6チャンネルの気象予報士森さんが、今週から来週にかけての気温の予報をする中で、「もう暑さのピークは過ぎました」と報じたところ、司会者が、「本当ですか? まだまだ猛暑が続くとも言われてますが…」と問い返した。森さんが、「ええ、暑さは続きますが、何といっても日が短くなってきましたから、ピークは過ぎましたよ」と答えていた。
この言葉を聞いて私はハッとした。思えば夏至を過ぎて既に2か月、立秋から10日、あとひと月もすれば秋分の日を迎える。今年の夏は、猛暑の中を二人の先輩の卒寿の祝いや、弟浩己の初盆(大阪)、我が家での社員酒パーティ(わが家族を含め14名)など動き回ったので、暑さの印象だけが残り、秋を呼ぶ気配も感じていなかった。
しかし、秋は確実にしのび寄っているのだ。日は確実に短くなり、日照の量は減っているのだ。毎年、秋から冬至にかけて「日が短くなる」時期を寂しく思う。特に午後が淋しく、短い夕暮れが悲しい。その思いは、齢を重ねるごとに強くなるような気がする。
今年も、早くもその時期が来たのかとハッとしたのだ。