仏像に詳しいK大先輩に、いつか奈良の仏像を案内してほしいと、予てから依頼していた。それがようやく実現して、先輩のご家族とわが夫婦の、5人の小旅行が実現した。小旅行と言っても、K氏のお嬢さんにレンタカーを運転して頂くという大変なご負担をかけることになったのだが。
折角の機会だから、奈良を回る前に、懐かしい京都の「新町クラブ」(三井銀行の昔の保養所)に泊まり、ついでに京都の寺もいくつか回ろうということになった。訪ねたのが、永観堂、南禅寺、光台寺。ところが、この紅葉が素晴らしかった。特に永観堂の紅葉が素晴らしく、観客の多さにも圧倒された。過去に1、2度訪れたことがあるが、どちらかと言えば「寂しげなお寺」といういう印象を抱いていたが、紅葉の鮮やかさと長蛇をなす観光客に印象が一変された。
その後訪ねた南禅寺の方がむしろ静寂感があった。ライトアップされた光台寺の紅葉を含め、「京都のもみじ」がこのように美しいものであったのかと、改めてその存在を認識した。言葉は必要ないと思うので、以下に写真だけを掲げておく。
有名な「みかえり阿弥陀」も、人の多さに驚いたであろう。
ライトアップされた光台寺の紅葉 … 北政所ねねさんは、この程度では驚かないか?