旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

ご観覧ありがとうございます

2013-09-30 23:59:59 | 展覧会の絵


   


   


2012年撮影作品シリーズ その6

写真上:
キャンプ指定地から白雲岳山頂まではそれ相当のアルバイト量を要するので、ここで夕景を
楽しもうとすると、それなりの覚悟が必要になります。山は午後から雲が多くなることが多く
一か八か撃沈必至、この日もご多分にもれず雲が多めで、ダメ元で山頂に向かいました。

幸い、太陽が傾きを増すにつれ雲が晴れて、強い斜光が差しました。夕焼け自体は平凡だったものの、
夕闇の上に浮かび上がった白雲岳(の一部)、緑岳、それに東大雪の山並みがとてもきれいで幻想的でした。

【キュリオシティの帰還/2012.09.14 撮影】


写真下:
翌日、予報は悪かったのですが、なんとか撮影中は持ちこたえてくれました。ウラシマツツジを中心とした
草紅葉狙いで高根ガ原で撮影、お目当ての場所でトムラウシを背景にも写しましたが思ったほどよくなくて、
「ついでに」写したこの写真が、この朝のセッションでは一番のお気に入りとなりました。このあと
30分もたたないうちに、白雲岳はガスにまかれたと思います。

一番左端のピークが昨夕撮影場所の山頂、その右隣が写真上の白雲岳の一部、さらに小さいので
わかりづらいでしょうけど、山麓に白雲避難小屋が朝日に輝いていて、この付近の位置関係が
よくわかる写真でもありますね。

【草紅葉と白雲岳/2012.09.15 撮影】


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心はまだ 向こう側の王国を 彷徨っている

2013-09-29 21:02:38 | 旅鴉の唄


♪ 何かが変わりはじめてる 目に見えないかすかな違い
  こちらではほんの少しだけど 今ごろ向こうは大騒ぎ
 

  窓辺の花がしおれたら 旅に出る仕度をしよう
  仕度といっても荷物はいらない
  翼の生えた靴もいらない
  早い話 何もいらないってこと
  実はそうさ 仕度もいらない

  視線のすみで何か動いた
  急いであとを追いかけるかい?
  追いかけなくても同じことだけど
  気がつけばきみはもうそこにいない
 


今回の長い旅、向こう側での出来事の一部を忘れないうちに少しまとめておきましょう。

まず、お天気。旅に出て一番気になるのが明日のお天気、思い出せるかい?
今年8月の北海道は相当天気が悪かったようで、在住の方がやや大げさに言うには、
ほとんど太陽、青空を見なかったんだそうです。大気の状態が不安定で雷注意報は出っぱなし、
午後はたいていどこかで雨が降っていたといいます。

9月に入って少し落ち着いたものの、私が滞在していた頃はまだまだ不安定な日が多くて、
10日(火)午後、私も山で雷にあいました。黒岳でテント泊していたので雷がゴロゴロいいだした際は
さすがにビビりました。幸いひどい雷雨にはならず事無きを得ましたが、最悪石室へ避難するしかないなと
思いました。その後も雨の日が多く、台風一過が期待された17日(火)も天気の回復が遅れ、
山では強風が吹き荒れました。この日山頂泊を諦め早々に下山した私は被害を免れましたが、
山では雹が降り、みなさんえらい目にあったみたいです。

結局その後も天気予報よりも山の天気は悪く、特に風の強い日が続いたので、覚悟を決めて
山に入った方々はたいていひどい目にあったようでした。ただ、その不安定な天候が功を奏したのが
19日(木)で、18日夕方からの暴風雨が山では雪になり、この日大雪山初冠雪となりました。
18日、私は高原温泉の駐車場で車中泊を決め込んで、偶然知人数名と会うなど温泉を楽しんだまでは
よかったのですが、天候回復に向かいかけていたのが車に戻ったら一変、激しい暴風雨に見舞われました。
車内での夕食後、用を足すのに車外へ出るのも一苦労、やはり「ビックル」の備えは必要ですね。
19日早朝、山から下りてきた方は「いや~きれいでしたよ!」と唸っておられました。山頂部の紅葉に
雪が被った美しい光景を堪能されたようで、17~18日の悪天時に苦労して山に入った甲斐があった
というものですね。下でのうのうとしていたらお目にかかれない風景だったのでしょう。

22日(日)私の帰る日になってようやく安定した晴天になったのが皮肉です。抜けるような青空、
この時期の北海道、基本はこうじゃなくっちゃねえ。高原温泉の見頃と重なって、この一週間は
みなさん紅葉の沼めぐりを楽しめたんじゃないかな。


   こちらで花がしおれたら 向こうでは何が起きてる?
  いろんなものに水をやってみよう
  普通のやり方じゃ だめさもちろん
  もう少しきみは賢くならなきゃ
  トビウオで背中がかけるくらい

  思い出せるかい 明日のお天気
  思い出せるかい いないフラミンゴ
  思い出せるかい 起きてない事件
  思い出せるかい 僕の名前


  命の花がふるえている 大事な花がきらめいている
  少女のきみが笑っている ほら 向こう側の王国で



さて、今年の紅葉の個人的感想。全地域、全部の時期を見たわけじゃないし、一部人から聞いた話も
交えて想像した感想なので、話し半分くらいに聞いてくださいませ。
ここ数年のひどい状況からは脱して「久しぶりのまともな紅葉」だったという意見がまずひとつ。
個人的には久々にナナカマドの紅葉の写真を撮りました。このところは草紅葉の写真ばかり撮ってましたからね。
ただ旅に出る前から、紅葉の評価は甘くなる傾向にあるんじゃないかなと思ってました。昨今ひどい年が
続きましたから。ではそれも踏まえ紅葉全般がきれいだったかというと、それでも疑問符が三つくらいつきますか…
まず、色づきがまばらだったこと。たとえば銀泉台の第一花園では下の方から赤くなって、上部はまだ
青々していたり、緑岳では第一花畑付近のナナカマドは色づいているのに、第二花畑ではまだ緑のまま
だったりとかで、これは写真撮影にはかなりきつい状況。さらに稜線のウラシマツツジの草紅葉はほぼ終焉、
霜にやられたのかほとんど黒ずんでいました。そのくせ、チングルマの紅葉は全般に遅れ気味でしたし。
なのでナナカマドの紅葉がまばら、草紅葉を前面に配して誤魔化そうにもきれいなのが見当たらないという
状況が多かったので、写真撮影はかなり厳しかったです。いい部分だけ見る人間の目は誤魔化せても、
いかんせんレンズを通したら緑はやはり緑のままなのでね。

私が黒岳~雲の平で撮影した11日の時点で、山頂部の紅葉(ナナカマド)もそこそこきれいでしたが、
ピークはあと数日先かと思われました。もう一度黒岳へ登りたかったけれど、悪天候と体調不良が重なり、
その後は中腹への日帰り撮影登山ばかりで、再びどこの山頂へも立てなかったのが悔やまれます。
今撮ってきた写真を見始めていて、たしかにそこに「ナナカマドの紅葉」があっただけに余計にね。
久々に撮影できたナナカマド、来期以降は当たり前のように見られたらいいのですが。

残念ながら今年も高原温泉沼めぐりはせずに戻ってきました。22日、早朝緑岳第二花畑から下山したら
ちょうど7:00頃で、時間的には沼をめぐってから帰路につく余裕はあり、かなり思案して、結局未練たっぷりに
山を下りたのですが、その後また体調が悪く、港への長距離ドライブはかなりきつかったので、結果的には
お土産を買うなど休み休みの運転が正解でしたので仕方ないですね。22~23、26~27日あたりは
好天と沼の見頃が重なったので、いい紅葉めぐりができたのではないでしょうか。ただ、ネットに掲載されている
写真から判断すると、ナナカマドの色がややくすんでいるように見えるし、早いうちに色づいた葉の一部が
すでに落ちているように思えます。まだ何人か現地に滞在して旅を続けているので、そのあたりの結果は
彼らからの情報を待ちたいと思います。


あっとずいぶん長くなってしまいました。あとグルメ、写真、車中泊、シャトルバス、体調などを書くつもりでしたが
以下省略ですね。体調については、引いたのが旅に出る前ですから、もうすでに三週間以上も風邪ひきが治らず
苦しんでいます。すっかりこじらせてしまったのかしらね。

道中の読み物のお話は別件「十角館の殺人」で触れることができました。


ではまた懲りずに向こう側へ出かけるとしましょうか? 今度は体調を万全に。不思議と食欲だけは
落ちなかったのが不幸中の幸いでしたね。サンマの花が咲いている にゃんにゃん にゃんにゃん!



   ここからどこへ? どこからここへ?
  心の地図はくるくる回る
  空耳の声が導く旅は 始まりも終わりも途中もない
 
  思い出せるかい 明日のお天気
  思い出せるかい 知らない呪文
  思い出せるかい 今から始まる
  作り話のほんとのお話


  (向こう側の王国/詩:谷山浩子)






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十角館の殺人

2013-09-29 17:58:00 | 老人のつぶやき




今回の旅行ために用意していった読み物はすべて読み切りました。体調が思わしくなく
休養期間が多かったこと、天候回復待ちで車内で待機する時間が長かったこと、
それに個室や車中泊などでひとりでいる時間が多かったことが読み切れた要因だと思います。
本来ユースに泊ると、同泊者とのおしゃべりやお酒を飲んだりする時間が多くなりますからね。


まずは朝日新聞・日曜版「GLOBE」4冊。各週の日曜日に配布される小冊子ですが、これがすごく
中身が濃くて読み応えがあり、なかなか日常読む時間がとれません。それで、旅する際に
雑誌代わりに持ち歩くようになりました。軽く嵩張らず、読み終えれば捨てられるし、新聞なので
二次的な利用方法もある(長距離列車乗車時の足敷きとして使ったりとか)と、とても重宝なんです。

次に手塚治虫作「オズマ隊長」二巻、三巻。新聞に長期連載された小説+挿絵形式のマンガで、
普通のマンガよりも読むのに時間がかかるので、これもたっぷり時間のある旅行用にとっておいたもの。
これでマンガ全集の200巻を完読しました! いやいや、すごいボリュームでした。今後は気に入ったものを
徐々に読み返していきます。

そして最後が綾辻行人さんの「十角館の殺人」。実は夏の旅用に用意していたのですが、読む間がなくて
今回に延期、帰りのフェリーで、ビンゴ大会、昼食、昼寝などを挟んで一気に読み切りました。
推理小説は途中でやめると続きが気になりイライラするので、このような邪魔が入らない余裕がある時に
一気読みするのが私に合っているのかも。

綾辻さんのデビュー作。後発の「時計館の殺人」を既読なので、綾辻さんのトラップに引っ掛からず、
一応犯人とその動機は途中なんとなく判明、ただし大がかりな○○○○のトリックは最後までわからず、
まただまされてしまった。幕切れがとても美しく、それが余韻を引く作品だと思いました。



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暴虐!!~からくり人形楽団続編

2013-09-29 17:55:37 | 歌は世につれ




「シュールで耽美でダークでカオスなファンタジープログレッシブロックの黒い金字塔!!」

すごい宣伝文句がCDの帯についています。まさに「暴虐」な谷山浩子&ROLLY(THE 卍)による
コラボアルバム第二弾「暴虐のからくり人形楽団」です。前作の一部に漂っていた叙情的で
甘ったるいムードはほぼきれいさっぱり一掃されたようで、全編緊張感あふれる激しいロックに
圧倒されます(一回聞いた印象)。特に出だしの『ウミガメスープ』のイントロは強烈、カッコよすぎです!


   

私の大好きな楽曲『キャンディーヌ』は、やはり原曲の方がいいとは思うんだけど、まったく違うアレンジ、
アプローチはとても新鮮に感じました。


   

タワーレコードとのコラボ購入特典企画、「のこちゃんトートバック」。


*アニメ「進撃の巨人」が終ってしまって寂しい。たぶん原作が追いつかれてしまいそうだったので、
  最後までやらないとは思っていたけどねえ。続きは「映画で」となるのか? できたら続編を
  テレビでやってほしいなあ。怪奇大作戦の新シリーズを再びBSプレミアムで放映するらしいです。
  今度もキャストがガラリと変わり、的矢所長が女性(原田美枝子さん)になるようですね。




  
   

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大きなおなか

2013-09-24 17:12:10 | 案山子と人と烏




帰宅したら、台風が近づき風が強くなる心配があったとかで、紫の花の咲く木に茂った枝の大半を
母が剪定していました。ここにカマキリが数匹いたのですが、ひとまず一匹の無事を確認できました。
しかもご懐妊か?ずいぶんお腹が大きいご様子。子孫繁栄、ただし、家の中での産卵はご勘弁。


       


   

たまたま目の前でスズメガがホバーリングして蜜を吸っていました。


いや~関西はまだまだ暑くて大変。でもおかげさまで、旅の荷物の大半を一日で片づけることができました。




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向こう側からの帰還

2013-09-23 20:12:03 | Weblog
今回北の天候はとても不安定、四度山泊まり装備するも、登れたのは一回だけ。その分車で五泊、元々積極的に車中泊するスタイルではないのにね。
出る前に引いた風邪をそのまま持ち帰るとは…薬をもらい、休養に努めても治りきらず、最後まで体調不良に苦しんだ。
なので余計、高速船で境界を越えても、旅立つ前と何も変わっていない気がしてならない。いや錯覚でなく、手付かずで山積みのままの仕事を目の当たりにするこちら側の現実へ、猶予はあとわずかなのだ。
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船内食

2013-09-23 19:44:04 | Weblog
柳月の季節限定スイーツ、豆大福、栗どらやき、つぶあん&こしあんおはぎ。
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新造船

2013-09-23 19:43:38 | Weblog

小樽便の運休日で久しぶりの苫小牧~敦賀航路。新型のすいせんは初めて。
微妙な作りの違いに戸惑うが、最大の欠点は「給湯室」がないことで、小さなポットが一台あるのみ…
売りは「露天風呂」、潮風に当たり流れる景色を見ながら入るお風呂って、ほかにはそうないのかも。
大海原で同社の新潟航路船?と並走するのを初めて見た。抜き去る様は圧巻だったけど。
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ぬかびらユース

2013-09-23 19:41:57 | Weblog







風邪へのご配慮とおいしい食事をありがとうございました。
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層雲峡ユース

2013-09-23 19:41:18 | Weblog



今回も出たり入ったりご迷惑おかけしました。開所50周年おめでとうございます!
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