2013年撮影作品シリーズ その4
私が滞在中も大抵そうでしたが、この夏の北海道は丸一日中晴天という日は少なくて、午後は決まって
雲が多くなって、山ではほとんど毎日のようににわか雨が降ったんだそうです。ただ美瑛は少雨に困っていて、
そういったにわか雨も降らず、もう何日もまとまった雨がなくて、私が訪れた頃はカラカラに乾ききっていました。
この日も午前中は晴天、撮影を楽しみましたが昼前には曇りこんで、山でナキウサギ撮影をしていた
北海洋さんも諦め下山、「純平」で合流、長居してペチャクチャしゃべり倒した後、もう撮影は無理だろうと
そのまま宿に戻りました。
ところがにわかに掻き曇り、真っ黒な怪しげな雲が多い割には美瑛から西の方面には晴れ間もあって、
もしかしたらこれは面白い写真が撮れるかもと、もう一度出かけたんですね。上の写真は旭川方面で、
たしかこの頃旭川に大雨警報が出て、紫がかったドス黒い空の下に白い雨のカーテンが走っているのが見え、
向こうは大変なことになっているのがわかりました。これだけ雲が多いのに、美瑛ではほんの数滴
雨粒が落ちてきただけ、降らない時には本当にこういうものです。
下は十勝岳方面で、こちらにも真っ黒な雲がかかり、山上でもやはりかなりなことになっていたと
思われます。これはすごいことになりそうだと期待して待機するも、あろうことか西に傾いた太陽の
周辺にのみ厚い雲がまとわりついて、これがなかなかとれてくれません。あきらめかけたその時、
雲間から一瞬日差しがあり、かろうじて撮れたのがこの写真。でも斜光はやや弱々しかったし、
もっと長い時間日が差していたら、撮影場所を変えたりして、面白いのが撮れたかもしれないのにね。
自然相手の写真はすべてこちらの思うようにはコントロールできなくて、難しいよねえ。
【麦秋僭越/2013.07.23撮影】
今回の旅のお供、綾辻行人さんの「黒猫館の殺人(新装改訂版)」です。
帰りのフェリー内で一気に読み終えました。
「十角館」や「時計館」のような大量殺人は行われません。犯人もなんとなくわかります。
でも、大仕掛けなトリックは今回もわからず、まんまとハメられました。
と、本の話題はそこそこに、今回の北海道旅行中のヒヤリ体験をお話しておきましょう。
まずはフェリーで上陸した初日、このところ恒例のオール高速道路利用で一路層雲峡を
目指します。ところがこれまた恒例、紋別自動車道の「夜間工事通行止め」に引っかかりました。
このところ運悪くしょっちゅうなんですよ。仕方なく旭川鷹栖ICで降りて、下道R39を使います。
幸い通行量少なく順調に走れたのですが、愛別の手前だったでしょうか、えらく速度の遅い車が二台
連なって走っているのに追いつきました。追い越し禁止でなく、前方からの対向車もなかったので
一気に二台とも追い越したんですわ。ところが先頭を走っていた車がなんとパトカーで、
追い越す際初めて気がついたものの後の祭り…「こらやられた!」と思いましたよ。
幸いすぐに検挙には至りませんでしたが、そのあとずっとピタッとつけられたので、生きた心地が
しませんでした。50キロ制限になる場所などは特に神経を使って、常に10キロオーバー以下に
スピードを押さえてノロノロ走り、カーブなどレーダーが届かなそうな場所でアクセルを踏み込んで、
ようやく引き離したのが上川に入る手前くらいだったかな。いや~参りましたわ。
次は終盤美瑛町で。いわゆる白金街道、昨今特に有名になった「青い池」へ向かう道といえば
わかりよいかも。その青い池から町へ下りてきたセイコーマートのすぐ手前で「ネズミ捕り」を
やっていたんです。町へ入る頃に50キロ、続いてすぐに40キロ制限される場所です。
特に道幅が狭くなるわけでもなく、見通しもいいので、ゆるやかな下り坂を下りてきたら
それなりにスピードは出てますわな。私はそこそこの回数美瑛に行っている方だと思いますが、
スピード違反を取り締まっているのを見るのは初めてでした。対向車がパッシングなどして
知らせているためか、幸い私が数回通りかかった際に検挙されている車はありませんでした。
でも観光客(レンタカー)が頻繁に行き来する道路ですから、汚いよねえ?
私はわき道から白金街道へ合流したので取締りにはまったく気づかず、たまたま前を走っていた
レンタカーが急にスピードを落としたので命拾いしましたよ。「なんやこの車、イラつくなあ」と
実は思ったんですけどね、いやはやこれも危なかったですわ。
私はスピード狂ではなく、運転テクニックも達者ではないので、元来そんな無茶なスピードは
出しませんけど、それでも広大な北海道、制限キロどおりで走っていたら景色が変わりません。
でもまあ、交通事故防止もあるし、私のこのヒヤリ体験がどれくらいお役に立つかどうかは
わかりませんが、皆さんくれぐれも気をつけて北海道のドライブを楽しんでくださいませ。
*録画しておいたBSプレミアムの「ゴジラ特集」続けざまに数作見ました。
何を隠そう、私はメカゴジラファンで、メカゴジラが最初に登場したのは昭和シリーズの末期、
いわゆる低予算で、お子様向け路線の決して出来がいいとはいえない作品が頻発
されていた時期でしたね。メカゴジラが登場した作品もたぶん出来自体はたいしたこと
なかったのでしょうが、そのフォルムのかっこよさと圧倒的に高い戦闘能力に惚れましたね。
ゴジラだけではまったく歯が立たず、キングシーサーという沖縄出身の怪獣と、人間が
メカゴジラの司令部を破壊するなど協力して、やっとこさ退治できた記憶があります。
今回見たのが「ゴジラVSメカゴジラ」「ゴジラ×メカゴジラ」の平成二作品。ファンといいながら
どちらも見るのが初めてで、タイトルが紛らわしいし、私同様ファンが多いから続いて登場したのか、
はたまた新怪獣のネタが尽きての再登場なのか?? いきさつもまったく知りまへん。
VSの方はメカゴジラの造形は悪いし、動きは緩慢だしであんまり面白くなかった。×の方は
主演の女戦士がアイドル?の釈由美子さん。申し訳ないけど、これ聞いた時点で「あかん」と
先入観いっぱいでした。ところが… 予想は見事に覆り、釈さんの演技はよかったし、メカゴジラの
造形もVSよりははるかにブラッシュアップされていて、ゴジラとの戦闘シーンも見応えがありました。
×の方がはるかに○だったというわけ。一応平成シリーズと呼ばれたゴジラものも、このあたりに
なると各監督や脚本家が好き勝手やっていたんだなあ。×ではゴジラが40年ぶりに出現したって
設定で、途中の枝葉はすべて白紙に戻されていました。
好き勝手といえば続けて見た「ゴジラ、モスラ、キングギドラ 大怪獣総攻撃」も異色。ガメラシリーズで
名を馳せた金子修介監督が、これも好き放題に脚色したって感じの作品。モスラ、キングギドラなどが
古来からの「守護神」って設定ですしね。タイトルからは漏れているけど、「バラゴン」も登場します。
フランケンシュタインとの対決では主役級だったんですが… でも、金子監督の「たくさん怪獣が
登場する方が楽しいでしょ?」って方針には納得で、怪獣同士のバトルも迫力の演出で見応えがあり、
本当に怪獣映画、ゴジラ映画が好きな人が映画を作っているんだなあと感心させられます。
もちろん私には才能がないけれど、もし私がゴジラ映画を撮るとしたらこういう作品を目指すんだろうなあ。
ストーリーはそこそこに、とにかく怪獣が大暴れするみたいなね。
というわけで、これまで見た中では「×メカゴジラ」と「大怪獣総攻撃」が気に入っている私です。
関西では台風の遠い影響が出ているようで、南寄りの湿った空気が流れ込んで、
気温が上がると共に、大気の状態が不安定なようです。今日も午後、和歌山市東部
山手方面に強大な入道雲が沸き立っていました。山沿いでは局地的に強い雨が降ったと
思われます。
ゴーヤにも暑過ぎるんやろね。元々水分の逃げやすいカゴで育てている上に、カーポートの
中に這わせているので風通しもあまりよくないなど、条件はかなり過酷なようで気の毒です。
なのでせっかく実がついても、水分不足からか、写真左手のような小さくいじけたものが
多く見受けられます。それでも今日、写真中央のきれいな実がひとつ収穫できました。
右端のは残念ながら3~4日とり遅れたみたいで、大きく育っていたのに黄色く熟れ過ぎて
残念でした。
ツルがあちこち伸びて、イブキ、ジャスミン、レモンなどにも巻きついているので、これからも
見落としが続出することでしょう。
キュウリは今日の1本で114本まで数字を伸ばしました。明日も2,3本とれそうですし、
台風の直撃さえなければいよいよ120本が現実味を帯びてきました。一株平均40本。
これは我が家のレベルでは大変な数字、記録です。
キュウリは台風の強風でかなり痛めつけられたにもかかわらず、その後も猛烈な勢いで収穫が続き、
ついに110本を越えました。今日の2本を加えて112本になりました。こうなると120本を目指して
がんばってほしいところ。しかし、さすがにもう花はほとんど咲いていないようです。
下のキュウリなどは完全に母の見落とし、上のような普通サイズの軽く倍はありますね。
しかしこれはまだマシなほうで、さらにこれの倍、つまり通常の四倍くらいのバカでかい大きさにまで
育ってしまったキュウリが冷蔵庫に放置されていました… さすがにここまで大きいと、食べることは
できないんでしょうねえ。
あまりに次々収穫されるのでとても食べきれず、「キュウリのキュウちゃん」状態に加工して日持ちするようにし、
ご近所などに配り歩いたそうですわ。
ニンジンを引き抜きました。久しぶりに少しマシなサイズのも。プランター(カゴ)ではこれが関の山でしょうか。
小さいながらオクラ、ゴーヤも収穫しました。こちらはこれから収穫ラッシュが期待されます。

新日本海フェリーでは、往復割引乗船で次回運賃50%割引券プレゼント中、ただし片道分。
ここまでこみ合った船内は久しぶり、子供達が通路を走りまわる。
前線を抜け波は穏やかに、日差しはいっそう力強さを増し、デッキに出たらねとつく風が肌にまとわりついた。
割引券を利用した次回の旅に思いを馳せる。次はもっと長い旅、帰りの切符はいらないかもしれない。