この時期恒例の写真、そして文章。
この写真と似たようなものを去年も一昨年もアップしていたんじゃないかと、、、、
田んぼに水が張られてウエットになった岬、
新緑の岬、
それは動く紐の横行する岬でもあります。

昨日は30センチほどの細っこい紐が行く手を塞いでおりました。
一昨日は、なんと1メートル20センチ(もっとあったかな~ 怖いから、気持ち悪いから、よく見ませんでしたけど)ほどの大蛇が道で交通事故にあっておりました。
性別は不明なれど、蒼井ちゃんみたいでした。
世の中の邪悪な動く紐を全て呪い殺そうと思ったのですけど、ご近所の両生類の専門家からはノスリちゃんのディナーのメインを奪ってはいけないと諭されまして、それもままなりません。

そう言えば、昨日の紐。
去年(でしたっけ)あの小さな百舌が口にくわえて、「ひぃひぃ」言いながら運んでいたのもこのサイズでした。飛び立って一生懸命羽を動かしても、すぐに疲れてなにかにつかまって休んでいましたけど、どんなに苦労しても家に持って帰って、愛するもの、妻や恋人に捧げたい、、、、
あぁ、オスの生活って、かくも崇高で、犠牲に満ち、、、、馬鹿らしいのだろうって、、、
我が身を振り返りながら、涙しておりました。
一見平穏に見える岬の風景も、実は悲哀に溢れているのでありますよ。

黄昏を迎えた水の国からのご報告でありました。