旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

ご観覧ありがとうございます

2015-01-31 23:59:59 | 展覧会の絵


   

   

   


2013年撮影作品シリーズ その10 

トワイライトエクスプレスでの旅のプランを練った時に、「レール&レンタカー」を使えば運賃が割引になると
ひらめいて、そのレンタカーをどこで借りるのかを思案しました。摩周駅で借りるのがベストでしたが、残念ながら
ここに駅レンタカーはなくて、仕方なく斜里駅で借りることにしたのです。それでなくても慣れない雪道を、ここからだと
それなりの距離を走らねばならず、時間がかかり、摩周湖や屈斜路湖にたどり着いた時にはすっかりトップライトで、
天気はまずまずだったのに撮影にはあまり適さない時間帯になっていました。

冬の美幌峠、初めて訪れた時以来だなあ、懐かしい。ともかく大迫力のパノラマビューに圧倒されたのを
今でも鮮明に思い出します。あの時一緒だったスリーリトルキャッツたちも、すっかりいいおばさんに
なっているんだろうなあ。構図をがんばらねばと、冬枯れた熊笹を前面に配置してみた結果、どこで撮影したのかを
いちいち説明しなければわからない写真になってしまいました。

【厳冬の美幌峠にて/2013.03.17撮影】

旭川まで移動、あらためてレンタカーを借り直して美瑛に数日滞在します。しかし冬の美瑛は基本天気が悪く、
一日中晴れということはまずなくて、山が見える確率も極めて低いと思います。特にこの日は曇り空で日差しがなく、
丘での撮影は難しい条件です。こんな時に時間つぶしに出かけることが多いのが白金温泉にある白髭の滝。
撮影ポイントが限られるので構図に工夫をこらすことはできない代わり、シャッタースピードをあれこれいじってみて、
写真ならではの描写を試します。デジタルは費用を心配しなくていいので、あとのことは考えず適当に撮りまくります。

【冬の白髭の滝/2013.03.20撮影】



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DC/AC インバーター

2015-01-31 20:12:55 | ライカはローリングストーン




車中泊中心の旅とはいうものの、一週間に一度くらいの割で宿に泊まり、その際にカメラや
携帯電話の充電をまとめて行おうと考えていました。デジタル一眼レフカメラの充電地も、
これまでの使用実績からして、それくらいの頻度の補充で十分間に合うと思っていたんです。

ところがバルブ撮影を多用すると、予想以上に電池を消耗することがわかりました。
電池は、バックアップのEOS5DMK2に入っているのと合わせて予備に2個あるので、
よほど長引いた撮影が続かない限り、当初の思惑通り一週間程度なら大丈夫でしょうが、
「万が一大事な局面で電池切れ!」という悲劇は避けたいなと思います。

今回の九州でも、日帰り温泉施設の休憩室で二回充電させてもらい、特別差し迫った事態にまでは
至りませんでしたが、一度フル充電するのに二時間近くかかるので、そうそう温泉施設を当てには
できないなと思いました。阿蘇の某日帰り温泉では休憩室のコンセントに「フタ」をして使えなくしていて、
あからさまに充電などでの使用を嫌がっているところもありましたしね。いつもいつもこちらの
思惑通りには充電できるとは限らないようです。


それで念のために、車のシガーライター(DC)からAC電源に変換できるインバーターを購入しました。
オートバックスへ行ってみたら、ピンきりでいくつか製品があった中で、あくまでも非常用との位置づけで、
一番廉価(1580円)のを買ってみました。できたらなるべく車のバッテリーには余計な負担を
かけたくはないのですが、これくらいでしたら問題ないのでしょうか? 電池もゼロ近くまで使い切らずに、
もう少し早く充電するように心がけたら、もっと早く完了するかもしれません。頴娃町で一緒になった奈良の
写真好きおじさんは、こまめに受電しているようでした。


いずれにせよ、電池がなければ「タダの箱」のデジタル一眼ですから、さらに残量に注意しながら
撮影旅行を続けなければならないでしょう。


   


奈良の写真好きおじさん(Oさん)の話を少ししておきましょう。69歳、基本すべて車中泊で撮影旅行を
楽しんでおられるようです。元々富士山の写真を撮っていたとかで、今はそれを卒業して、
「ふるさと富士」をテーマに撮影、「河口湖なんとか美術館?」のフォトコンテストに応募し、昨年度
佳作に選ばれて、大きく引き伸ばされた作品が、一年間この美術館に展示されるんだそうです。
何かしら目的を持って撮影に挑んでいるからでしょうか、若々しくて達者でしたわ。ソロ写真家
全般に言えることですが、この方もすごくおしゃべりで、元々堺の出身、大阪弁のマシンガントーク
ですから、すさまじいですね。写真家の方々は、日頃単独行動が中心なので寡黙、同類と見るや、
うっ憤を晴らすかのように一転多弁になる傾向があるようです。家ではお酒も嗜みながら、撮影旅行中は
「一滴も飲まん!」徹底振り、頭が下がります。「習慣になっているだけ違うか?」という私へのご指摘は
ごもっともでした。基本暗くなったら「寝るだけ」の車中泊、せめてもの慰みに「寝酒を一杯」、
睡眠導入剤代わりに飲んでいるわけですが、体のためにも、諸経費削減のためにも、やめたらいいのは
わかっているんですがね。

「写真のテーマはなんや?」と聞かれましたが、これの返答には困ります。今回はたまたま海に面した
開聞岳を撮影したために海辺での撮影になったものの、私としてはこれは極めて珍しい出来事です。
では「山岳写真」なのかというと、私の体力や技術では、これ以上急峻な山々へ機材を担ぎ上げるのは
まず無理ですし、ましてや冬山へは行けそうもありません。冬の情景が一切ない山岳写真なんて、
「クリープを入れないコーヒー」みたいですわな。そしたらよほどオリジナリティのある写真なのかというと、
どれも既視感のあるものばかりで、独自性とは程遠い気がします。三脚が乱立するような有名撮影ポイントでは
なるべく撮影を避けたい気持ちはあるものの、土地勘のない場所では、まずポピュラーなところから
撮影を始めなければならないでしょう。時間とか季節をずらすなどして、できるだけ混雑を回避する工夫を
するとしてもね。「テーマはあとからついてくる」といえば聞こえはいい、まずは自分の嗅覚を頼りに、
なるべく人工的(近代的)な建造物を廃し、自然を中心に幅広く写していくしかないと思っています。

1から10まで一緒に行動したわけではないけど、たまたま私が気に入った寝場所に奈良のおじさん
が先にいて、撮影場所でもしばしば顔を合わせることになりました。3泊で切り上げようとした朝、
予報が変わってさらに晴天が続きそうなので、「あと二泊しますわ!」とOさんに告げて、結局5日間、
車を並べて眠ることになりました。Oさんはさらに粘って撮影続行、九州南部はその後も晴天が
多かったので、より素晴らしい写真が撮れたかもしれません。九州南端はとても暖かくて居心地よく、
私もなかなか離れがたかったです。また、一人旅なので元々あまり他人を当てにはしていないとはいえ、
同じような目的で行動している人がいるという安心感は強く、一度安定した関係が築かれると、
これを破棄するのはとても勇気のいることです。たとえばユースなどで泊まり合わせた烏合の衆でも、
連泊を重ねているとなにかしら連帯感みたいなものが育まれ、その関係を断ち切り、元の一人旅に戻るのが
とてもつらいのと同じかもしれません。

最後の朝、撮影を終えて、これからすぐ北上するとOさんに告げたら、「道中食べろ」と『スイート・スプリング?』
という名のオレンジを5個くれました。和歌山県人でもあまり聞いたことのない名前のオレンジでしたが、
これがなかなか美味で、結局途中1個いただいて、残りは母へのお土産を兼ねて持ち帰りました。
お世話になり具合からすると、本当はこちらからなにか贈り物をしてもいい関係だったのに。
♪ 土産にもらった~サイコロ二つ~ じゃあないけど、なんだかジンとしちゃってねえ。お互い命あったら、
またどこかの道の駅や撮影ポイントで一緒になることもあるでしょう。ユースなどに宿泊するよりは
はるかに人事交流は少なくなるでしょうが、車中泊中心の旅でも、この先また新たな出会いがあり、
刺激を受けるなどして、自分なりの目標やテーマが見つかればと思います。








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初の失業給付金支給される

2015-01-30 17:39:07 | 住所不定無職低収入

もう何回職安(ハローワーク)に通ったことでしょうか? やっとこさ初めての失業給付金(雇用保険金)が
支給されることになりました。しかし給付制限期間が終わったばかりとのことで、初回はわずか
7日間分だけです。苦労した割にはなあ…

この先の認定日や就職活動実績などで、まだまだ職安に何度も訪れなければならないことを考えると
憂鬱ですが、今私が受け取れる唯一のまとまった給金なので、我慢してなんとか喰らい尽きたいと
思います。


*冷たい雨が昼過ぎまで降り続いた和歌山市です。平野部では、雪に変わることはありませんでした。




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山専ボトル

2015-01-30 17:33:12 | ライカはローリングストーン




サーモスのステンレスボトルを新調しました。「山専用」として売り出し中の新製品で、
「軽量」かつ「高い保温性能」が売り物です。雪中、長時間行動することを考慮して、
装備に加えてみました。500ml用で、雪の中でも目立ちそうな一番派手な色を選びました。


          

これまでも山や旅行の装備として、携帯ステンレスボトルを使おうとしたことはありましたが、
いずれも最終的には「かさばる割には使い勝手が悪い」とか「面倒くさい」とかの理由で、
採用を見送ってきた経緯があります。面倒なので、つい「冷たいペットボトルの飲み物で我慢しよう」と
なっていたのです。今回うまく使いこなして定着するでしょうか。


          

左が前回同じ目的で買っていたボトル。買ったのは5年くらい前かな? 結局本来の目的の
山とか旅行用には一度も使われず、その後「熱いお茶入れ」として、職場で使ったりしていました。
新型は旧型と比べるとホンの少しずんぐりむっくりした体型で、数十グラム軽量化に成功しています。
旧型でも十分保温能力は高かったけど、うたい文句通りならさらに改良されているとのことなので、
高性能に期待します。






          


車中泊で迎えた朝なんかもそうなんです。本当は温かい飲み物で、腹の底からあったまりたいのに、
意に反して冷たいペットボトルのコーヒーでは、パンも喉を通りません。夜のうちに湯を沸かしておいて
これにキープ、せめて温かいスープとかコーヒーを味わうひと時がほしいところです。


今回阿蘇の道の駅で、お隣のキャンピングカーから温かいコーヒーの差し入れをいただきました。
キャンピングカーの方と交流するのは初めてじゃあないかな? 私のような「貧宿スタイル」車中泊者
からすると、ランクが数段上って感じの上流階級者で、「さぞかし中はあったかいんだろうなあ」と、煌々と灯る
車内のランプをうらやましく眺めていました。その久留米ナンバーのご夫婦によると、道の駅阿蘇は、
無料で100ボルトの電源供給を受けられる、全国的にも珍しい設備の整った駅なんだそうです。
トイレや洗面所の数がやや少ないことから、最初私の評価は辛口だったのですが、やはり無料の
「水道の蛇口(水汲み場)」が別に設けられるなど、キャンピングカー・スタイルの利用者には
至れり尽くせりの設備が整い、のち私の評価も高まって、結局5連泊するに至り、キャンパーの方とも
少しお近づきになれたのでした。

さらに余談ながら、実は鉄道ファンにもこの道の駅での車中泊はお勧めかもしれません。
鉄道の駅(阿蘇駅)のそぐそばにある道の駅は、すぐ横をレールが走っていて、一時間に一本くらい
列車が行き来するたびに、夜行列車に揺られながら眠っているような不思議な感覚が味わえます。
まさに「レールウエイ・ララバイ」、一度お試しあれ。






   

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読み終えた本

2015-01-30 17:18:17 | 老人のつぶやき




11月の旅で読めなかった『精神分析殺人事件/森村誠一』と『山名耕作の不思議な生活/横溝正史』
の二冊を、今回旅のお供としました。『山名~』は現地で半分程度しか読めず、残りは帰宅後読み終えました。
どちらも購入時(中学~高校生当時)に読んで以来の再読でしたが、95%くらいストーリーなどを忘れ去っていて、
ほぼまったく新しい読み物として楽しめました。


『精神~』は森村さんの短編集ですが、短いストーリーなのに2~4つくらいどんでん返しが用意されていて、
容易には犯人を特定させないところはさすがです。『山名~』は横溝氏の初期(昭和初期あたり)の短編集。
いわゆる本格推理物を書き出す以前の作風で、かなりシュールかつブラックな内容のものも含まれています。
興味深いのは、発表当時「江戸川乱歩」名義の作品だったのがいくつか収められていること。当時「新青年」という
雑誌の編集長をしていた横溝氏は、江戸川氏が作品を仕上げられず穴があきそうなので、仕方なく
自身が「江戸川乱歩」名義で代作、掲載となったようです。おおらかな時代だったんですかね~
のち、横溝氏が推理小説作家として台頭し、江戸川氏に勝るとも劣らない大家となるとは、まさかその時はまだ、
ご本人も思いもよらなかったことでしょう。


   

『山名~』に挿まれていたしおり。時代を感じさせるなあ。『人間の証明』『野生の証明』『青春の証明』の
森村さんの「証明三部作」は一世を風靡しましたねえ。しかし私は『人間~』は未読のままです。
どうも原作を読む前に映画かドラマを見てしまったらしいのです。こういう本こそ図書館で借りるなどして、
今一度原作を読み返してみるのも面白いのかもしれません。そういえば、阿蘇の図書館で読んだ
『白昼の死角/高木彬光』も、ずいぶん前にドラマ化されたのを見た記憶があります。しかし原作の方が
はるかに迫力があって、これは一読する価値のある小説だと思いましたよ。


森村さんはその後も人気作家であり続け、息の長い創作活動を続けておられます。真の実力をお持ちの
作家のお一人なのでしょう。




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九重の時

2015-01-24 17:49:11 | Weblog
ぐずぐずと北上したために時間切れ、快晴で九重連山も由布岳もくっきりなのに顔見世興行だけとはね。
高原の畑に球体が乱立する異様な光景、霜で甘味を増すためわざと取り残した白菜です。
長湯の御前湯で旅の疲れを流し、別府からフェリーで退散します。
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阿蘇を読む

2015-01-24 17:44:21 | Weblog
阿蘇の図書館に続けて通い、「白昼の死角」を堪能、誰をハメてやろう。なぜかゲッターロボの復刻版が。
旅立ち後初めて目にした新聞で、太田と未亡人が結ばれる急展開を知る。林真理子さんの小説の話ね。
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阿蘇に灰混じりの雨

2015-01-22 12:25:26 | Weblog

はな阿蘇美にて「農家ランチバイキング」1300円。スーパーの弁当ばかり食べているせいか、
何を食べても美味しく感じる。味覚力低下?野菜ふんだん栄養補給。
シーズン中なら行列必至のいまきん食堂「あか牛丼」1360円。
サイコロ・ステーキてんこ盛りでこの価格なら、やはりCPは高いか。
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続灰灰灰

2015-01-20 17:53:57 | Weblog
こんな噴煙の激しい阿蘇山は初めて、20年振りだそうな。
早朝草千里で撮影中、地元TV局に取材される。画像の一部は採用され、
熊本県内にマヌケ面が映し出されました。
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道の駅

2015-01-20 17:53:26 | Weblog
清和文楽邑の赤牛の肉うどん&おにぎり。
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