10月はお酒のシーズンの始まり。まず10月1日は日本酒の日である。ひやおろしを始め秋あがりした酒が出回り、お燗酒も欲しくなる時節である。酒蔵としても、寒造りに取り組むスタート、釜開きのシーズンである。
すでに4年を経て16回目を迎えた山桜桃の会を、去る10日、大塚の『串駒』で開いた。そもそもこの会は『串駒』で生まれた。山びこの会のお酒をたしなむ人たちが集まり、2013年1月22日に旗揚げした。この店は大変に愛され、その後2014年1月24日もここでやったので今回で3回目、16回のうち3回開いたことになる。
残念ながら、仙人の呼び名で親しまれた店主大林禎氏は14年秋に亡くなったが、その後も奥様が取り仕切って立派に続けられている。お目当ての料理「いしり鍋」を、「十四代本丸」で堪能した。私は通常はアル添酒を注文することはないのだが、30年は前になろうか、この店に通っていたころ専ら飲んだのが「本丸」であったので、それを想起した注文となった。ところがこの特別本醸造酒はみんなに喜ばれた。何といっても「いしり鍋」の素朴な味によく合う。その他おいしい料理が並んだが、その詳細はメンバーのWさんが記録しているので、彼女に詳細を聞き出したうえで加筆する。
大林夫人
いしり鍋
最後のオジヤ
続く15日には「純米酒フェスティバル2017秋」を開催した。年2回開いているこの会も、2000年春を皮切りに18年目、36回の開催となる。主宰する純米酒普及推進委員の一人として感慨に堪えない。今回も、ピーク時からは下回ってきたが、26の蔵が出店(新規出店5蔵)、約1000人の参加者を得た。参加者のよろこんでくれる姿が何よりであった。
初めて参加してくれたオペラ歌手の面々…
声量もすごいけど酒量のすごさにも驚いた!
こちらは常連のKさんと、いい酒を飲みました