「復活のボツ写真シリーズ」 その5
夜明け前、ヒサゴ沼に張ったテントを出て歩き始めました。
隣のテントのプロカメラマンはすでに私の先を行き、あとを追いかけます。
化雲岳方面へ向かう雪渓は、朝の冷え込みでツルツルに凍りついて、
難儀しながら登り続けます。
雪渓途中で朝焼けが始まり、私は諦めて、ここで三脚を立てて撮影。
しかし、プロカメラマンはそれには目もくれず先を急ぎ、私の視界から消えました。
日の出と同時に、雪渓上に霧が湧きあがり、幻想的です。
すると、突然、その霧の中から、歓声が聞こえてくるではないですか!
男女5.6人のパーティ、どうやらこの付近でビバークしていたようです。
「ちょうどいいや、被写体に使っちゃえ」と、彼らのシルエットを入れて写したものの、
現像してみるとイマイチわけがわからない写真だったので、ボツにしていました。
日が暮れてからテン場に戻ったプロカメラマン、「撮りたかった写真が撮れた」と
満足そうでした。どんな写真だったのか… 今でもとても気になるのです。
【霧の中からアイアンキング~化雲岳・ヒサゴ沼間の雪渓上で/2001.07.14 撮影】
谷山浩子さんの「紙ジャケット・シリーズ・第二弾」、全9枚を買ってきました。
それぞれに好きな曲は入っているけど、この中で一番完成度の高いアルバムを推薦するならば、
『ボクハ・キミガ・スキ』ですかね。のちにベスト盤的なアルバムに収録される「約束」「不眠の力」
「パジャマの樹」「COTTON COLOR」「海の時間」などはもとより、選からは漏れている
「ボクハ・キミガ・スキ」「催眠レインコート」「心だけそばにいる」などなど、佳曲ぞろいですよ。
(次点は『水玉時間』かな? 曲が粒ぞろいで、録音の状態がよく、音もいい)
歌詞カードなども、よりオリジナルに近く復刻されているので、それだけでもこの紙ジャケシリーズは
「買い」だと思いますが、一番の特徴は「ブルースペック・CD」を用いた高音質CDである点です。
が、残念ながら、特にこのシリーズ用にリマスタリングなどは施されなかったようで、私の貧弱な耳では
それほど大幅な音質アップは、一聴しただけではわかりませんでした。それで、今回発売された中では
最新盤でもある『ボクハ~』の新旧盤を集中して聞き比べてみました。
結果は…やはり「耳からうろこが落ちる…」というほどの明瞭な違いはありませんでした。
しかし、音質がアップしているのは確かで、たとえば1曲目の「ボクハ~」の2番に入って
うねるように加わるベースが明らかに迫力を増しているし、その他の細やかなインストルメンタルも
よりクリアーな音になったようです。ただその差は驚くほどではなく、10点満点でたとえると、
旧作が6点で、新作は7点くらいでしょうかねえ。
次の第三弾は、より近代の作品になるので、ここでもう一度聞き比べをやってみましょう。
*このところ新聞に山下達郎さんのインタビューが掲載されていまして、今日はアナログから
デジタルへの移行期、機材などがすべて入れ替わってしまい苦労したとの内容でした。
山下さんのような完璧主義者は、当時思うような音作りができずに大変だったのでしょう。
CDの黎明期~普及期を経て、デジタル技術の革新が進んで、最近発売されるCDは
当時とは比べ物にならないくらいいい音になりました。
そういえば、ピンクフロイドのオリジナル盤がリマスタリングされて、再発売されるようです。
手持ちの『原子心母』などは音が悪くとても不満だったので、これは間違いなく買い直すことに
なるでしょう。
台風の遠い影響もあり、このところの不安定な天候はまだ続いているようです。
今日の和歌山市は午前中は快晴に近いお天気でしたが、山沿いから発生した入道雲が
午後には海岸部まで広がり、パラパラと一時弱い雨が降りました。
リトルミントに陣取ったカマキリ、羽が生えそろい、成虫になったようです。
こちらの方がより保護色が効くと考えたのか、横の緑のポールに場所を移していました。
自分の容姿とまわりの状況を完全に把握しているようです。
近々、より今の自分に適した草木に、陣地を移すかもしれませんね。
背丈のある黄色い花で見つけたカマキリ、こちらも成虫の姿です。
サイズは先ほどのものより、ひとまわり小さいように思います。
先日まいたラディッシュの種がもう発芽しました。さすがに気温が高いと早いですね。
次の休みには間引きせねばならないようです。
このところ不安定な天候が続きますね。
和歌山市も昨深夜雨が降ったようで、朝、路面が濡れていました。
起きた頃には雨も上がり、買っておいたラッキョウの球根を植え付けてしまいました。
これは仮置きして、間隔を確かめているところ。ちょうど一畝分使ってしまいました。
ラッキョウを植えるのは7,8年ぶりくらいでしょうか? 以前は一年で掘ってしまいました。
今回の球根の説明書には、「二年掘りが一般的で、その方が品質が良くなる」とあります。
二年置くとより分球が進み、小さめのがたくさん収穫できるようです。狭い敷地で二年間場所を
占有されるのはつらいのですが、今回は二年掘りに挑戦してみましょう。
ラッキョウは丈夫で手間がかからず、育てやすい野菜なので、ビギナーにもおすすめですよ。
もう一畝とプランター(カゴ)には、残っていたラディッシュの種をまきました。この時期は、
「敵に塩を送る」だけになってしまうかもしれませんがねえ。
シャワーで汗を流し、ひと休みしていたら本降りの雨に。今日に関しては、いい塩梅に作業を
終えることができたようです。
オクラの葉に蛾の幼虫が二匹いた。もう収穫も最終盤なので、少々食べられてもいいんだけど…
*出かけたついでに、市内の好日山荘に寄って、山用の食料を買い足そうと思いました。
が…アルファ米(白飯)がまったく棚に並んでいません! かろうじて、赤飯のみ
在庫がありました。どうもアルファ米の供給はまだまだ不安定なようで、不定期にしか
入荷しないらしいんです。この夏山に行かれた方々は、皆さん、苦労なさったようですよ。
夏前にお店に行った時には、たまたま普通に棚にあったので、油断してしまいました。
もう少し多めに買っておいたら良かったなあ。念のため、レトルトのご飯を少し準備しておくかな。
新製品? なのかな。スーパーで目についたので買っちゃったけど。
じゃがビーのバターしょうゆ味。
またひとまわり大きくなった蜂の巣。たぶんこれで完成型。
アシナガバチの仲間だと思うけど、かなり大型の種類で、迫力あり。
撮影直前、エサをゲットして食べていた、リトルミントのハラビロカマキリ。
反り繰り返った腹の裏と葉の裏の模様、色がとてもよく似ていて、ちょっと目を離すと
次に確認するのに手間取るくらい景観に溶け込んでいる。
こちらはアジサイの枝で擬態するハラビロカマキリのオス。この間玄関にくっついていた奴で、
よほどその場所が気に入ったのか、しばらくご滞在。ただ、開け閉めの際に挟まれないか
ちょっとハラハラしていたのです。ようやく少し移動して、すぐ横のアジサイへ陣取ったのはいいけど、
花はすっかり終わっているし、ここでエサを確保できるかなあ?
今朝、少し雲が多めだったので、畑の片づけをしてしまいました。プランターのひとつからは
カナブンの幼虫がワンサカ出てきて、キュウリが早期に枯れてしまった原因のひとつかもしれません。
1時間ほど作業したら汗まみれ、クタクタ・バテバテです。夏バテで、体力相当落ちてるなあ。
午後からはゴロゴロして過ごしてしまいました。
一時の不安定な天候を脱した関西ですが、それ以来厳しい残暑が続きます。
今日も暑かったね~ もうバテバテ。
早朝墓掃除に行ったあとは、野外作業は差し控え、屋内でゴロゴロして過ごしてしまいました。
しかし、朝夕少し秋の気配を感じることもあり、日暮れも徐々に早くなってきました。
今夕、見事ないわし雲(うろこ雲)が空を覆った和歌山市です。
♪ 二人が座る 間を割いて 涼しい風が走る
夏が終わると知らせるみたいに 空にはいわし雲
もう一度秋が来る 君と二度目の秋が来る
今日も港は大漁だよと 誰かの受け売りで
きみが得意に話をしたあと 僕が頷くのさ
もう一度秋が来る 君と二度目の秋が来る
(いわし雲/詩:天野滋)
*NHKはどんな契約しているのか知らないけど、よくもまあ、ジブリのスタジオ内部に入り込んで
取材しているね。おかげで、「ポニョ」も「アリエッティ」も「コクリコ坂」もまだ見ていないけど、
気分だけはすっかり見た気になっちゃってるよ。宮崎吾朗さんの監督になったいきさつも今回
初めて知りました。七光なのは間違いないけど、受け継いだもの、持って生まれたものは
あるのかもなあ。コクリコの出来が良かったらいいのにね。番組のナレーションは石田ゆり子さん。
いいねえ。
先日の「家族に乾杯」の海外編でもゲスト出演されていて、最初見る気はなかったんだけど、
つい最後まで見ちゃったよ。いいねえ。
久しぶりに布団を干して、さらにベットカバーを洗濯、マットレスなどを外してベットの下に
掃除機をかけ、風を通しました。年に二回位はベットの下を掃除したいと思っているけど、
これもなかなか面倒なので、あれこれ言い訳つけてはつい先送りしてしまいます。
本来は春先の恒例行事でしたが、今時はこの時期、花粉や黄砂が大量に飛び、
大きく窓を開けるのもはばかられ、タイミングを逃してしまうんですね。
二日前だったか、和歌山市も久々に雨が降って、土埃の飛びにくい、いい条件だったかも。
台風の遠い影響か、このところ不安定なお天気が続いたけど、今日が一番安定していたかな?
その分暑さは厳しく、畑の土を整理するのはパスして、先延ばししちゃったけどね。
アオスジアゲハですね。うちの庭にも時々姿を見せますが、せわしく飛び交ってすぐ去ってしまうので、
写真を撮ったり、じっくり観察できる機会は少ないんだけど、リトルミントがとても気に入ったとみえて、
人がいるのも気にせずに、今日はずいぶん長い間滞在して花粉を楽しんでいました。
クマゼミ。鳴かなかったところをみると、どうやら卵を産みに来たメスのようです。
当初この夏はセミの鳴き声が少ないと思っていたけど、約半月くらい遅れで、今絶好調みたいですね。
オクラの花。同じものを別角度から。
今日は二輪咲きました。こちらの方がやや小ぶり。明日またひとつ収穫できそうですね。
玄関の桟に出てきたたぶんハラビロカマキリのオス。成虫寸前の大きさ。
サルスベリにいたこちらはメス。
これはリトルミントで。反り返った腹の形、色が葉とよく似ているので、一見、見分けがつきにくい。
他の昆虫たちには恐怖の擬態。
無視するように一心不乱にリトルミントの花を食すオンブバッタ。
え~っと、昨年の秋の大雪山、「第二部・白雲テント&避難小屋泊編」が
未完に終わっていたので、遅ればせながらこのたび、フォトチャンネルに写真を
掲載してみました。旅行記風にこまごま書くと、あれやこれや書きたいことが
いっぱい出てきて、とても話が長くなり、書く方も読む方も大変やもんね。
詳しくはフォトチャンネルをご覧いただくとして、昨年の大雪山の紅葉は
何年かぶりに出来が良くなくて大変でした。前篇はそれをできるだけ誤魔化して
撮影したもの。後篇はそのネタばらしみたいな感じです。
もう一カ月もすると、日本一早い紅葉がボチボチ始まるんやねえ。
今年はたのむで~ 期待しております。台風よ北海道へは近づかんといて!
そして何物にも邪魔されず、例年通りお休みがとれますように。
♪ 朝の街角 つぶやいた白いサンダル
ひとりの夢が はじまる時
朝の街角 ショーウィンドゥにうつる私の顔
星くずの中から 生まれた 今
歌いだせ世界 私のまわりで
かけめぐれ風 朝の窓 朝のこずえを
ひろがれ 海の彼方へ ひろがれ雲の彼方へ
ひろがれ 世界の果てへ 世界の世界の果てへ
(朝の扉をひらく時/詩:谷山浩子)
「金の成る木」にアシナガバチが大きな巣をつくりました。
これは吉兆? サマージャンボ買いに行こう。
あっ、間に合わなかった。
アジサイの葉で羽化したセミの抜け殻。たぶん、今朝方。
今、うるさいくらい響き渡っている鳴き声のひとつが、君のかも。
リトルミントは花期の長い花だなあ。
いい場所に陣取っているカマキリくん。