EU離脱を掲げる保守党が総選挙で大勝し、イギリスのEU離脱が確定的となった。大先進国と思われていたイギリスは、EU離脱という大問題を軽率にも国民投票というポピュリズムにかけ、何か変化を求めた国民は軽い気持ちで離脱を支持した。現実に離脱に直面した国民はびっくりして国論は割れた。4年に及ぶ混乱にうんざりした国民は、閉塞感に打ちひしがれて「とにかくはっきりしてくれ」と,総選挙で明瞭な方向を出した保守党を支持した。
最も先進的な国と思われていたイギリスは,大きな誤りを犯したのではないか? 人類史の方向は、分裂、孤立の道ではなく統一、融和の方向であろう。EUはその先端を行く試みと思われた。イギリスは、将来必ず後悔する時を迎えるのではないか?
背景に米トランプの主張がある。保護主義、孤立主義、排他主義…、挙句の果てにメキシコ国境に壁を張った。人類史の方向に逆行しており、アメリカは世界のリーダーの地位から降りつつあるのではないか?
アフガニスタンの国造りに生涯をささげた中村医師を、何者かが殺害した。この、余人をもって代えがたい人物を殺傷するなんて、およそ人間のすることではない。多くを書きたくない痛恨の一事だ。万物の霊長と言われる人類も、まだこの程度の水準にしかないのだ。
松澤病院の紅葉(12月14日撮影)
早咲き桜は紅葉を散らして、早咲きの準備を進めているようだ