「年賀状使用作品シリーズ」 その8(2005年)
この写真も昨年似たバージョンを掲載済みなのでパスしてもよかったけど、
いよいよネタも底を尽きかけてきたから? 再掲載に近い形でご紹介。
撮影時の経緯もすでに紹介済みなので、以下省略、手を抜きますね。
【Red~早朝・銀泉台にて /2004.09.16 撮影】
ご近所さんから「ゆず」をたくさんいただきました。高齢の農家の方が収穫を放棄され、
「いくらでもとっていいから」ってんで、山盛りとってきたのをお裾分けしてくださいました。
多少こすれて見てくれはよくないけど、ほとんどが「自家製ユズポン」用なので、
見た目はどうでもいいんですね。
我が家のレモンも収穫が始まっていて、今年は全体に小粒ながら、数はそこそこあるようです。
今日の和歌山市は、午前中断続的に風雨が強まりました。午後からはほぼ降りやんで、
その合間にピーマンやうまい菜などに追肥を施しました。南風が吹き込んで、気温が高く、
生ぬるい空気です。
*夕方から急に寒くなりました。天候、気温の変化が激しいですね。
お互い体調管理に注意しましょう。
キング・クリムゾンが40周年記念として新たにリマスター&エディションして再発売され続けている
旧譜シリーズ。いよいよ真打ち登場!といった感じで「太陽と戦慄」が発売されました。
新たに「K2HD MASTERING」技術も採用され、まさにいい音のための新技術がてんこ盛りです。
なにせ最初にCD化された時の音質があまりにひどくて、それに怒ったロバート・フリップ自らが
リマスターしたりして、これまでも何度か再発売された旧譜ですが、残念ながらどうも納得できるような
音には私には思えず、よほどマスターテープの音質が悪いのかなと諦めていたところ、さすがに
今回のシリーズはかなり充実した音質となっているようです。「太陽~」はまだあまり聞き込んでいませんが、
「リザード」などは特に著しく音が改善され、「こんな音も入っていたのか!」と驚きましたからね。
前にも触れましたが、私はチープな5.1CH のサラウンドシステムしか持っておらず、肝心の
DVDオーディオを再生できないのがとても残念です。どんな音が収録されているのか、
興味津々ながら、今の狭い部屋で、それなりのスピーカーを前後に配置するのはとても困難なので
半分諦めています。宝の持ち腐れなので、何とかしたいとは思いながらも、実現は難しそうだよなあ。
まだ見ていないのですが、47分ものビデオコンテンツも収録されているようで、これは楽しみです。
「動いている」 ジェイミー・ミューアを見るの、初めてなんだもの。
ところで、皆さんは「スピリット・キャッチャー」なる楽器を御存知でしたか? これについては
山荘ゆずりはのおじさんが写真付きで詳しく解説されているので、こちらをご参照くださいませ。
インディアンの楽器だと聞いたけど、私もそのおじさん手作りの簡易版?のスピリット~を
試してみましたが、一応誰にでも音は出せるみたいです。演奏というレベルではないにしても。
で、話をクリムゾンのCDに戻すと、「太陽~」に収録されている『トーキング・ドラム』という曲の
出だしとクライマックスに、何か風を切り裂くような、あるいは空気を震わせるような音が入っていて、
一体何の音、何の楽器なんだろうと以前から思っていました。たぶん、パーカッションを担当する
ジェイミー・ミューアが演じているんだと思うんですが、それがこのスピリット~なのかもしれないと、
ゆずりはで生音を聞いて思ったんです。もしかしたら間違っているかもしれないけど、
たぶんそうじゃないかしら? 曲のタイトルといい、なにか原始的なリズムを醸し出している楽曲に
ピッタシの楽器のように思えます。
『トーキング~』はとても好きな曲で、これまでも気に入って聞いていましたが、今後ますます
興味深く楽しめるかもしれませんね。
同時に買ったのは、ザ・スミスの「ストレンジウェイズ・ヒア・ウイ・カム」。こちらは30周年記念
とかで、ジョニー・マー自らリマスターしての再発売です。当時のCDも持っているけど、
たぶんひどい音だと思うので、音は良くなっているんでしょう、まだ聞き比べてはいないけど。
いい曲が多くて、当時気に入って何度も聞いていたアルバムです。これが彼らにとっての
最後のCDだったんだな。どこか風変わりで、あまりにギンギン過ぎず、シニカルな歌詞、
終始物悲しさが漂うところが私のお気に入り何でしょうね、きっと。
*しばらくして、ビデオコンテンツを見ました。(これは普通のDVDプレーヤーで再生可能)
音はともかく、映像は思ったよりきれいで驚きました。ただ、40年前当時の最先端技術らしい?
サイケデリックな画像処理が随所に織り込まれており、これはかなりのお邪魔です。
しかし、ジェイミー・ミューア在籍中の、おそらくこの他にはほとんどないであろう貴重なクリムゾンの
演奏シーンを見ることのできる、お宝映像には間違いありません。
伝え聞いていた通り、ミューアのライブ・パフォーマンスはまさに怪演です。裸身に毛皮をまとい、
打楽器の林を獲物を求めて彷徨うかのような…まさに野獣です。しかし、一見本能の赴くままに、
手当たりしだい楽器を演奏しているように見えて、実際にはこれが実に的確、寸分の隙のない
パフォーマンスは見事というほかありません。この一作だけでクリムゾンを去ったのは、本当に
残念です。
ところで、このビデオには『トーキング・ドラム』は入っていませんが、インプロヴィゼーションの
途中に、スピリット・キャッチャーらしい音色が聞こえてくるではありませんか。それを奏でている
ミューアの姿もとらえられていますが、それが悪いことにサイケデリック処理されるなどしていて、
見づらいことこの上ない。 よくよく観察すると、それはスピリット~ではなくて、ゴムひも(分銅)の
ようなものをブンブン振り回しているように見えます。ゴムを振動させるといった原理としては
同じものかもしれないけど、やっぱこれはスピリット~じゃないのかなあ??
*「ストレンジ~」聞き比べるまでもなく、非常にいい音で収録されていてとても素晴らしいです。
出だしのピアノの音が澄みきっていて、この部分を聞いただけで「これは!」と思わせます。
私も含め、当時のCDの音に不満でオーディオから離れた方も、今リマスターされるなどして
再発売されるCDのクオリティは非常に高い場合が多いようです。けっして「超高級」でない
私のシステムでもこんな音で聞けるのですから、ほこりをかぶっている古い機材を再起動させて、
新しいソフトをできるだけ大きめの音で聞いてみてはいかがでしょうか。
遅くなりましたが…
先日、谷山浩子さんのデビュー40周年記念コンサート・大阪公演に行ってきました。
演奏されたのは、「谷山節の王道」を行く作品ばかりで、デビュー前の作品メドレーと
アンコールの新曲を除くと、すべてがベストアルバム「白と黒」か「花とゆめ」に
収録されている楽曲で、歴史をたどってほぼ古い曲から新しい曲の順に演奏されました。
バックミュージシャンがヘビー級で、中でも古川昌義さんのギターを初めて生で聞けたのが
うれしかったです。谷山さんのアルバムにも参加、NHK の SONGS でもしばしばお姿は
拝見していて、「いい音出すなあ」と注目していた方だったのです。しかし、歌もお上手とは
知らなかったなあ。『王国』、『さよならのかわりに』では、サイドボーカルとして素晴らしい喉も
披露されていましたよ。欲を言えば、演奏された『ドッペル玄関』も好きな曲ですが、せっかく
谷山、古川、AQ石井さん(シンセサイザー)がそろい踏みだったので、『キャンディーヌ』を
やってほしかったところ。CDではこの三人による素晴らしいアンサンブルが聞けるのでね。
谷山さんの数多い「黒系作品」中でも、一、二を争う名曲だと私個人的には思っていて、
とても好きな曲なんですねえ。
それと、たぶん『さよならDINO』の間奏は、オリジナルと違いROLLYさんとのコラボ・バージョン
仕様だったと思いました。オリジナルより激しいロック調のアレンジで迫力満点。卍のメンバー
二人もバックに加わっていて、素晴らしい演奏を楽しむことができました。
会場で、なんと18年ぶり!というシングル盤『同じ月を見ている』を購入しました。「深夜便の歌」
としてNHKラジオの「ラジオ深夜便」で現在オンエア中なので、夜遅くにラジオを聞いている方には
すでに馴染みの曲になっているかもしれません。スケールの大きい、まさに真夜中こっそりと胸に
沁み入るようないい曲ですね。しかしこれまでもシングル向きのキャッチーな曲やメロディアスな曲が
なかったわけではなく、たとえば最近では、『テルーの歌』なども谷山版としてシングルにしても
よかったんでしょうが、昨今、ベテラン、大御所がシングル盤を発表しづらい状況なんでしょうかね。
会場で買うとサイン入りなのがうれしいですね。日付も入っていていい記念になります。
久しぶりのシングルが「月」にまつわる曲とういうのも、月をモチーフにした詩をたくさん発表されている
谷山さんらしいですね。背景の小冊子は、会場でもらった、過去のインタビュー記事を集めたものです。
*一日中雲の多いぐずついた空模様の和歌山市でした。ちょうど界隈、桜の紅葉が見頃のようですが、
今年は普段の年よりも色づきが濃くてきれいなように思います。いい条件がそろったのかな?
そもそも忙しい仕事の合間を縫うようにして無理矢理入れたような休みですから、
旅から帰ってきてはさらに忙しさに拍車をかけ、連日のドタバタ本当にお疲れさまでした。
(誰も言ってくれないので、自分で自分をほめてあげます)
旅の話もしたいし、その前に行った谷山浩子さんのコンサートの話もしたいし、
ネタはないわけではないのですが、そんなこんなで落ち着かず、なかなかまとまった時間が
とれません。今日、ざっと旅の荷物を片づけましたが、あれやこれや用事も多々あって、
休みの一日はあっという間に終わってしまいました。その上夕飯時に晩酌で日本酒を
少々飲んでしまったので、もうこのあとは細かい作業は一切できまへん。
帰宅して数日後に、美瑛の土井商店さんから、手書きの「感謝状?」はがきが届いて
びっくりしたよ。酒屋さんからお手紙いただくほどの酒飲みに、いつから君はなったのかな?
もしかして誤解している方々のために言い訳がましく申しますと、元来私はそんなに
酒に強くはないんです。強くないから外ではほとんど飲まないし、家飲み中心。ですから、
酒屋さんとの付き合いが必然的に多くなるんでしょうかね? これ、理屈が通ってます??
山荘ゆずりはのおじさん、乗せたのか乗せられたのか? 連日晩酌のお付き合い
ありがとうござました。近日中の健康診断の結果が「良性」であることをお祈りします。
その旅行期間中、連日たくさんの方にご覧頂いたようでありがたいことです。今ちょうど、
本来有料サービスの「アクセス解析」の無料期間中で、検索のキーワードが何が多かったか
なんてデータがわかるんだけど、たとえば昨日は「魚真 小樽」が一位、たしかその前の日は
「飛んでったとんぼちゃん」だったかな? おもしろいよねえ。中には自分が書いたのさえ
忘れてしまいそうなくらい、ものすごく古い記事へのアクセス(検索)もあったりとかね。
参考になるようなまとまった記事もたまにはあるかもしれないけど、ほとんどが書きなぐったような
お手軽記事なので、検索でこのブログにたどり着いた方にとっては、たぶん「がっかりブログ」
でしょうから、この場をお借りしてお詫びするとともに、一見さんにも、連日ご覧頂いている方にも
私から「感謝」の言葉を贈りたいと思います。
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