旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

再び、「広島カープの2連覇は可能か?」を問う

2017-08-30 14:34:36 | スポーツ



 ここにきてカープの足取りが怪しくなってきてヤキモキしているが、昨夜の1勝(対巨人)は大きかったのではないか?
 私は、現時点でも、セ・リーグ最強のチームは読売巨人軍だと思っている。何度も書いてきたように、その歴史、資力、選手層の厚さで他にないものを持っているからだ。だから、セ・リーグで優勝するためには巨人に勝たねばならないと思っている。しかもその2枚看板である菅野とマイコラス(これは紛れもなくセ・リーグ最強の2大投手である)に勝たなければならない、と思っている。
 前回カード(3連戦)の第2戦に、巨人は菅野を立ててきた。予想通り7回1失点の好投であったが、その1点をたたき出したのは若き西川の一発(ソロホーマー)であった。これは味方薮田の完封と相まって、全くの幸運に思えた。
 今カードの第1戦には、巨人はもう一人の双璧マイコラスを立ててきた。2回に村田のソロホーマーで援護を受けたマイコラスは、快調に飛ばしてカープ打線を7回11奪三振3安打2失点に抑えた。ところが、その2失点をたたき出したのは、またもや若き下位打線の西川であった。西川は、四球のランナーを置いたたった1回のチャンスを、見事な2ランホーマーで生かしたのである。
 西川は「神ってる」のではないか?
 一方、巨人の拙攻ぶりも目に余った。1回こそ三者凡退であったが、2回は1死1,2塁、3回は無死2、3塁、4回1死1,3塁、5回2死1,2塁、6回1死2塁、と走者を出しながらあと1打がなく11残塁。特に3回の無死2,3塁では、坂本、阿部、村田というクリーンアップが凡退している。巨人は、無理やりカープを勝たせたかに見える。いや、その6回を1失点でしのいだ野村の粘投をほめるべきか!
 野村も「神ってる」のではないか?

 マジック18が点灯してカープに余裕があるように見えるが、私は、あと27試合を残した阪神との差7・5ゲームなど、決して安全圏とは思っていない。何が起こるかわからないと思っている。ただ、巨人に対するこの二つの勝利は大きかったと思う。今期カープが優勝することがあれば、西川と野村の「ダブル神ってる」が勝因であったと評価されるかもしれない。


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