旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

妻の喜寿を 77本のバラで祝う

2017-10-04 21:14:26 | 時局雑感



 妻が喜寿を迎えた。今どき古稀(70歳、古代希なり)どころか喜寿(77歳)といっても珍しくもなんともない。特別に祝うほどのことではないが、これを機会に、妻のお兄さんやお姉さん方を呼んで懇親の宴を張ろうということになった。妻の実家は二つ隣り駅の桜上水で、兄夫婦がご健在、もう一人の兄が調布に住んでいるのでこちらも近い。だから時々相互に訪問しあっているが、一堂に会することはなかなかない。わが家族——初孫遥人も含む次男一家も集めて祝いの会を開いた。
 そこで一計を案じ、喜寿に因んで77本のバラを贈ることにした。しかもそのバラを、娘がオペラ公演を通じ懇意しているバラ業者に依頼することにした。この業者は愛知県田原市でバラ園を営み、その地で「バラ王子」と親しまれる人で独特のバラ哲学を持っている。
 約束通りパーティの始まる1時間前に現地から直送されたバラは、全て真紅のバラで、77本がきっちりと束ねられ、真ん中のひときわ大きいバラの花びらに「おめでとうございます」と金文字が施されていた。束を解くと豪華な薔薇が部屋中に広がり、妻は大変に喜んでくれて、10本程度づつ束ねて参加してくれた人へのお土産とした。
 因みに、このバラの束には次のようなメッセージが添えてあった。

   いつまでも 若く 美しく
    あなたには バラの花が似合います

       喜寿を祝って 家族一同

 
                 

 
             
        

 バラ王子のバラは、茎も太くしっかりしていて、いつまでも美しさを保つ。すでに一週間たつが萎れることもなく、今も我が家の各部屋を飾っている。

       
   



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