きれいですね。カラマツの黄葉がピークを過ぎて、くすんでいるのが少し残念。
夏に比べると観光客も少なくで静かなのがなおいい、おすすめの季節です。
ちなみに遠景の雪山、左が大雪山、右端のピークがトムラウシです。
【晩秋の快晴~美瑛にて/2009.11.06 撮影】
田端酒造の羅生門シリーズで一番廉価なのが、この鳳凰(ほうおう)です。
それでも私が味やCPの基準にしている久保田・千寿よりもまだお高かくて、
720ml入りが1500円くらいします。千寿は約1100円ですからね。
写真は300mlサイズ、578円(税込)でした。普段いくらで売っているのか
知らないけど、「売り出し」と表示されて山積みされていたので、試しに
買ってみたんです。
今晩は「お鍋」と聞いているので、さっそく飲んでみましょう。
酩酊していなかったら、試飲した感想をあとで追記しておきますね。
*今日の和歌山は朝のうち時雨たりしていたけど、日中は穏やかな晴天で
いわゆる小春日和です。今年関西の紅葉は例年にも増して
鮮やかだと聞いているので、観光地はかなりにぎわったんじゃないかな?
埼玉のH画伯は今、京都・奈良を旅されているようだけど、うまい具合に
時間や場所をずらせて、混雑を避けられているようです。さすが
旅慣れてますねえ。
私は歯医者(定期検診)、買い物、本屋で立ち読み…と最低限の用事を済ませたら
ぐったり… あとは家でダラダラしております。たまった用件はたっぷりあるけど、
この一カ月くらいずっと体調が良くなくて、少しずつしか手をつけられないのです。
不調の原因の一つが右胸(肺)の痛み。我慢していたけど治らないので、
重い腰を上げて医者に行ったら、どうやら肋骨にヒビが入っているらしいです。
しかし、これくらいじゃ「仕事を休め」とは言ってくれまへんな。痛み止めを
処方してくれて、それでおしまい。昔から「日にち薬」と申しましてなあ…
まあ、こんなことをここでボヤけるのも、全般、容態が快方に向かっているから
なのです。次の休みくらいから、畑仕事なども再開したいと思っているんですよ。
*羅生門・鳳凰、飲んでみました。先に口にした鳳寿と同時に飲み比べていないので
正確な判断は難しいけど、値段差等考えると、こちら鳳凰で十分だと思いました。
同社言うところの「羅生門酵母」ってのが効いているのか、同じような品のいい
香りがとても心地よかったですよ。これでせめて久保田・千寿と同価格程度に
押さえてくれたら、もろ手を挙げて全国の皆さまにお勧めしたいお味です。
次はいよいよ龍寿ですね。ボーナスも出ることですし、年始用に買ってみるかな?
一回目のアンコールは『あかり』。音楽劇の中で童話作家のアンデルセンを励ますために
使われた歌で、詩、曲共に完成度の高いバラードです。
そして二回目のアンコール。歌詞カードがいっぱい詰まったバインダーを持参しての
再登場。「どの曲をやろうかな~」って感じでしたが、やはり北国らしい曲をということで、
『雪虫』にあっさり決定。
中島みゆきさんとの合作で、浩子さんの曲が先にあって、それにみゆきさんが
詩をつけたんだそうです。私はてっきり逆だと思っていたんだけど…
心にしみこむようなラブ・バラードが、今回のコンサートのラストでした。
17:00開演、終わったのが19:50頃、途中の休憩を除いても、2時間40分くらい
やっていたことになります。私の場合、大阪の会場が一番近いわけですが、
終わってから帰宅するとかなり遅い時間になってしまうし、明日が出勤だと
できるだけ早めに戻りたい…ちょっと気ぜわしいんですよね。ですから、今後も
いっそのこと、今回のように会場近くに宿を構えて、旅行気分で訪れるのもアリだなと
思いました。札幌市内を散策したり、ましてや宿泊したりなんてのはいつ以来か
わからないほどでしたから、ちょっと新鮮、気分転換。
コンサートの感想などを書くアンケート用紙が毎度用意されていて、これに記入したものは
確実に浩子さんが読んでくださるようで、熱心にアンケートに答えるファンの姿が終了後に
多く見受けられるのも谷山浩子コンサートの特色の一つであります。
私は走り書き程度で恐縮しつつ、「洗濯かごが聞けて良かった!」とだけ書きましたが、
それがきっかけでってわけじゃないんだろうけど、次週の福岡でのライブの二日目は
なんと『洗濯かご』が一曲目!
私のようなこの曲の信者には、出だしからしびれっぱなしのコンサートでしょうけど、
一般的にはかなりヘビーなスタートではないでしょうか? しかもさらにすごいのは、
このあと二曲目からアンコールに至るまで、この日はすべてリクエストだったことです。
「単に面倒くさくなって曲を決めなかった?」だけかもしれませんが、それにしても
思い切りましたよねえ。
浩子さんのHP(オフィシャルサイト版)にはライブ曲リストが紹介されています。
コンサートごとに曲がガラッと変わる浩子さんならではのコーナーですが、
「あの会場ではこんな曲演奏したんだな」とか興味深く拝見しています。
この度の詳細版でもこのリストを参考にしたので、演奏曲名および曲順は
間違いないと思いますが、その他は自分の記憶だけを頼りに書いたので、
多少内容に間違いがあるかもしれません、ご了承、お許しくださいませ。
以上、長々お付き合いありがとうございました。
カタツムリのような歩みの私ではありますが、今後も「谷山浩子を追いかけて」、
アルバムを買ったり、どこかの会場でコンサートを見たりしたいと思います。
では、最後の最後、この歌は私からの三回目のアンコールです。
♪ 指ではがすと動かなくなるカタツムリ
床に置いて 見てないふりでそっと見ていると
少しずつやっぱり出てくる 基本的には動きたい
どうしてそこでそっちへ曲がるの どんな理由が
理由はない 曲がっただけ
窓を開け道を作る
青い夜 月明りの中
輝く黄金の貝殻
石やガラス 合成樹脂や金属の
宇宙都市も恐れはしない 歩いていくだけ
いつの日か夢にまでみた 緑と水の楽園へ
手にのせてつれていくのは やさしいけれど
あとをついて ついていくよ
今はまだ椅子の足の途中だけど
(カタツムリを追いかけて/詩:谷山浩子)
二部のスタートはELTの持田香織さんに提供した『きみのともだち』。
浩子さんが提案したテーマにそって持田さんが詩を書いて、浩子さんが曲を
つけたようですが、元々の長~い詩をカットせずほとんどそのまま採用、
ボーカルのレコーディングも手直し少なく、ほぼ一発録りに近い形だったそうです。
このあたりの詳細は浩子さんのブログに詳しく紹介されていますが、
ブログ内でも、コンサートでも持田さんの歌のうまさをしきりにほめてられました。
私は持田さんの歌ってほとんど聞いたことなくて、以前「SONGS」に
ELT名義で出演されていたのを見た程度です。気になるので
見直してみたいけど、もうハードディスクには残ってないなあ…
この歌も谷山浩子バージョンは未発表なので、近々耳にできるのを期待したいですね。
そして今夜のラストは『ポプラ・ポプラ』、最初の宣言通り、北海道らしい曲で締めくくります。
この曲も以前ブログ内で勝手にコラボさせてもらっているので、詩に興味のある方は
このあたりの記事から入ってみてください。
私は知らなかったんですが、元々この曲は森山良子さんに提供した曲だったそうです。
「かわいらしい曲を」との依頼でできたこの歌は、女学生を主人公に、浩子さんとしては
珍しく?ひねりの少ないストレートな青春ソングって感じでしょうか。
森山さんも気に入ったようで、「じゃあ、もう一曲」となって、今度は「ドロドロとした曲」を
依頼された浩子さん、「ドロドロ得意です、任せてください!」と張り切って曲作り、
「死骸がゴロゴロ出てくる曲」を提供したんだそうです。が、あまりの強烈さに
「気持ち悪くて、歌えない」と不採用、突き返されたんだそうな。
森山さんはプロモートの際このいきさつを、あちこちのラジオ番組などでしゃべりまくって
いたみたいです。どんな歌だったんだろう?気になります。おそらくまだ谷山浩子名義でも
録音されていないと思うので、ぜひ次回の新譜に入れてほしいものですね。
このMCに限らず、曲間のトークは観衆によくウケていました。大阪のファンが冷たいって
わけじゃないけど、ホールの小ささが手伝うのか、それとも北海道人の気質なのか、
大阪でのコンサートよりもさらにアットホームな雰囲気が始終漂っていて、心地よかった。
私自身、足を組んだり延ばしたり、ダラ~っとした姿勢で聞けたこともあるんですが、
これまでの中では一番リラックスして楽しめたと思います。しょっぱな「できるだけ
緊張せず、おうちの居間で聞いているような気分で…」と浩子さんは皆に語りかけるけど、
今回が一番それに近かった気がするんです。
(第二部・完)
年末の大阪でのコンサートには行けそうにないけど、晩秋の美瑛の旅と組み合わせると
札幌のコンサートなら見られそうだなと作戦を練ったものの、諸々壁が立ちはだかって、
一時実現が危ぶまれましたが、どうにかこうにか、谷山浩子さんを追いかけて北の大地へ。
北海道でのライブ観戦は、約25年ぶり、釧路で見た中島みゆきさん以来なんです。
会場はすすきのにあるKRAPS HALL 、二日連続公演の二日目(=最終日)です。
チケットはかなり遅く手に入れたのに前から三列目、「ラッキー」と思ったのもつかの間、
一番端か~。でも、ライブハウスをふたまわり大きくしたくらいの小さいホールですから、
端とはいえ舞台中央はすぐ間近、しかも前(二列目)の席がなかったので、足を組んで
リラックスしたスタイルで見ることができました。
17:00開演。一曲目は『ナナカマド』、手嶌葵さんに提供した曲で、ご本人はまだ
レコーディングしていない楽曲です。我々北海道の山好き派には、北海道=大雪山=
紅葉=ナナカマドが当たり前のように連想されるので、浩子さんの声で録音されたものを
いつか私の大雪登山のテーマ曲にしたいと思っているんです。近いうちに、期待してますよ。
「今日は北海道らしい曲で始まり、それらしい曲で終わります」とここで宣言されました。
ここから「本日の企画・特集コーナー・その1」ですが、その前に… 昨日の特集は、
例の「ビデオ流出事件」を記念して? 船に関係した歌を多く歌ったんだそうです。
そうすると、あの名曲『船』も当然歌われたんだろうな… う~ん残念!
聞きたかったけど仕方がない、自分で歌うとするか~
皆さんはしばらく耳を塞いでいてください ヌ・カ・ミ・ソ・ガ・ク・サ・リ・マ・ス
なお、『船』は以前このブログ内で「勝手にコラボレーション」させていただいているので、
詩に興味ある方はこのあたりの記事をご参照ください。
では 船にのるわ 船にのるわ ………
………きこえない なんにも ゆるしてくれ なんて あ~すっきりした。
で、この日の特集その1は、動物のお医者さん に出てくる動物シリーズ。
北海道→北大→医学部 からの連想だそうですが、動物~の原作(=マンガ)も
ドラマ(実写版)も見たことのない私には詳細が不明なんだけど、
北大の医学部(獣医学部、あるのかな?)を舞台にしたマンガなのかしら?
『猫が行く』『犬を捨てにいく』『恋するニワトリ』『クルル・カリル』
クルル~は歌詞の一部に「ねずみ」が出てくるだけみたいです。
この曲は私と相性がいいみたいで、過去のコンサートですべて演奏されている
縁ある曲なんです。
ところで、この曲のあと、浩子さんから注目すべき発言がありました。
「この歌は『天空歌集』というアルバムに入っているんですが、なかなか手に入りにくいですよね。
でも、ご安心ください、もうすぐ手にすることができます。まだあまり詳しいことは言えないんですけど…」
谷山浩子さんのオリジナル・アルバムはほぼすべてCD化されていますが、現在では
「メーカー在庫切れ=廃盤扱い」になっているものが多く入手困難ですし、一部手に入るものも
古い音源を単にデジタル化しただけのCDは音質が悪く、なんとかならないかなと思っていました。
もし、デジタル・リマスタリング、紙ジャケシリーズ なんて感じで復活発売されることがあれば、
もちろん、よろこんで全作品を再購入させていただきますよ!
もしかしたら、クルル~のように人気曲ながら、ベスト的なアルバムから漏れている曲を集めた
CD(ベスト盤)が出るだけなのかもしれませんが、いずれにしても近々浩子さんの新しいCDが
発売される可能性が高いようなので、ファンとしては楽しみですね。
(ネット配信もありえる? オーディオ的にはちょっとつらいなあ… できたらCDの方が…)
続いて、リクエストコーナー。じゃんけんで勝ち残った4名がリクエストできるんですが、
私は二回勝って、三回目に負けた… もう一回で勝ち残れたのに、まいど詰めが甘いよなあ。
最後5人残り、それぞれのリクエストが重ならなかったので、そのまま5曲採用されました。
『風物語』『ラ・ラ・ルゥ』『月が誘う』『さよならのペガサス』『銀河通信』
月が~は出だしの音程がおかしく、もう一度最初から歌い直し、その後の編曲(ピアノ演奏)も
オリジナルとはかなり変わってしまったとか。ずいぶん長いこと歌っていなかったみたい。
そのほとんどを自ら作り、自分の持ち歌とはいえ、数百曲あるであろうレパートリーから
突然リクエストされたものを練習もなしに大衆の面前で披露するわけですから、
これは大変なことだと思いますよ、いつもながらすごいねえ。
ファンに人気のある、名曲・銀河~で第一部を締めくくりました。
ここで約10分間の休憩、トイレなどで席を立つ人も多く見受けられます。この間
場内では、浩子さんのピアノ演奏のみのソロ・アルバム『メゾピアノ』が流れていますが、
ほどなくして『ウミガメスープ』が奏でられると、突然浩子さんが再登場、
曲に合わせるようにしてピアノ演奏を始めました。
続いて、『きよしこの夜』などのなぜかクリスマス・メドレーを3曲演奏。
最後はニコニコ動画?で話題の『アナログマの歌?』をフルコーラスで披露。
私は動画サイトをほとんど見ないので知らないんですが、地デジ促進のマスコットに
対抗してできた アナログマ というキャラクターのテーマソングが「アナログマの歌」
ということで、動画サイトでかなり話題になっているんだそうです。
ちなみに、私もまだかたくなにアナログ放送を見続けていますよ!
画面下に流れる「放送終了予定のテロップ」は大きなお世話! でも、ちょっと気になるよなあ…
「みんな席に着いたかな?」って感じで、ここから第二部がスタートです。
(第一部・完)