旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

恒例の「高田エージ・首藤潤 クリスマスコンサート」

2010-12-25 13:23:32 | 文化(音楽、絵画、映画)

 

 年末恒例の息子(今年から夫婦で出演)のクリスマスコンサートに今年も出かけた。今年は、銀行時代の先輩K氏と職場の仲間が3名来てくれた。とは言え、K氏は80歳、職場の仲間のうち2人は50歳以上、われわれ夫婦は70歳以上と、若者中心のコンサートには異色の一団が会場の一角を占めることになった。それぞれ結構楽しんではいたが。
 異色といえば、プレゼントコーナーで出演者4人のプレゼントのくじ引きがあったが、そのうち三つをわれら6人のうちの3人が引き当てた。異常な高確率だが、年寄りを労わってくれたのか、イエスキリストも粋な振る舞いをするものだと思った。

     

 うれしい報告は、高田エージさんに今年6月赤ちゃんが生まれたということだ。名前は英太朗、いかにも明るいエージさんらしい命名だ。
 エージさんはその報告の後、「子どもが生まれたら聞かせてあげようと思っていた歌を歌います、と断って「そのままでいいよ」を歌った。「永遠だったらいいなあ」と共に高田エージの代表作だと思う。
 実は、エージさんが結婚の報告をしたのは、2年前のこのコンサートであった。16年付き合ってきた人と結婚したと聞いた私は、このブログに次のように書いた。(08.12.27付)
 「・・・おそらくエージさんは16年付き合ったその女性を『そのままでいいよ そのままのお前が一番いい』と思い、その女性といるのが『永遠だったらいいなあ』と思ったのだろう」

 そして2年後のコンサートで子ども誕生を報告し、その子ども英太朗君に「そのままでいいよ」を歌って聞かせた。奥さんに対して思ったこと(それは私の推測であったが)を、生まれた子どもに思う。私は実に気持ちよくその歌を聞いた。
 歌い終えて「子供のことを思うと、ついニヤけてしまって・・・」と照れるエージさんに、ワイフが「エージパパ、そのままでいいよ」と客席から声をかけた。それを聞いたエージさんは、「ああそうか・・・俺がそのままでいいんだよなあ・・・」とつぶやいた。
 気持ちの良いクリスマスコンサートであった。

                
    


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