この日の朝はかなり冷え込んで、早朝、青い池に行ったら薄い氷が張っていました。
解けて凍ってを繰り返すうちに完全結氷、その上に雪が降り積もり白一色、近年
広く知れ渡り、多数の観光客でにぎわうようになったこの場所に、ようやく静寂が訪れます。
たぶんこの日を境に、ここに立ち寄っていないけど、その後も前を通りかかるたびに
駐車場が整備されたり、案内の看板が設置されたりで、加速度的に観光地化中…
あの日に帰りたいなあ。
【不完全結氷の青い池~美瑛にて/2009.11.06 撮影】
原則、撮影順にお届けしている秋シリーズですが、この写真は前回の北海岳編の前、
そこへ登る途中で撮ったものです。この方角(東側)だけみたらいい天気ですが、
背後(西側)は雲が広がり始め、すでに風も強くなり、引き返そうか迷ってる最中ですね。
北海沢付近をほぼ見渡しています。右奥のカタツムリみたいな山容が黒岳、
その左手の小山が桂月岳です。
それなりにいい斜光が差して、陰影もついてメリハリがありますが、惜しむなくは
ナナカマドの状態が良くないことですね。一番手前のナナカマドが顕著で、
この時点ですでに色づいていたものは、こんな感じで枯れたようにチリチリなのが
圧倒的に多かった。しかし、まだまだ青々した葉もあり、もしかしたらこの先、
良くなる可能性があるかも… 少しは希望を持てるかもしれないかなと思っていました。
下山後、YHなどでの情報交換の際、「黒岳に行ってみたら」と私は勧めていたのですが、
皆の反応は鈍く、懐疑的でした。この時点で黒岳に登っていた方は、ナナカマドの状態が
よくないことはわかっているのですから、すっかり見切りをつけて、このあとは
まだ紅葉が進んでいない、これからの赤岳や緑岳に望みを託したのは無理もない話です。
しかし、私の言う黒岳とは、七合目からの斜面だけではなく、北海沢や雲の平も含めてのことで、
ナナカマドはまだ色づいていないものも多かったし、なによりチングルマなどの草紅葉がきれいで、
このあと期待できそうに思っていたのです。その後、20日(月)にここを訪れた方には、
「黒岳(北海沢)がよかった!」との報告を聞きました。銀泉台(赤岳)から縦走したようですが、
本来の目的だった赤岳よりもこちらの方がよかったというのです。やはり可能性はあったのだ…
もしかしたら、この秋、大雪山中で、一番紅葉が良かったのは黒岳周辺だったのかもしれません。
実際、全部を自分の目で確かめたわけじゃないんだけど、悪い悪いと言われた中ではね。
テント撤収後、管理人さんにごあいさつ、「もう登ってこないの?」と聞かれたのですが、
「いや、実はかなり後ろ髪引かれる思いなんですよ。たぶん、もう一度戻ってきます。」と
答えた私。20、21日といい予報が続いていたら、テント担いで再び登り返したでしょうが、
残念ながら、21日は予報悪く、「日和見主義」の私は山泊を断念せざるを得ませんでした。
下山したら「おとん、まっしぐら~」で上川の あさひ食堂 へ。船の上から北入り後にかけて、
コンビニ弁当か山用食料の類しか食ってなかったので、やっとグルメにありつける~。
なにわともあれ、おとん満足、これも私にとっての「北海道」ですからね。
*第一部の「黒岳テント泊編」、ようやく終了です。疲れた~また休養が必要やね。
しかし、お待たせしたその割に、内容はいつもと変わらない、お粗末さまでござんした。
*今日は暖かかったですね! 4月並み? スギ花粉も本格的に飛び始めて、さあ大変。
赤石川セッションを終えRさんと別れ、北海岳へ向かいます。
先に述べたように、昨日までの穏やかな天気は一変、北西の風は時間を追って
強まるばかり、雲(ガス)が風にのってどんどん流れてきます。
北海岳の登りはそれなりにきつい上、天気もあまり良くないようだし、何度も
「もうやめよう」と思いながらも、牛歩の歩みで登っていきます。
稜線に出たら吹き飛ばされそうな強風! ものすごく久しぶりに北海岳の山頂を踏みますが、
標識にさわるのがやっとで、休憩することもできず、大慌てで白雲岳方面へ下ります。
ほどなく北海洋さんに指南された現場へ到着です。北海岳が壁になっているとはいえ、
強い風が絶え間なく吹きつけます。しかも、流れてきた雲が同じ場所にかかり続け、
目的の場所(撮影場所)になかなか陽が当たりません。それでも待っていると時々
雲の切れ目から陽が差す瞬間があって、その一瞬の隙にシャッターを切りました。
風でぶれないように、シャッタースピードはやや早めに設定しています。
風の強い晴天なのに、トムラウシがややモヤっている(霞んで見える)のが残念。
左手のシルエットが白雲岳。もう少しチングルマの紅葉の密度が高かったらさらに良かったけど、
この構図で撮ったのは初めてだったので、その点「良し」としましょう。
ほぼ同じ場所で、逆側を撮ったのがこの写真。チングルマの密度はこちら側の方が上。
中央右の鋭鋒は烏帽子岳。右端が赤岳。この構図の写真もまったく初めてなのでよかった。
写真ではわかりませんが、この瞬間にも、絶えず強風が吹き荒れています。
結局、光待ちなどで粘ったので、ここで1時間以上撮影にかかってしまいました。
衝動買い的に購入した EOS5Dマーク2 ですが、これをメインカメラとして使いこなすには
いくつかハードルを越えていかねばならないようです。フィルムからデジタルへの移行ですね。
買い増さねばならないものもあるし、パソコンやデジタルの知識ももっと必要かと思われます。
とりあえず、自分の混乱した頭を整理するためにも、今の時点で疑問に思っていること、
それに買い足したい周辺機器のことなどをちょっとまとめてみました。
なお、私信では東京のHさんから度重なる「遠距離通信講座」をしていただいて、
なかにはずいぶん疑念が晴れたものもありますが、それも含めて書き連ねます。
1:レンズは純正がいいのか?
これまではタムロンの標準ズームがメインでしたが…
2:CFカードはどれくらいあれば容量が足りるのか?
今のところ、8MB×1 1MB×3枚 あるけども…
3:バッテリーの予備は必要か?
30Dを使っての感想では、思った以上にバッテリーの持ちはいいようですが…
4:フォトストレージは必需品か?
パソコンで代用されている方も見かけますが…
5:手動でのセンサークリーニングは必要か?
マーク2には「オートセンサークリーニング機構」があるけども十分じゃない?
6:RAW撮影が基本か?
Jpeg を併用する意味はないのか?
7:とすると、ピクチャースタイル等、カメラ本体での設定はすべて無視できるのか?
「オートライティングオプティマイザ」もOFFにしてしまったけど…
8:ISO感度はオートがいいのか?
フィルム時代の慣れで、「100」に設定してみたけれど…
9:RAW現像後の写真の整理はどうしたらいいの?
DPPをうまく使いこなせるかな?
10:写真はどのように保存するか?
これまではフィルムがあったので、細心の注意を払っていなかったけど…
11:デジタル一眼はあまり絞らない方がいいって聞いたけど?
フィルムではかなり絞り込んで撮影することが多かったので…
まだまだ細かいことは多々あれど、大まかには以上の事柄かな?
次回大阪に買い物に出かけた際には、とりあえず予備のバッテリーと
CFカード、センサークリーナー用品等を購入したいと考えています。また、今後、
各項目についての考察記事が登場してくるかもしれません、よろしくお願いします。
時間を追って何枚かシャッターを切り、その中から二枚だけスキャンしたので、掲載します。
肉眼では手前の川の周辺や黒くシルエットになってしまっている山のあたりも、
もっと明るく見えているのですが、こちらを適正露出にすると背景の朝焼けは
白トビしちゃうでしょうから、これが限界なのかなあ?
説明しないと川であることがよくわからないですよね? 実際はそれなりの水量で
勢いよく水が流れているのですが、これじゃまったくわかりません…
もっと東の空が焼けたら、違うイメージになっていたんだろうか?
Rさんは思い通りの写真が撮れたのかなあ? RさんのHPを拝見しても、この時の写真が
掲載されていないところをみると、納得した写真は撮れなかったのかもしれません。
このあと右の山端から太陽が姿を見せます。しかし、太陽光が直撃、それに対応するような
フィルターも持っていないので、撮影はここまでです。
これは中州での撮影終了後、別の位置から川の流れを大きく入れて写したもの。
左の山が黒岳です。
年賀状、三等当たりました! 初めてです、うれしいなあ。
引き換えに行ったら、30品目くらいある中から選ぶことができて、
住所を書かされたりで、けっこう時間がかかりました。
宝くじでそれなりの金額が当選した時も、こんな感じなんでしょうか?
経験したことないけどさ。
選んだ商品が届きました。ユーハイムのバームクーヘン、3000円相当くらいかな?
年賀状を送って下さった、高松市の旅仲間さん、おおきに、ありがとうございました。
当選番号は 8363 の4ケタ。ということは、1万分の1の確率?
仮に毎年200枚年賀状をやりとりするとしたら、50年に一度。
100枚なら100年に一度の「珍事」ということでしょうか?
すいません、数学が苦手で、確率もさっぱり、間違ってたらごめんなさい。
そうだとしたら、一生に一度あるかないかってことですよね。
おそらくは今後二度とこの幸運を味わえないのかな?
宝くじはもちろん、年賀状の1等や2等もそうそう当たらんはずやわなあ。
でも、そうはいっても来年、年賀状の当選を確認する時、今まで以上に
期待している私の姿が、容易に想像できそうですね。
*ニュージーランドで大きな地震の被害が出ました。行方不明者の中に
和歌山の方のお名前もあり、消息を案じ、心配しています。
数日前も和歌山で震度4の地震があり、和歌山市でも震度2を観測、
大きさの割に、下から「ドン!」と突き上げるような、強い揺れを感じました。
和歌山市付近には元々大きな活断層があり、今日の朝日新聞だったかに、
今後30年のうちに震度7以上の地震が起こる確率が14%と出てました。
すぐにでも逃げ出したいような数字ですが、住めば都、諸々しがらみもあり、
そう容易く、ふるさとを離れることも難しそうですし、地震大国ニッポンに
「完全に安全な場所」って、そんなにはないような気もしますしね。
和歌山市の活断層はたしか1100~200年くらい動いていないとかで、
宝くじが当たるかどうかくらいの確率で、もしもその大地震に遭遇したとしたら、
「おめでたい」と諦めるしかないもしれないね。もし被災後に生き延びていたならば、
その感想をお聞かせしたいと思っています。
14日(火) 早朝、起床、身支度をし始めていたら、石室に泊っているRさんが
わざわざ誘いに来てくださった。星空、晴れ渡り、天気は申し分ないようですが、
やはり本日も冷え込みは、この時期としてはそれほど強くないようです。
赤石川まではダラダラとゆるやかな下り坂、15分程度で着くので、そんなに
慌てなくてもいい。トイレなど用を済ましてから、二人で出かけます。
Rさんが昨日下見しておいたという川の中州に三脚を立て、スタンばります。
この時期はちょうど川の正面、山と山の間から朝日が昇るらしくて、
それを狙うんです。私自身こんな写真はこれまで撮ろうとしたこともないので、
どんな風に撮ったらいいものかイメージがわいてきません。
両サイドの山が真っ黒なシルエットになるし、正面は夜明けを迎えるにつれ
ますます明るくなるし、明暗の差が大きく、露出も難しそうです。
「露出計を貸してあげようか」とRさんが言ってくれたけど、丁重にお断り、
だって、露出計って使ったことないんだもん、お恥ずかしい話ですが。
基本的にはカメラ任せ、あとはいつものことながら適当に微調整します。
さらに、天気もこれまでとは少し趣が違うみたいで、風がだんだん強くなってきて、
西(旭岳方面)からガスが流れ始めました。昨日までは朝のうちはほとんど雲がない、
安定した晴天だったのですが。強い西風が大雪山ぶつかって雲(ガス)ができる
パターンなのでしょうか? しばらくすると旭岳の山頂などもガスに巻かれ、
見え隠れしだすようになりました。
上の写真は早い時間帯に写したものですが、上空漂う雲は、西から強い風に乗って
流れてきたガスです。東方面はほとんど雲がなかったので、かえってこの程度の
ガスがあった方が変化がついておもしろいかもしれないと思ったものの、
このあとしばらくして、このガスは消えてしまいました。
左の山が黒岳、右下に光っている川面が赤石川です。
前にも述べたことがあると思うが、私は基本的に着るものにはあまり執着心はなく、
特にふだん他人からは見えない「下着」に関してはかなりルーズな方だろう。
靴下の足先に穴があいていたり、パンツのゴムが伸びてきっていたりなんてのは、
一部の特別な「勝負下着」を除き、日常茶飯事だ。それで「ふだん」はいいとして、
たまに靴を脱いで座敷に上がらされる食堂や、病院の診断などの際に赤っ恥をかくことになる。
たいていは事前に察知して、「少しでもマシそうな」ものを身に着けるようにはしているのだが…
さて、このところ、手持ちのパンツのレベルが全体に低下し、騙しダマシ履き続けていたものの、
ついに許容限界を越え、久しぶりに新品を買い足すことになった。基本的には消耗品であり、
今時の子みたいに、わざわざズボンをずらせて大衆の面前に下着をさらけ出す趣味はないので、
それなりに上質で丈夫そうなものが、できるだけ安く手に入るに越したことはない。
「安い」で真っ先に思い浮かべるのは ユニクロ かもしれない。ところがどうも私は
「ユニクロ体系」ではないらしく、過去何度かこの会社の製品を利用してみたが、
うまくフィットした試しがない。これはもう随分前の話なので、現在は少し事情が
変わっているかもしれないのだが。
逆に、私と相性がいいのは 無印良品 。肌着(シャツ)、パンツともに、このところほとんど
同社製にお世話になっている。中国での生産だが、デザインや縫製も問題ないし、
値段もまずまずお手頃、しかも、サイズが私にドンピシャなのだ。
で、先日、久しぶりに無印~でパンツを購入、さっそく履いてみたのだが…
サイズが合わない… 小さいのだ。履けないわけではないが、全体にきつく、
大股を開くと「ピリッ」とお尻のあたりが破れそうだ。夏なら、それはそれで涼しいとしても、
この寒空にはつらかろう。
なぜ今回は? それで思い出したのは、売り場に「サイズを見直しました!」のポップが
あったこと。それに気づいてはいたが、まさか自分に関係しているとは露にも
思わなかった。全体にサイズを小さめにしちゃったのか? これまで
無印~とは相性がいいと思っていただけに裏切られた気分だ。「無印よ、お前もか!」
ということは、次に買うときは「LL」の方がいいってこと? パンツのLLサイズって、
いかにも「デカパンさん」みたいでやだよ。まあ、「オッサン化」が進行する一方なのは
まぎれもない事実なんだし、いまさら無駄な抵抗、若ぶろうとしても遅いけど。
しかし、本当にサイズ見直しだけが原因なんだろうか? 昨夏以来、体重が高止まり、
腹周りもだいぶサイズアップしている。昨秋、年明けと、体調を崩していた時期もあったけど、
不思議と食欲だけは落ちなかったもの…
この上、LLサイズのパンツを履いて、これまで以上に腹周りに余裕が生まれると、
安心して食べまくり、胃袋の許容量アップ、ますます大きなお腹になりそうな気配だ。
Lサイズのパンツを履き続けていたら、そのうち生地がくたびれ、伸びて、ちょうどよくなるか?
パンツのサイズに合わせ、お腹を引っ込め、お尻をシェイプアップ! 言うは易しのダイエット。
え~そうこうしているうち、次回のタイトルは、「LL or LLL」と相成りまする…
見頃、咲き誇っている白い サクラソウ 。
まだまだたくさんつぼみをもつ クリスマスローズ 。
咲き始めた スイセン 。これからが本番です。
*今日は雲がない快晴、いい天気でした。このところ色々細々用事があって、
なんだかんだと忙しい、やりたいことがいっぱいあるのに、休みの一日ってあっという間に
終わってしまう。誰か代わりにお仕事へ行ってくれへんかいな?
本日やっとEOS5Dマーク2用のソフトをインストールしました。ZoomBrowser EX など
ふだんよく使うソフトもバージョンアップしているようで、ちょっと戸惑いました。
性能アップ?反応が早くなったようです。
洗車もしたいけど、なかなかできないよ。先日のドカ雪が積もった際に、たまっていた汚れを
一緒に引き連れて流れ落ちたようで、一見きれいになった車がうれしい。そういえば
思い出したけど、乗車する時に、積もった雪を払い落す「ブラシ」がないことに気づき、
唖然としてしまった。雪国で冬、レンタカーを借りたら、必ず装備されている備品ですが、
私の車には「当然」積んでません… 仕方なく、手袋をしたまま手で払いのけたけど、
冷たくて、しかも固まった雪が重く、難儀しました。5センチくらい降り積もっていたからね。
今日の暖かさからは信じられない話です、ほんのちょっと前の出来事だったんだよなあ。