺のさ百合の花の夜床にも 
      愛しけ妹ぞ昼も愛しけ
         大舎人部千文
         万葉集 14-4370


夜の床で筑波の百合の花のようにかわいいお前は昼も可愛い、、、、
なんちゃって、
まぁ、男というものは、なんでもかんでも手当たり次第に口説きますんでね~ 
そうずら、おみゃ~はん。おみゃ~はんの心の中は手に取るように分かるんだよ。
なんせ私も現役は卒業したけど、一応昔は男だったもん。
今はね~~~ (泣)
      

もう飛ぶまいぞ この蝶々

2011年07月21日 09時42分44秒 |  気になる詩、言葉


もう飛ぶまいぞ、この蝶々
夜も昼も花の心を惑わす
罪作りなこの蝶々
花の心を惑わす
罪作りなこの蝶々
   モーツアルト、フィガロの結婚


イケメンの小姓ケルビーがご主人さまから軍隊に行けって言われてしょげているのを見て、フィガロがからかって詠った歌ですね。

この詩とはちょっとちがいますけど、
花を求めてせわしく飛び回る蝶々にも、羽を休めなければならない時があるのですよね。

さまざまな行動を制限されて見ると、
昔が懐かしい、、、、
なんちゃって。