「平安な年になりますように」などと題して、のんびり始めようとした今年のブログであったが、一気に様相が変わってきた。平安とか平凡とか、そのようなことは許してくれないのが21世紀かもしれない。
イスラム国なるもののテロが一番のかく乱要因だと思っていたが、気にはなってはいたが突如として、北朝鮮が「水爆実験」なるものを強行した。あのような国を話し合いの輪の中に入れることなく放置しておけば、実験どころかいつ本物をしでかすかわからない。国連をはじめとして世界の大国は(隣国の日本をむくめ)実に無能力であることが示されたのではないか?
単に「核実験などやめろ」と言っても、簡単にはやめないだろう。そもそも「やめろ!」と言っている国が、いずれも有り余る核兵器を所有しているのだから…。アメリカ、中国、ソ連、それにEUの強国たちが言っても、「お前に言われる筋合いはないよ」と北朝鮮は返すであろう。ここに核問題の本質があることを諸強国は気づいているのだろうか?
とはいえ、何とかやめさせなければならないが……
そんなことを考えていたら、サウジアラビヤとイランが国交を断絶したと言う。イスラム国も同じであるが中東諸国は私には遠くて、過去の経緯も分からないし、なぜ断絶したのか、その必要がどこにあったのかわからない。
そもそも私は、20世紀の「戦争の世紀」を反省して、21世紀は平和の世紀になると信じていたので、「国交断絶」などという言葉は死語と化し、「あらゆる国が国交を結ぶ世紀」と思っていたのだ。それがとんでもない理解不足であったことにこのところ気づいてきたが、少なくとも今年が、平安・平凡な年でないことは覚悟しよう。。
経済も株価の急落に見られるように大変だが、長くなるのでその話は次回にまわそう。