
東呉大飯店 (臺北市大同區延平北路二段)

台北で高鐵(新幹線)を降り、捷運(おおよそ地下鉄)に乗り換え、台北の定宿に向かう。家路に向かう人たちで車内は混雑している。車内では台北在住と思われる日本人の会話が聞こえてくる。車内の自動放送でも中山站のところで、「なかやま」と日本語の案内が入る。1回乗り換えて、大橋頭站に到着。見慣れた風景の中を歩き、ホテルにチェックインする。
淡水線 台北車站(18:00)→民權西路(18:05) 3511
新莊線 民權西路(18:12)→大橋頭(18:14) 2418
◆台北車站-大橋頭間の電子票證16元
少ししたら再び捷運に乗って夕食に出掛ける。面倒なのでホテル近くで済ませるとか、コンビニエンスストアで便當を買ってくるとか、安易な事を考えてしまうが、台北に来たら食べたいものがいろいろある。



新莊線 大橋頭(18:57)→松江南京(19:04) 1434
松山線 松江南京(19:05)→南京三民(19:11) 2316
◆大橋頭-南京三民間の電子票證20元
台北の捷運の路線が充実してきたから、比較的楽に移動出来る。さて、今回の旅行でカメラのSDカードの容量がほとんど無くなっている。過去の画像を消しては撮影してきたが、近くの電気屋に入ってカードを買う。日本語は通じないが問題ない。カメラとカードを見せて、「SDカードが欲しいんですが」というと商品を出してくれた。今まで4GBだったが、出してくれたのは16GBで、数百枚撮れていたのが、数千枚撮れる。店員がテストしたらというので撮ってみる。



問題なし。代金は138元だった。さて、南京三民の駅から出た頃から小雨が降っている。傘を差して歩いている人もいるが、このまま少し濡れながら、お目当ての店に到着する。

伝票①
人気の店だそうだが、月曜日の晩だからか、お天気のせいか知らないが、待つ事なく席に案内される。店内の席は大方埋まっている。近くの席には大学生か判らないが、20代くらいのグループが賑やかにやっている。台湾の人も飲むところでは飲むのだと安心する。お店の人から伝票をふたつ渡される。それぞれ食べたいものにチェックを入れて注文する。

伝票②

18天台灣生啤酒
麦酒は冷蔵ショーケースから自分で取ってくる。栓抜で開けてグラスについで飲もうとすると、もう料理が運ばれてきた。冷盤は早い。

四川怪味雞(小)(130元)
鶏肉に謎の緑のソースのこの料理。これを食べる為、捷運を乗り継いて来たのだ。

いただきます♪
ソースはネギ、ニンニク、生姜や辣油からなるらしい。旨くて麦酒に合うのだが、骨が多いので食べるのに一寸面倒である。

炒空芯菜
空芯菜は旨いので頼んでしまう。

小龍麵(小)(80元)

よくかき混ぜて…
これも旨い。こうゆう汁なしの麺が食べたいのだ。混雑するお店と聞いていたが、待つ事なくサッと食べられてよかった。他に試したい料理もあるし、また来ますか。代金は420元だった。ごちそうさまでした。

小龍飲食 (臺北市松山區光復南路)
捷運を乗り継ぎ、ホテルに戻る。
松山線 南京三民(20:31)→松江南京(20:38) 1304
新莊線 松江南京(20:42)→大橋頭(20:49) 1466
◆南京三民-大橋頭間の電子票證20元

小美冰淇淋とUCC BLACK(合わせて45元)
ここまで民國107年11月26日撮影
全家FamilyMartでおやつを買ってきた。明治エッセルスーパーカップ超バニラも置いてあったが、日本で買うより少し高い。冷蔵で輸送するからか。今日も台湾のアイスにした。缶コーヒーは日本産だが、日本で買うより安いくらいである。おやつを食べて就寝。


中華民國107年(2018)11月27日星期二(火曜日)。台北の定宿で目覚める。



このチャンネルの他、台湾のいくつかのニュースチャンネルが動画サイトでライブで見られる。

ホテルの廊下
エレベーターで1階に下り、フロント前を通り、「早」と挨拶を交わし、階段で地下の食堂に下りてゆく。食堂の人にも「早」と挨拶。それ位しか話せない。

自助早餐 朝食バイキング
料理を取り、ご飯をよそい、即席の味噌湯(味噌汁)を作る。いただきます。

デザートにチーズケーキ
いつも取らなかったデザートを今日は取ってみる。



朝からお菓子まで食べて満足。ごちそうさまでした。今日は食堂で他に日本人を見掛けなかったが、出ようとする西洋人が入ってきた。

Merry Christmas

フロントの側にはツリーが飾られている。

1階のエレベータ-前

快適な台北の定宿をチェックアウトする!

部屋数もあまり多くなく、静かで大変居心地のいいホテル。台北の隠れ家と言ったところ。たった1泊でチェックアウトするのが名残惜しい。

ホテルの通りの向こうの元病院の建物
ホテルから駅へは活気ある商店街を抜けてゆく。朝市のようでもある。台湾にいるのだなと感じる。食品を扱う店が多い。ふと思い、郵便局に立ち寄る。郵便小包の箱だけ購入。大きな箱を抱えて、捷運で台北駅へ向かう。到着前に自動放送で「タイペイえき」と日本語の案内が入る。中国語各種、英語の案内の中、ボソッと「なかやま」とか言われても、わかりづらい。「次は〇〇です」くらいの日本語にして欲しいものである。
新莊線 大橋頭(10:27)→民權西路(10:29) 1453
淡水線 民權西路(10:34)→台北車站(10:38) 2526
◆大橋頭-台北車站間の電子票證16元

置物櫃 コインロッカー
小包の箱など、当面要らない手荷物はコインロッカーに預けて身軽となる。さて、對號列車自動售票機(指定席自動券売機)で切符を買おうと思う。改札近くに2台あったが、2台とも使用中である。女性二人が使い方がよく判らないらしく、隣の男性が自分の手を止めて教えている。親切なのはいいが、乗りたい列車の出発時刻が迫っているので、どちらか1台を早く空けて欲しい。2台ともほぼ同時に空いた。しかし出発時刻まで何分もないからか、乗りたい列車が候補に出てこない。結局、その列車には乗れなかった。
時刻表を見て、もう一度行程を考えるが、やはり對號列車(自強號など)と非對號列車(區間車など)が別になった時刻表ではパッと見て計画が立てにくい。目的地まで行かないが、次の自強號に乗ろうか。次の自強號は悠遊卡で乗車出来る。わざわざ切符は買わなくてよい。月台(プラットフォーム)に行くと列車が入ってきた。臺北で下車する人がほとんどで、閑散とした車内に入る。窓側でも何でも座り放題である。自強號は對號列車で全車指定席という事だが、座席の指定された切符を持っていなくても、空席があれば着席出来る。もしその席の切符を持った人が現れれば移動すればよい。



臺北を出ると隣の松山に停車。駅間は長く、6.4kmもある。次の南港は通過で、臺北付近の地下区間から地上の区間に出る。汐止に停まると、次は終着の七堵である。

コインロッカーの控え ※画像の番号部分は加工しています。
コインロッカーは鍵ではなく、密嗎(暗証番号)の印字された控えが出てくる。これを無くしても大丈夫なように撮影しておく。

臺灣鐵路管理局 縱貫線 自強 108次 (七堵)
七堵に到着。下車する。



縱貫線 自強 108次 臺北(11:03)→七堵(11:32) 35PPT1019 電子票證票價30元
自強號の臺北-七堵間の票價は51元だが、悠遊卡の利用で、區間車の票價33元から1割引の料金が適用されて、30元だった。座席指定のない立席扱いとはいえ、特急に相当する自強號に22.3km、29分間乗車して約111円程とは安い。

臺灣鐵路管理局 縱貫線 七堵車站 (臺灣省基隆市七堵區東新街)

駅頭の様子!

駅は大きいが、大きな街ではなさそう。機関区とか操車場とか鉄道の重要な施設のある場所である。縱貫線、臺中線、屛東線からなる西部幹線の自強號の北側の起点に七堵はなっている。七堵-臺北間は回送に近いのか、空いていたのだろう。ついでに港湾都市の基隆まで行けばと思うが、基隆発着の西部幹線の自強號の本数は少ない。

駅構内を抜けて、反対側の出口へ…

臺灣鐵路管理局 縱貫線 七堵車站《東出口》 (臺灣省基隆市七堵區東新街)

駅頭の様子!
七堵からは宜蘭線の區間車に乗る。車内に空席はあり、腰掛ける。樹林始発の各駅停車で、臺北からも乗車出来た。七堵乗り換えとなったが、自強號で30分弱寛げたし、七堵の駅頭を見る時間もあった。區間車は七堵を出発。次の八堵まで縱貫線を走り、基隆方面と分かれて宜蘭線に入って行く。
宜蘭線 區間車 4178次 七堵(11:48)→瑞芳(12:04) 50EMA803
※八堵-七堵間は縱貫線。
瑞芳で下車する。九份への玄関口だが、今日は九份へは行かない。咖啡店にも行かない。隣の月台に急いで移動。深澳線の気動車(ディーゼルカー)が停まっている。駅員に「八斗子?」と尋ねると頷くので乗車する。車内は空いている。瑞芳を出ると、少しの間、八堵方面の宜蘭線の側を走っていたが、大きく右に曲がって分かれていく。深澳線は単線非電化の路線。かつては火力発電所への貨物列車が走り、旅客営業もしていたが、民國96年(2007)に廃線となった。それが民國103年(2014)に一部区間で旅客営業を再開。翌年、台湾を訪れた時に瑞芳-海科館間の深澳線に乗車。これで臺灣鐵路管理局の旅客線の全路線に乗車としていたが、民國104年(2015)に海科館-八斗子が延伸開業。臺鐵完乗の為、再び深澳線に乗りに来たのだ。ゆるゆると列車は走り、海科館に到着。この先が初めて乗る区間である。隧道を抜けると車窓は一変する。

海が見える! (海科館-八斗子)
この海を見るために再開区間を伸ばしたのだ。海科館から500m、2分で終着の八斗子に到着した。これで深澳線の乗りつぶし完了。同時に臺鐵も完乗。しかし臺東線の電化、高雄付近の地下化等で線路の付け替えもされている。もう一度台湾を一周してきた方がいいかも。

臺灣鐵路管理局 深澳線 區間車 4717次 [DR1000型] (八斗子)



深澳線 區間車 4717次 瑞芳(12:08)→八斗子(12:20) 45DR1029
◆七堵-八斗子間の電子票證票價20元


まだ先に線路はつづいているが…

海沿いの無人駅!

IC乗車券の簡易改札機は全駅に設置されている。

崖の祠に祀られているのは…
日本の神仏とはまた趣が異なる。

少し先で線路が遮られている!
もうこれ以上、廃線を復活する予定はないのか。後日、鐵道自行車(レールバイク)が営業することを知る。軌道上を自転車のように足でこぐ乗り物である。

臺灣鐵路管理局 深澳線 八斗子車站 (新北市瑞芳區深澳里)

駅前の通りは、国道2号 省道臺2線!
おむすびの標識が日本の国道に似ているが、台湾では省道の標識である。台湾の國道は高速公路、高速道路を指す。八斗子の駅付近には何のお店もないが、この先には飲食店もあるようで、そこへ向かうのか知らないが、列車で来た客が歩いていった。

国道 省道を渡り、海沿いの公園に来た!

他に写真を撮っている人がいたので、列車で来た人かと思ったが、駐車場のある公園で、車で来た人だった。海は鉛色で日本海を思わせる。



あんなところに釣り人が!剣呑

そろそろ駅に戻る…

来た列車で引き返さねば!
後で調べると、この先の深澳がなかなか良さそうなのだが、来た列車で引き返し、特に観光もしないのが乗りつぶしの常である。

歡迎蒞臨 基隆市 Welcome To Keelung
臺灣省基隆市と新北市との境。八斗子の駅は新北市側にある。海科館の駅は基隆市側。

もう一度、海を振り返る!

出入口は2箇所、プラットフォームの両端にあります!

海洋教育與觀光休

海洋と分かれ、この後は山間に向かう。 (つづく)