「復活のボツ写真シリーズ」 その11
このところ7月上旬の北の旅では、あまり天気に恵まれていないこともあり、
美瑛でジャガイモの花のきれいなのは、しばらく見ていない気がします。
わざとあまり花の咲かない品種に切り替えているという話も聞いていて、もしそれが
事実だとすると、この先ますます盛り上がるように咲き誇るジャガイモの花を見る機会が
なくなりそうでさびしいですね。
さて、この写真は、左手のジャガイモ畑を撮影したついでに?写したものです。
農家の女性二人が土かき(草取り?)をしているのに気がついて写したのですが、
元々私の写真にはほとんど農作業中の方を写したものがありません。
これまでも、作業風景を同時に写し込むことで雰囲気のある写真になりそうな場面は
もちろん何度もありましたが、一心不乱に作業する方々にお気楽旅行者が
安易にレンズを向けるのはとても失礼な気がして、実施していなかったのです。
まあ、この距離ならと、かなり遠慮がちに写したのはいいけれど、やはりここまで
離れてしまうと、「逆効果」にしかならなかったようで、当然のごとくボツ写真に…
いつの日か私が名の知れた写真家になった時には、気軽に撮影に応じていただける
のかもしれませんね。
【NOVA・NOVA~美瑛にて/1999.07.10 撮影】
谷山浩子さんの紙ジャケシリーズCD・全巻購入特典のオリジナル特製ボックスが届きました。
このボックスがほしくて全巻そろえたわけじゃないんだけど、やっぱりうれしいよねえ。
過去のアルバムジャケットの写真や絵をちりばめたデザインはなかなかシックだし、
しっかりしたつくりですよ。
ところで、次に、デビュー40周年記念の2枚組ベストアルバムの発売が予定されています。
タイトルは「花とゆめ」(んっ?どっかで聞いたことあるような…)、全33曲収録予定です。
前回の「白と黒」と対になるような構成で、1曲もこれとは重なっていないで選曲されています。
『骨の駅』なんて渋いのが収録されていたりでおもしろいなあ。でも私としては同じアルバムから
『天の貝殻』も選んでほしかった、これ好きなんです。なんて、それぞれ思い入れはあるでしょうが、
膨大な曲数からの選曲は大変な作業でしょう。
ブルースペックCDで、「オリジナルテープよりリマスタリング」とあるので、音質的な差別化が
どれくらいはかられているのかも気になるところ。発売は4月25日(水)です。
ちょっと大げさに言うと、「よくぞ最後まで無事に旅ができたなあ~」ってところかな。
雪の影響はある程度覚悟して、それなりに余裕ある行程にしていたものの、
一番心配していた北上線が不通になったと聞いた時には、さすがに動揺しました。
本数が少ないからねえ。でも、途中で立ち往生したのではなく、始発から運休が
決まったことで対応が早くて、結果的に最低限の影響で収まって助かったのかも。
しかし、列車って昔からこんな頻繁に運休しましたっけ? 暴風雪なら仕方ないとして、
少々雪が降った程度でねえ。よく言えば「より安全運航に配慮しているから」とも
とれるけど、勘ぐって「いっそのこと取りやめた方がコスト面で安く済むから」とか、
「除雪体制をケチってるんじゃ」とか思ってしまうのは、ちょっとゲス過ぎるかしら?
路線網が広範囲にわたるJRは、他路線の事故が伝染するようで、天気が良くて
まったく運行には差し支えのない羽越本線の特急も遅れたし、列車のやりくりがつかないのか?
鈍行の一部が間引き運転されていました。
直接私には影響なかったけれど、上野に着いたら常磐線が事故で不通になっていたし、
新大阪に帰りついて地下鉄に乗ろうとしたら、火事騒ぎで一時運行が見あわされていたらしく、
運行再開されてはいたけれど梅田駅は通過… 沿線でも一番乗降の多い駅のホームが無人…
これも初めての経験でしたよ。まあ、最後の最後まで色々あったんですね。
今回もきたぐにが運行されるかどうか微妙だったので、少し前から気になってJRの運行状況を
しばしば覗いていたんですが、雪の影響はある程度仕方ないとしても、その他諸々の
理由で正常運行出来ていないことが多いのには少々驚きました。全国津々浦々、
路線が張り巡らされたJRでは、日常茶飯事何やら問題が発生しているんだなあという印象。
当たり前のように通常に列車が運行されているありがたさを、しみじみかみしめたいですね。
以前は一度旅だったらほとんど情報は得られなくて「浦島太郎状態」で帰宅したものですが、
昨今はそうでもないようです。先の「日本海」の向かいの席の親子連れは、タブレット?って
いうんですか、15インチくらいのディスプレイを持っていて、それをスマートフォンとリンクすると
ネットの端末として使えるとかで(理屈を説明してもらいましたが、いまだチンプンカンプン)、
留守番の奥様とテレビ電話していたのにはまことに驚きました。(ちなみに私も、向かいの席の
おとんちゃんです、お世話になってます! と奥様に間抜けな御挨拶させていただきました)
20年前、頻繁に列車で旅していた頃とは、隔世の感があるよね。
私はそんなに鉄道には詳しくないし、「パン下」ってお得な寝台のこともマロに
教えてもらわなければ知りませんでした。さらに言えば、「日本海」や「きたぐに」が
なくなるって話も、先のカニツアーの時に聞いて初めて知ったって程度なんです。
「この冬はのんびりしよう」と考えていましたが、大阪発の定期夜行列車がなくなるって聞くと
いてもたってもいられなくなって、急きょ、旅を計画して、休めるよう画策しました。
きたぐにはあまり馴染みのない列車でしたが、たまたま「パン下」がとれたので、
俄然行く気満々になりました。パン下、気に入りましたよ。なんていうかな、
山小屋の二段ベット(蚕棚)並みの移住性は確保できて、ちゃんと座れるので
飲み食いもできます。真の三段式だと天井が低くて、ほとんど寝るだけだからなあ。
ただ、パン下のある8号車は禁煙車じゃなくて、その点だけ心配していたんだけど、
喫煙はデッキだけに限定されるので、煙害はほとんど気になりませんでしたよ。
しかし、きたぐにのつくりは全体にチープ、味があるって言い方もできるでしょうが、
乗り比べると、あの日本海がものすごくゴージャスだったのではと勘違いするくらいにね。
大昔、青森行きの臨時夜行列車に乗った時に三段式の寝台だったけど、寝台の向きが
日本海などの二段式と一緒だった。たしか途中で中段のベットがメイクされたような
気がするんだけど、記憶違い?? 下段のベットに皆が座って向かい合ってお喋りしたと
思うんだけどなあ。最初から三段だと、とても狭くて、座るなんて無理だよねえ?
あんな列車、今でも走っているんだろうか?
帰路は新幹線を乗り継いで、東京で用事を済ませた以外はノンストップで関西へ。
今後ますます新幹線網が発達して、予想以上の早さで遠隔地へ行けそうで、
まあ、それはそれでメリットがあるとしても、きたぐにみたいなのんびり列車、
残しておいてくれてもいいんじゃない? 急ぐばかりが旅じゃないよね。
先の親子連れのようなハイテクを駆使する若い世代も、我々ローテクのオッサン世代も
同時に引きつける魅力があるのは間違いないと思います、本当に残念。
東北や信州はさらっとうわべだけ旅した程度で、これまた詳しくない私です。
今回のグルメネタのほとんどは、ブレイン・東京のHさんからの御指南、入れ知恵でした。
Hさん、どうもありがとうございました。
♪ 道が分かれ 右左 いつも いつも いつも同じさ
足跡少ないほうを 選ぶとしようか
都会の静か 森の静か どこか どこか どこか違うよ
生まれてから今まで 気付かないでいた
束縛されない 時間を食べて 時計の針を 忘れてしまおう
街の人と バスに乗り込み 本当の風を 感じるさ
(チケット握りしめて/詩:天野滋)
一枚の切符で買えたのは米原まで。そのあとは重複区間、別に切符が必要でした。
別にキセルしたわけじゃないんだけど… なぜか新大阪駅の出口で渡された一枚目の切符。
やや複雑な経路のせいか、しょっちゅう自動改札機では引っかかって、有人出入り口にまわる
ことが多く、最後もそうで、係員に見せたんだけどね。あちこちの検札印の残った切符、
せっかくやから記念にとっときますわ。
付近を歩いてみたが見当たらない、あんな大きな図体してさ。
約10年ぶりの東京、久しぶりに直接訪ねたGOROで、登山靴を新調する。
色々あったけど、これで予定終了、さあ帰ろう。
約20年ぶりの道中庵ユース、当時は改築されたばかりで、
記念のテレカをいただいたっけ。
まだ地下鉄しかなくて、近くのレコード店の店頭に、
「ふきのとう最新シングル『輝く朝に』発売」のポスターが
貼っていたのを覚えている。
あっ確か、この談話室でヘルパーの女の子と話し込んだぞ。
先に別のユースでご一緒し、顔見知りだったはず。(当時よくあったパターン)
しかし顔はおぼろ気にしか思い浮かばない、いやそれ、別人かも…
私のメモリーは容量を越えつつある。
噂によると、復興特需でにぎわっているという仙台。
こみ合う駅ナカで「日本酒の力」なるフェアが開催、初孫、あき開に
七福神…試飲が楽しい、目移りしちゃう。
「伊達の牛たん」で『極厚芯たん定食』、うしかった~ モ~モ~モ~(以下牛語)
助八寿司の「前沢牛のにぎり」を楽しみにしてたんだけど、
例の事件以来「生肉」は出せず、「炙り」になったとか。
これでも十分おいしかったが、生はもっと旨かったとご主人嘆いていたよ。
ステーキを追加、モ~~堪能したわ!
横手焼きそば食べられなかったなあ。
大昔立ち寄った時は、まだ無名だったはず、知らなかった。
あの頃髭をはやしていて外国人に間違われ、追いかけまわされた。
あのクソガキどももすっかり成人したんだなあ。
横手には雪が似合うとロマンチックに構えてたら、
あら?北上線運休だって!列車雪に突っ込む?
タクシー代行、県境の雪すごいよ!