旅のプラズマ

これまで歩いてきた各地の、思い出深き街、懐かしき人々、心に残る言葉を書き綴る。その地の酒と食と人情に触れながら…。

緊急事態に近づくコロナ情勢(第4波)

2021-04-19 11:09:12 | 時局雑感




 大阪を中心に、コロナの感染状態が容易ならざる情勢になってきた。「蔓延防止特別措置法」の適用地域が、10都道府県ぐらいになってきた。中でも大阪などは緊急事態宣言にならざるを得ない状況だ。

 18日現在の日本の感染者数は53万4,996人、死者数は9,649人、致死率は1.8%となっている。世界の、死者数の多い上位18か国の総数は、感染者139,939千人、死者2,999千人、ざっといえば1億4千万人の感染で死者3百万人、致死率2.1%、、最も多い国はアメリカで、感染者31,575千人、死者566千人、致死率1.8%。致死率は日本もあまり変わらないが絶対数ではケタが違う。
 しかし、ワクチンの普及で鎮静化の様相を見せ始めた欧米先進国の情勢に比べて、ワクチン対策の遅れた日本では、一挙に蔓延状態が広がりそうな様相を見せている点が気になる。ただ、他国にくらべてケタが違う感染者数と、感染しても7~8割の人は無症状というこの病気の特性が、日本人に余裕を与えているのではないか?
 1万人近くの人が死亡しているが、例年のインフルエンザの死者とあまり変わらず、多くの日本人は、コロナを普通に風邪ぐらいに思っているのではないか? 死者の多くは高齢者で、80~90歳の高齢者の死は、コロナが引き金にはなったが真の死因は複層的で、天寿を全うしたのとあまり変わらないのでないか? 
 こうなれば、蔓延防止特別措置にしても緊急事態宣言にしても、あまり効果はないのではないか? 若しかしたら、それでいいのではないか、とも思いたくなる。
 とはいえ、かく言う自分が明日コロナにかかって死ぬかもしれない。その時、「コロナの奴め!」と思うか「86歳の天寿全う」と思うか、むつかしいところだ。


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