旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

弟、淳の三回忌で帰郷 … 臼杵の竹宵、鶴見岳の展望

2017-11-07 17:21:39 | 

 



 早いもので淳の死から2年が経った。一周忌に続き三回忌も「うすき竹宵」に合わせ行った。幾人かの人が病気や加齢で参加できなかったが、相応の人の参加を得て淳の在りし日を偲んだ。
 家で法要を済ませ、うちそろって龍源寺の墓地に向かう。父や母とともに淳も眠るこの墓地は、鎮南山に向かい立って周囲の展望もよく、臼杵で一番懐かしい地となった。

   

 法要を終えると、これまた恒例によりフグ料理屋『高島』で「フグコース」を食べる。臼杵の味を満腹して竹宵の街に繰り出すのがお決まりのコースだ。昨年に比してやや寂しい感じを受けたが、今や臼杵の名を全国に伝える大きな行事となった。

          
          臼杵のフグ
 
  龍源寺の竹宵



 開けて5日。私は旧友二人と計画して鶴見岳に上った。上ったといってもロープウエーで山頂近くに立っただけだ。鶴見岳は、別府市の真裏に聳え標高1375m、若いころは苦労して登ったものだが、今や標高約500mの高原駅から(もちろんそこまでは車で乗り付けるのだが)、線路全長1816m、線路高低差792.5mのロープウエーで頂上に立てる。
 その日は快晴無風、頂上を巡る数か所の展望台から周囲の景観を満喫した。眼下に広がる別府市街から別府湾がつづき、その彼方に豊後水道を望む。翻れば由布岳の双耳峰がその美しい姿を誇り、南に目を転ずれば祖母・傾の連山が雲海の上に浮かんでいた。思いもよらない景観に、ふるさと大分の素晴らしさを再確認。

  
    旧友二人(眼下は別府市街)
      
        紅葉で美しい鶴見岳の稜線と、由布岳の雄姿

 
      雲海に浮かぶ祖母山・傾山連峰
 
  やわらかい日差しの中を散策
   
     山を下りて、志高湖にも行ってきました

     
        

 

 

 

 

 

 


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