【なんとなくクリスタルな透明に近いブルー~岩手県花巻温泉にて/2016.04.26撮影】
【狸で有名な証城寺(しょうじょうじ)だと思い込んでやってきた諸上寺(しょじょうじ)公園~新潟県村上市/2016.04.27撮影】
標高が高い分、平地より開花が遅れる花巻温泉の桜だが、訪れた際にはさすがにピークは過ぎ、
散り始めていた。たいした期待もなく、ただ「無料」であるがために入園した温泉街のバラ園。
しかし噴水のショッキング・ブルーの水面に桜の花びらが多数浮かんでいるのを
目にしたとたん俄然やる気が出て、一生懸命写真を撮った。
だが、もうちょっと工夫して撮影できなかったのだろうか? 意図としては、浮かんでいるのが
桜の花だとはっきりわからせるために背景に桜の木をいれなきゃと、目一杯広角レンズで
できるかぎり多くの情報を写し込んだのである。しかし、なんだかなあ… そんなに何度も出会える
風景じゃあないだろうに、工夫の足りなさを反省、後悔している。もうちょい何とかならなかったのかと。
小高い山の上にあるのと、植えられているのが八重桜である関係で、見頃がほかより
遅れるこの旅最後の訪問地となった諸上寺公園。咲きそろい、はちきれんばかりに咲き誇る、
ドンピシャのタイミングでやってこれたようだ。
曇り空から薄日も差して、まずまずいい撮影条件がそろったのに、この重厚な八重桜群落の
ボリューム感が出せずに苦労した。「次回までの宿題」としたいところだが、次もまた
同じ失敗を繰り返してしまいそうだ。
自分の実力のほどを思い知らされ、敗走よろしくスタコラ和歌山に逃げ帰った。それが実情、
そのくせ敗軍の将、多くを語っている。私の真の力が発動するとしたならば、何の苦もなく、
見たままの感動を伝える写真をお届けすることができるであろう。もはや下手な解説など
いらないのだ。
本編で掲載できなかった「大雪山秋編」の写真たち。
【雲海とトムラウシ~緑岳から/2016.09.24撮影】
秋編③で掲載した写真とほぼ同時刻に別の構図で撮影したもの。緑岳からの景観の写真としては
一般的なものではあるが、ここまで深く(高原温泉上空まで)雲海が入り込むことは滅多にない。
【雪渓とヤンベタップ源頭の紅葉~高根ガ原にて/2016.09.24撮影】
秋編⑥の縦位置バージョン。あーでもない、こーでもないと撮ってみたうちの一枚。
【ヤンベタップ源頭の紅葉~高根ガ原にて/2016.09.24撮影】
同じく秋編⑥のちょい広角バージョン。やっぱり納得いかないので、今度はいっそのこともっと広角で撮って、
大胆にトリミングしてみてもいいのかも。
【銀泉台早朝/2016.09.26撮影】
秋編⑦で採用したのと同じ位置から撮った写真で、もう少し斜面上部を写したもの。
この位置からは本来もっと広角でも写せるのだが、撮影時、場所(部分)によって
紅葉の状態(すでに葉が落ちているなど)に差が大きく、いいところだけを切り取っている。
東北春編の本編で掲載できなかった写真たち。
【チューリップ畑と桜並木と後立山連峰~富山県朝日町にて/2016.04.06撮影】
福井市からやや無理をして長距離移動し、今回も晴天と見頃とをリンクさせた朝日町の舟川べり。
チューリップの状態は昨年より良かったが、そのうしろ、人が四人歩いているあたりにある菜の花畑は
この年も間に合わず咲きそろわなかった。菜の花の黄色が加わると「四重奏」となるそうだ。
【ラッパスイセンと桜並木~岩手県北上市にて/2016.04.19撮影】
こちら北上展勝地では、ボリューム感ある桜と花壇に植えられたラッパスイセンが
歩調をあわせ見事に咲きそろっていた。横位置でも撮影したが、縦位置のを選択し掲載した。
【シダレザクラ・フィーチャリング・ソメイヨシノ並木~北上展勝地にて/2016.04.20撮影】
同じ北上展勝地で翌日の写真。延々続くソメイヨシノの桜並木の中で、数本だけ
シダレザクラがあって、これも同時に見事な花を咲かせていた。かなり強引な構図ではあるが
一緒に写しこんでみた。
【空に咲く~弘前公園外濠にて/2016.04.23撮影】
激しく剪定されたため、例年よりボリュームが乏しい外濠の桜。それでもなにか面白い構図は
ないかいなと、あれこれ撮ってみたうちの一枚が上の写真。せっかく花が見頃でしかも
晴天ときているのだから、撮る側も努力を惜しまずがんばるっきゃない。
カゴメ・野菜生活100シリーズの季節・数量限定品が発売されていたので買ってみました。
「冬の完熟・シークヮーサー・ミックス」バージョンです。「沖縄黄金の柑橘」なんて見出しが
踊っています。
パッケージ・デザイン、形が通常品と違っていて、容量が195mlと、レギュラー商品と比べ
5ml少ないようです。価格は130円(税別)くらいだったかな、これもいつもより50円程度高く
設定されています。
さっそく飲んでみたところ、この前の「有田みかん」版のような、やや甘めで濃厚な味がしました。
レギュラー(季節限定版)のシークヮーサーはもっと軽やかなので、好みは分かれるところでしょう。
個人的にはレギュラー・バージョンで十分な気もします。懐もますますさびしくなるしね。
でも、色々手を変え品を変え楽しませてくれるこのシリーズがお気に入りですし、特に旅先で
「地域限定版」などを見つけたら妙にうれしいから、つい買っちゃうんですよね。これからも
このシリーズに期待しています。
ウィスキーを休日の前夜嗜むわたくしです。一杯目をやや高級なので楽しんで、二杯目以降は、
もっぱらサントリーの「角瓶」をあおります。酔いが回ってからは、あまり高いのはもったいないし、
角瓶は低価格ながら、一定の基準はクリアしているように思えます。その一杯目をサントリーの
「白州」から、ニッカウヰスキーの「竹鶴」に替えた話は以前したように思います。
ところがその竹鶴、店頭で見かけなくなってずいぶん経ちました。最初は私がよく利用していた店が
扱いをやめたのかと思ったんですよ。他店よりも安く(税別2500円くらいで)手に入ったので、
メーカーからクレームがついて、出荷停止をくらったのだろうかと考えたりもしていました。
そのうち他店でも見かけなくなって、さすがに地元・北海道では手に入るだろうと、9月に渡道した際
探してみたところ、北でも店頭から姿を消していました。どんなわけなのか? 生産を中止したわけでは
なさそうで、品薄状態が続いているだけなのでしょうか? ネットでは販売されていて、でも、最安の
アマゾンでも3300円(税込み)くらいするんだなあ。
掲載した写真の竹鶴が私の手元にある最後の1本で、買い溜めてあったうちの最後、風前の灯ですわ。
それで、竹鶴に替わる2500円程度で買える品を探して試したみたのが、写真の「カナディアン・クラブ」と
「シーバスリーガル」(いずれも12年もの)です。
ところが、どちらもイマイチ納得できない味なんですよ。カナディアンは味が軽すぎてコクが足りないし、
シーバスは香りがもうひとつです。もちろんこれは個人の嗜好なので、合う合わないがあります。
竹鶴が店頭に戻ってくれるのが一番いいのですが、それまではウィスキー・コーナーの前で
腕組みして思案に暮れるしかないようです。
そもそも2500円程度でおいしいウィスキーにありつこうとすることに無理があるのでしょうか?
竹鶴、カムバック~!!
このところ天候が安定し、日中の気温が高めだったからか、各野菜たちは思った以上には生育していました。
フダンソウ(うまい菜)を収穫しました。簡易温室栽培に切り替えたせいか、やや生育速度が上がったようです。
冬至も過ぎたことですし、この先もう一段加速してほしいところです。
写真手前は間引いた苗です。
カゴのダイコン(和歌山大根)を間引いて1本立ち(最終形態)にしました。
畑(畝)に直植えしているダイコンも間引き、2本立ちにしました。年内になんとか最終形態にできるかどうか
ですね。でも次週はまた気温が低いみたいです。
ラディシュもようやく生えそろってきました。込み合ったところを少し間引いておきました。
写真はいずれも作業後のものです。
この前九州へ持参して読んだ文庫本、太宰治著「新樹の言葉」を紹介しておきます。
現地では半分ほどしか読めず、残りはこちらで読み終えました。
太宰の作品はかなり読んでいて、少なからず蔵書があるうちから選んだのがこれでして、
理由としては「短編集」だからということでほかに他意はなく、出先で読みやすいだろうとの
考えで旅支度に加えたものでした。表題作のほか、全15編が収録されています。しかしどれも
筋書きなどほとんど記憶に残っていないのが我ながらすごい。再び新鮮な気持ちで
いちから読めるのがいいのか悪いのか…
たまたま選んだ作品集ながら、この中期の太宰がとても好きなんですね。自殺未遂など
いくつか問題を起こしたのち、作家として、一市民として立ち直ろうと、懸命に努力していた
時期に書かれた短編たちです。しかし前向きに生きなければいう気持ちを抱いている反面、
過去の破滅的な境遇から完全には抜けきれず、自己嫌悪を吐露し続けている、その悲痛な叫びが、
今改めて読み返してみても、読み手の心に響き、突き刺さってきます。
表題作共々、いわゆるメジャーな作品は含まれてはいなくとも、太宰初心者の方々にも
広くお勧めしたい短編集です。
12月3日に種蒔きしたラディシュがようやく発芽し始めました。10日以上かかってますね。
我が家の短い日照時間ではある程度やむをえないところです。
間引きと追肥の作業をまとめて行いました。プランター(小)のダイコン(和歌山大根)は2本立ちに。
畑(畝)に直植えしたダイコンは3本立ちに。
プランター(大)×2のフダンソウ(うまい菜)と、
カゴ×3のコマツナ(小松菜)は、本格的な間引き一回目。写真はいずれも作業後で、どれもが廃材の
ビニールを被せての簡易温室栽培です。
この寒さ、日照ですし、時間をかけてじっくり育てるしかないのです。しかし、畑(畝)は次の予定が迫りつつ
あるので、間に合えへんかもしれへんなあ。葉っぱだけ食べることになるかも?
【チングルマとナナカマド紅葉共演~緑岳第二花畑にて/2016.09.25撮影】
【朝日を浴びて色めく~赤岳銀泉台にて/2016.09.26撮影】
白雲テン場で二泊したあと、下山時に撮影。ちょうどいいタイミングで天気が良くなって
条件がそろったので、ザックに仕舞いこんでいたカメラを取り出した。
チングルマの穂がもっとたくさんあればなおさら良かったが、草紅葉とナナカマドの赤が
うまくそろうこともそうないので、これ以上は望むまい。ましてや山頂部の壊滅的な
ナナカマドの状況を考えると、よくぞここまで持ちこたえてくれたと感謝したい。
林道が規制され、早朝の銀泉台を訪れることは昨今極めて難しくなったが、紅葉が
ずいぶん遅れていたこの年は、規制解除後もけっこういい状態だったので、久々に
朝の風景に立ち会うことができた。
ダケカンバの黄色い葉はすでに散っているものが多く、「いいところだけ」望遠レンズで
切り取っての撮影だ。赤味をたっぷり含んだ朝日が当たると、赤や黄色の葉が
美しく発色し輝き始め、魅了された私は、シャッターを切り続けた。
先日の「スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー」に続いて、これも80年代クリムゾンの不人気盤「ビート」の40周年
記念盤を購入しました。これであと「アースバウンド」を買ったら、現時点での40周年記念盤はすべてそろうのかな。
クリムゾン史上、一、二を争う悪評高い問題作であるのは間違いないところでしょう。しかし個人的には
『サートリ・イン・タンジール』とか『ウェイティング・マン』などの楽曲は好きですし、特にライブではさらに
迫力ある演奏を聞かせてくれています。
今回の最新リミックスで、その悪い評価が180度変わるとはとても思えません。でも、ダメ元で、恐る恐る
CDトレイに乗せてみるとします。
*昨日また大阪へ出かけ、谷山浩子さんのコンサート「デビュー45周年大収穫祭 ソロ編」を
鑑賞してきました。
その前に、地下鉄・淀屋橋駅で下車し、移転したキヤノンの大阪ショールームに立ち寄りました。
駅から徒歩10分くらいですし、周辺は水都・大阪らしい素敵な景観で歩くのは苦にならず、
新築のフェスティバルタワーに構えられたショールームはきれいで、時間の調整を兼ねて
ふらっと出かけるのに良さそうです。問題は、地下道でつながってはおらず、悪天候の際などには
訪れにくい点でしょうか。
さて、谷山さんのコンサート、今回のテーマは「自分で作曲が気に入っている作品集」とのことで、
詩はさておき、曲がよくできていると自負している作品を集められました。数えたら111曲くらい
あるそうで、もちろんすべてを披露することはできず、次回の東京のコンサートでも同じテーマで
引き続き演奏するそうですから、ふたつのコンサートの曲を拾い集めてみても面白いでしょう。
セットリストは公式ホームページで確認することができますので、興味のある方はチェックして
みてください。
全ての演奏曲目はホームページをご参照いただくとして、私が一番うれしかったのがアンコールの
2曲目、つまり大トリで歌われた『星より遠い』でした。この作品は、詩・曲、それにアレンジも含め
素晴らしい出来栄えで、私としては大変気に入っているのに、なぜかベスト的なアルバムには
一度も収録されたことない不思議曲なのです。もしも私が谷山さんのベストアルバム「拾遺集」を
プロデュースするとしたならば、間違いなく選曲したい一押し曲なんですがね。谷山さんご自身も
けっしてこの曲を気に入っていないわけでないことが今回わかり、まあちょっとだけ溜飲が下がった
思いがしました。しかし、なぜベスト盤にはセレクトされなかったんだろう?
いずれこのブログ内でも「詩」を披露する機会はあるとしても、「曲」を楽しんでもらうには、
今のところ収録されたオリジナルアルバム「翼」を買っていただくしかないようです。元々
沢田聖子さんに提供された楽曲だそうで、沢田ファンにはおなじみの曲なのかもしれません。