臺灣鐵路管理局 深澳線 區間車 4724次 [DR1000型] (八斗子)
乗りつぶしの旅らしく、乗って来た列車で折り返す。
DR1000型の座席
瑞芳から乗って来たのはベンチシート(ロングシート)だったが、クロスシートの車両もある。
DR1000型の車内の様子
自分の乗る車両の座席を進行方向に向け直した。スッキリして出発。
深澳線で八斗子を出発
海に別れを告げる! (海科館-八斗子)
瑞芳に停車中!
瑞芳に戻って来た。向こうに貨車が見える。いじわる貨車・いたずら貨車ではあるまいな。さて、列車は平溪線に直通する。宜蘭線に乗り換え、福隆の便當を食べる事も考えたが、このまま乗って十分に行こうと思う。深澳線ではガラガラだったが、瑞芳からの乗客で通路に多くの人が立つくらいの混雑となった。今日は平日なのに観光客が多い。瑞芳を出ると列車は宜蘭線を走り、次の猴硐に停車。地名は猿の洞窟の意だが、近年は猫で有名になっているそう。次の三貂嶺で宜蘭線と分れて平溪線に入る。三貂嶺に下車した当時、若い駅員が何故か日本語堪能だった事を思い出す。
基隆河に沿って走る! (三貂嶺-大華)
先程まで海沿いにいたのに、こんな渓流沿いを走っている。今は山中 今は浜♪の歌の如し。順序が逆で、浜でなく磯だったが。
十分瀑布付近の吊橋には多くの観光客が! (大華-十分)
十分から歩いて行くのだろうけど、十分瀑布にはまだ行った事が無い。滝の近くを列車は走っており、駅があればいいなと思う。
以前来た時にはなかった道路が!
暫く来ぬうちに変化が。
十分老街を列車が行く!
ここは街の真ん中を列車が走っている。いくつもの天燈が上がっている。
平溪線で十分站到了
十分で下車する。十分は8年前に平溪線の乗りつぶしで訪れている。
深澳線 區間車 4724次 八斗子(12:40)→十分(13:26) 45DR1035 電子票證票價27元
※瑞芳-三貂嶺間は宜蘭線。三貂嶺-菁桐間は平溪線。
平溪線も単線非電化で、十分で交換するのだが、以前とダイヤが変わっていて、交換する列車がほぼ同時に発着するのではなく、対向列車の到着まで少し時間がある。駅から十分老街まで歩いて行って、列車の通過が見られそうである。
天燈の上がる十分老街!
天燈は竹ひごと紙とで作られ、燃料を燃やして熱気球のように空へと上がって行く。三国時代、蜀漢の丞相諸葛亮孔明の考案と伝わる。平溪では農暦(日本の旧暦に相当)正月15日、元宵節の夜空に一度に何百もの天燈を上げる平溪天燈節が開催される。一度見てみたいものである。ちなみに民國108年(2019)の元宵節はグレゴリオ暦の2月19日である。
臺灣鐵路管理局 平溪線 區間車 4723次 [DR1000型] (大華-十分)
列車に乗って十分老街は何度か通過したが、老街から走っている列車を見るのは初めて。満足した。それにしても平日なのに観光客が多いが、日本人観光客が多くみられる。天燈には願い事を書いて飛ばすのだが、中国語ばかりではなく、日本語や英語、朝鮮語で書かれたものも見られる。外国人観光客が訪れるから平日でも人が多いのかと思う。
十分で昼食
8年前に利用した店を訪れる。8年前に食べられなかったものを注文する。店のおかみさんの顔に何となく見覚えがあるが、おかみさんもお客の方も、それぞれ年を取っている。
經典台灣啤酒
麦酒は8年間にも注文していた。大正8年に台湾で醸造が始まった高砂麥酒が前身という經典台灣啤酒。台湾に来て18天台灣生啤酒以外の麦酒を飲む。
牛腩乾拌麵+滷蛋
こうゆう汁なしの麵が食べたかったのだが、8年前は勝手が分からなくて汁あり(薄味)の注文している。今回は食べたいものを食べられる。ショーケースを見て煮卵を追加。思った通りの味で旨い。ごちそうさまでした。値段は失念したが200元もしなかったと思う。煮卵は10元。楽しい台湾での食事だが、これが最後のまともな食事になろうとは、この時知る由もなかった。
十分切仔麵 (新北市平溪區十分里十分街)
こんなところに、くまモンが!
駅の近くで猫を見掛ける!
臺灣鐵路管理局 平溪線 十分車站 (新北市平溪區十分街)
剪票口(改札口)と售票窗口(出札口)
他の駅でもこの図は見掛ける!
さて、十分では隣のプラットフォームへは構内踏切を渡って行くのだが、大胆にも踏切から大きく離れて線路内で記念撮影している若い女性二人を見掛ける。いくら平溪線がローカル線で運転本数が少ないからといっても、台湾でもそれはご法度である。流石に警備員が注意してプラットフォームに上がるよう促している。
基隆河に架かる吊橋
三貂嶺方を望む!
駅の方は片付いたけど、十分老街の線路内はこんな感じ。
もうすぐ列車が通るのだが…
臺灣鐵路管理局 平溪線 區間車 4726次 [DR1000型] (大華-十分)
列車は急には停まれない。事故がない事を願う。
八斗子行の列車が入って来た!
臺灣鐵路管理局 平溪線 區間車 4725次 [DR1000型] (十分)
月台は混雑していたけど、最後尾の車両に座る事が出来た。停車中に乗客が前の方の車両から移ってきて、通路に立つ人のいるくらいの混雑に。乗った車両は瑞芳から八斗子で利用したのと同じ箱だった。今日は深澳線・平溪線ではこの編成にしか乗っていない。十分老街でお昼を食べている間に、終点の菁桐へ行って戻って来たのだ。十分を出てから寒気を感じる。どうも風邪をひいたようである。列車の車内には11月でも軽く冷房が入っている。厚着をしようにも、臺北のコインロッカーに預けてしまっていて、手元に重ね着するものが無い。手持ちの風邪薬を服用する。平溪線から宜蘭線に入るとダイヤが乱れているようで列車が遅れる。思っていた列車に乗り換えれらない。
平溪線 區間車 4725次 十分(14:40)→瑞芳(15:06) 45DR1029
※瑞芳-三貂嶺間は宜蘭線。
臺灣鐵路管理局 宜蘭線 區間車 4183次 [EMU800型] (瑞芳)
瑞芳の乗り換えで、出場は出来ないのだろうが、改札掛に声を掛けて出場して厠を借りる。「謝謝」といって再入場して月台に戻る。次の列車は自強號で、降りたい八堵に停車しない。日本なら七堵-八堵間は分岐駅を通過する列車に乗車する場合の特例にありそうだが、台湾ではどうなるのか知らないので、分岐駅の八堵に停車する列車に乗車する。やはり宜蘭線の列車は遅れている。
宜蘭線 區間車 4183次 瑞芳(15:40)→八堵(15:52) 50EP802
八堵で宜蘭線から縱貫線に乗り換え
乗り換え列車が入って来ている。隣のプラットフォームで走れば乗れそうだが、体調が悪くて急げない。次の列車を待つのも辛い。普悠瑪の自強號が来た。まだ先月の10月21日に宜蘭線新馬車站で普悠瑪の自強號が脱線事故が発生。多数の死傷者が出ている。改めて犠牲となった方々のご冥福をお祈りするとともに、怪我をされた方々に御見舞い申し上げます。宜蘭線から縱貫線への曲線でかなり速度を落としている。事故が関係あるのかと思ったが、通過駅の八堵に停車したので、ダイヤ乱れによるものと思われる。とにかく再発防止を願う。
臺灣鐵路管理局 縱貫線 區間車 1208次 [EMU800型] (八堵)
動物のデザインの車両がやって来た。八堵を出発して隧道を抜け、三坑に停まり、基隆の街に入って行く。平地の少ない港町らしい地形である。列車は高雄へと続く縱貫線の起点、基隆に到着した。
臺灣鐵路管理局 縱貫線 區間車 1208次 [EMU800型] (基隆)
先頭車両のデザインはフクロウだった。基隆に来るのも8年振りだが、半地下の駅に変わっている。臺中といい、高雄といい、変貌している。
縱貫線で基隆站到了
縱貫線 區間車 1208次 八堵(16:07)→基隆(16:15) 50EMA836
◆十分-基隆間の電子票證票價34元
剪票口と售票處 いずれも民國107年11月27日撮影
北口と南口があるようで、こちらの北口の利用者は少ないようだ。元の駅舎から離れているのだろう。とりあえず、こちらの出口から地上に出てみる。 (つづく)