ご近所さんから「ゆず」をたくさんいただきました。高齢の農家の方が収穫を放棄され、
「いくらでもとっていいから」ってんで、山盛りとってきたのをお裾分けしてくださいました。
多少こすれて見てくれはよくないけど、ほとんどが「自家製ユズポン」用なので、
見た目はどうでもいいんですね。
我が家のレモンも収穫が始まっていて、今年は全体に小粒ながら、数はそこそこあるようです。
今日の和歌山市は、午前中断続的に風雨が強まりました。午後からはほぼ降りやんで、
その合間にピーマンやうまい菜などに追肥を施しました。南風が吹き込んで、気温が高く、
生ぬるい空気です。
*夕方から急に寒くなりました。天候、気温の変化が激しいですね。
お互い体調管理に注意しましょう。
キング・クリムゾンが40周年記念として新たにリマスター&エディションして再発売され続けている
旧譜シリーズ。いよいよ真打ち登場!といった感じで「太陽と戦慄」が発売されました。
新たに「K2HD MASTERING」技術も採用され、まさにいい音のための新技術がてんこ盛りです。
なにせ最初にCD化された時の音質があまりにひどくて、それに怒ったロバート・フリップ自らが
リマスターしたりして、これまでも何度か再発売された旧譜ですが、残念ながらどうも納得できるような
音には私には思えず、よほどマスターテープの音質が悪いのかなと諦めていたところ、さすがに
今回のシリーズはかなり充実した音質となっているようです。「太陽~」はまだあまり聞き込んでいませんが、
「リザード」などは特に著しく音が改善され、「こんな音も入っていたのか!」と驚きましたからね。
前にも触れましたが、私はチープな5.1CH のサラウンドシステムしか持っておらず、肝心の
DVDオーディオを再生できないのがとても残念です。どんな音が収録されているのか、
興味津々ながら、今の狭い部屋で、それなりのスピーカーを前後に配置するのはとても困難なので
半分諦めています。宝の持ち腐れなので、何とかしたいとは思いながらも、実現は難しそうだよなあ。
まだ見ていないのですが、47分ものビデオコンテンツも収録されているようで、これは楽しみです。
「動いている」 ジェイミー・ミューアを見るの、初めてなんだもの。
ところで、皆さんは「スピリット・キャッチャー」なる楽器を御存知でしたか? これについては
山荘ゆずりはのおじさんが写真付きで詳しく解説されているので、こちらをご参照くださいませ。
インディアンの楽器だと聞いたけど、私もそのおじさん手作りの簡易版?のスピリット~を
試してみましたが、一応誰にでも音は出せるみたいです。演奏というレベルではないにしても。
で、話をクリムゾンのCDに戻すと、「太陽~」に収録されている『トーキング・ドラム』という曲の
出だしとクライマックスに、何か風を切り裂くような、あるいは空気を震わせるような音が入っていて、
一体何の音、何の楽器なんだろうと以前から思っていました。たぶん、パーカッションを担当する
ジェイミー・ミューアが演じているんだと思うんですが、それがこのスピリット~なのかもしれないと、
ゆずりはで生音を聞いて思ったんです。もしかしたら間違っているかもしれないけど、
たぶんそうじゃないかしら? 曲のタイトルといい、なにか原始的なリズムを醸し出している楽曲に
ピッタシの楽器のように思えます。
『トーキング~』はとても好きな曲で、これまでも気に入って聞いていましたが、今後ますます
興味深く楽しめるかもしれませんね。
同時に買ったのは、ザ・スミスの「ストレンジウェイズ・ヒア・ウイ・カム」。こちらは30周年記念
とかで、ジョニー・マー自らリマスターしての再発売です。当時のCDも持っているけど、
たぶんひどい音だと思うので、音は良くなっているんでしょう、まだ聞き比べてはいないけど。
いい曲が多くて、当時気に入って何度も聞いていたアルバムです。これが彼らにとっての
最後のCDだったんだな。どこか風変わりで、あまりにギンギン過ぎず、シニカルな歌詞、
終始物悲しさが漂うところが私のお気に入り何でしょうね、きっと。
*しばらくして、ビデオコンテンツを見ました。(これは普通のDVDプレーヤーで再生可能)
音はともかく、映像は思ったよりきれいで驚きました。ただ、40年前当時の最先端技術らしい?
サイケデリックな画像処理が随所に織り込まれており、これはかなりのお邪魔です。
しかし、ジェイミー・ミューア在籍中の、おそらくこの他にはほとんどないであろう貴重なクリムゾンの
演奏シーンを見ることのできる、お宝映像には間違いありません。
伝え聞いていた通り、ミューアのライブ・パフォーマンスはまさに怪演です。裸身に毛皮をまとい、
打楽器の林を獲物を求めて彷徨うかのような…まさに野獣です。しかし、一見本能の赴くままに、
手当たりしだい楽器を演奏しているように見えて、実際にはこれが実に的確、寸分の隙のない
パフォーマンスは見事というほかありません。この一作だけでクリムゾンを去ったのは、本当に
残念です。
ところで、このビデオには『トーキング・ドラム』は入っていませんが、インプロヴィゼーションの
途中に、スピリット・キャッチャーらしい音色が聞こえてくるではありませんか。それを奏でている
ミューアの姿もとらえられていますが、それが悪いことにサイケデリック処理されるなどしていて、
見づらいことこの上ない。 よくよく観察すると、それはスピリット~ではなくて、ゴムひも(分銅)の
ようなものをブンブン振り回しているように見えます。ゴムを振動させるといった原理としては
同じものかもしれないけど、やっぱこれはスピリット~じゃないのかなあ??
*「ストレンジ~」聞き比べるまでもなく、非常にいい音で収録されていてとても素晴らしいです。
出だしのピアノの音が澄みきっていて、この部分を聞いただけで「これは!」と思わせます。
私も含め、当時のCDの音に不満でオーディオから離れた方も、今リマスターされるなどして
再発売されるCDのクオリティは非常に高い場合が多いようです。けっして「超高級」でない
私のシステムでもこんな音で聞けるのですから、ほこりをかぶっている古い機材を再起動させて、
新しいソフトをできるだけ大きめの音で聞いてみてはいかがでしょうか。