旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

2016年 夏の敗北

2016-08-01 17:26:17 | 政治経済

 

 都知事選で、野党共闘の鳥越俊太郎氏が負けた。それも、想像以上の大敗北であった。
 直前の参院選の勝敗評価は難しいものがあった。野党としては悲願の「改憲勢力3分の2議席阻止」が達成できなかったので、その限りでは敗北であったが、選挙戦史上初めての幅広い政党レベルの統一戦線が組まれ、一定の前進を果たしたことは、政治史上小さくない成果であったであろう。
 それに続く東京都知事選での共闘は、鳥越俊太郎という格好の人材を得ただけに私は期待した。美濃部都政以来の革新都政を心から望んだ。81歳を迎えた私にとって、「人生最後の時期を革新都政で」という個人的な期待もあった。
 その夢は見事に敗れたが、これほどの大差で敗れるとは想像しなかった。なぜそうなったのか? それが分からない。。ただ、無党派層の20%しか獲得できず(小池百合子は50%獲得)、民進党支持票の30%、共産党支持層でさえ17%を小池にとられるようでは勝ち目があるはずがない。参院選の唯一の評価である野党共闘にヒビが入った感さえ持つ。
 再び、なぜそうなったのか?と問う。この回答には多面的な材料の分析が必要であろうし、その上に立つ思考にも時間を要するので、これ以上ここでは書かない。とりあえず、「2016年 夏の敗北」として深く記憶にとどめておく。

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