狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

米国メディアの日本叩き 今度は「LA・タイムズ」が?

2006-09-30 18:46:27 | 県知事選
小泉前首相から安倍新首相への政権引継ぎ前後になって、アメリカメディアの日本叩きが目立つようになった。
 
当日記でも再三取り上げたワシントン・ポスト、昨日のニューヨーク・タイムズ。
 
そして今度の日本叩きはロスアンジェルス・タイムズだという。
 
アメリカも日本と同じく言論の自由が認められた国だ。
 
メディアも色んな論調がある。 日本に朝日新聞、沖縄タイムから産経新聞、東海新報があるように。 ニューヨーク・タイムズの日本関連記事は朝日新聞のマル投げのようなものだと昨日のエントリーで書いた。
 
新聞の論調の特徴を知って読めば良いのだが、ニューヨー・タイムズ等に出た記事を有難がって金科玉条のようにこれを振りかざす輩がいる。
 
最近では親中国主義者・加藤紘一氏がニューヨーク・タイムズの記事をよく引用している。
 
アメリカでも日本非難の声が・・・・」と言ったように。
 
だが、それはあくまで、一メディアの声であって「アメリカの声」では無い。 少なくともアメリカ政府の声では無いことは当の加藤氏が一番知っていることだ。
 
ちょうど「朝日新聞の声」が日本(政府)の声では絶対あり得ないのと同じこと。
 
(注:加藤辞書 「アジアの国々」⇒「中国・韓国・北朝鮮」
         「アメリカの声」⇒「ニューヨー・タイムズの声」
         「日本の世論」⇒「中国の意向」)
 
ところでロスアンジェルス・タイムズの声だが、・・・・。
 
アメリカ・メディアの不当な日本バッシング記事に目を光らせ、孤軍奮闘の結果、右翼テロリストの親玉のような扱いで「言論弾圧」をしたと言ういわれ無きW・ポストの批判記事と目下戦争中の古森記者。
 
相変わらず日本バッシング記事への目は鋭く光っているようだ。
 
ナニ?「日本は米国と縁を切り、中国と統合を」だって?
 
アンビリーバボー!  シンジラレナ~イ!
 
何を血迷っているのロスアンジェルス・タイムズさん。
 
一番喜ぶのは加藤紘一氏でしょう。
 
 
以下は古森記者のブログよりの転載。
 
                   *

このところアメリカの左派の学者や記者の間では「安倍バッシング」が盛んです。

ブッシュ政権やその周辺の多数派が安倍新政権の登場には大歓迎の姿勢をみせているのとは対照的です。

そんな安倍政権叩きの記事の一つにロスアンジェルス・タイムズの9月25日付けに載った寄稿論文があります。筆者はいまカリフォルニア大学バークレー校で研究員をしているマイケル・ジーレンジガー氏です。同氏は最近まで米紙サンノゼ・マーキュリーの特派員として東京に駐在していました。

そのジーレンジガー氏の主張に以下のような記述があるのです。 

 

「日本はその将来をアメリカから切り離し、アジアの経済パートナー、とくに中国とのより統合された関係を築くべきだ」

 

ただし上記の部分は結論です。

主体は安倍叩き、あるいは安倍氏を支持する日本国民への悪口雑言としか表現しようのない一方的な断罪です。

いま日本で起きていて、安倍氏を支えているのは「virulent

nationalism」だというのです。このvirulentというのは「悪性の」「猛毒を持つ」「憎悪に満ちた」というような意味です。

つまり安倍首相は「憎悪に満ちた民族主義を広げる危険な人物」だというのです。

ジーレンジガー氏はその安倍政権を歓迎し、支持するブッシュ政権をも激しく非難します。アメリカの典型的な過激派リベラルの立場だといえましょう。こういう考えの人たちは日本の民主主義をも信じないのです。安倍首相が憲法改正の必要を説くと、もうすぐに「日本はまた戦前の軍国主義に復帰しようとしている」と断じるのです。なんだか1960年代の日本社会党みたいですね。

 

でもジーレンジガー氏は正直だと思います。数々の非難に対し、「では日本はどうすればよいのですか」と問うと、明快な答えが返ってこないのがアメリカ左派(とくに日本専門家)の特徴の一つですが、同氏ははっきり答えています。その答えが

冒頭で紹介した「日本は米国と縁を切る」という提言なのです。

これからこの種の日本叩きがアメリカの一部から次々に発射されるでしょう。

 
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ニューヨーク・タイムスの批判には小泉語録で

2006-09-30 14:16:35 | 県知事選

安倍新首相、対中関係改善が課題=「靖国参拝やめよ」-NYタイムズ社説

 【ニューヨーク27日時事】27日付のニューヨーク・タイムズは「安倍晋三のアジアにおける課題」と題する社説を掲載し、安倍新首相は日本の繁栄と安全保障にとって最重要である中国との外交関係を再構築すべきだと主張した。
 同紙は「前首相と同様の支持と成功を得たいなら、過去の失政を大胆に捨て去る必要がある」として、「小泉純一郎氏(前首相)が挑発的に繰り返した靖国神社参拝をやめると宣言することが第一歩だ」と指摘した。 
(時事通信) - 9月28日
 

ニューヨーク・タイムズは、日本においては朝日新聞社と提携しており、東京支局を朝日新聞社東京本社ビル内に設けている。

また共同で英字紙ヘラルド朝日(International Herald Tribune/The Asahi Shimbum)を発行している。

当然その論調は朝日そのもので、その反日、親中記事は朝日新聞本社内の東京支局にいる「盲目的反日主義者」ノリミツ・オオニシ記者によって書かれている

大西記者による 日本関連記事に関して、その内容が日本一般に対して侮蔑的であると言われている。

過去にも彼の記事については日本政府の外務省から正式な抗議がよせられた事がある。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』による)

ところで時事通信の報道によるとニューヨーク・タイムスは

①「前首相と同様の支持と成功を得たいなら、過去の失政を大胆に捨て去る必要がある」として、

②「小泉純一郎氏(前首相)が挑発的に繰り返した靖国神社参拝をやめると宣言することが第一歩だ」と指摘した。 

原文は読んでいないが安倍批判の要点は上記①と②の二点に尽きる思う。

だが、たったこれだけの文に矛盾が潜んでいる。

「前首相と同様の支持と成功を得たいのなら、過去の失政を捨てよ」って?

一寸おかしいよ。 ということは「失政」をしたから支持と成功を得たということだ。

ニューヨーク・タイムズ言う「失政」があったからこそ前首相・小泉は「支持と成功」を得たのではないか。

とすると安倍首相にも「失政」を薦めたい。 前首相と同様の支持と成功を得るために。

愚かにもと言おうか、ニューヨーク・タイムズは自らの文で「小泉・前首相は挑発的に繰り返した靖国神社参拝によって、支持と成功得た」ということを認めてしまっている。

結局、靖国神社参拝は小泉路線を継ぐのが成功の秘訣だとアドバイスしたことになる。

語るに落ちたぞ、大西記者!

 

小泉前首相が8月15日靖国参拝後、官邸前で行った記者会見は見事な会見だた。 そのテレビ放映は確か朝のワイドショーでその一部始終を見た。

そして早速その日のブログに会見の要点をを書いた。(小泉首相の会見 中国・韓国へキツーイ皮肉をニ発!)

だが、あの時間(確か午前中)に、あの20分にも及ぶ長い記者会見を最後まで見た人が果たして何人いたか。

更にメディアや中国・韓国を批判しながら熱く語る首相の言葉の要点が新聞報道されるものかどうかが危惧された。

だが危惧は不要だった。 変人首相が奇策に出たのだ。

バイアス(偏見・予断)がかかる新聞報道を予見してか記者会見のノーカット全文を官邸公報に掲載したのだ。(同会見についての官邸の公式テキスト http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2006/08/
15interview.html
)

メディアも産経がこれに習い、少なくともネット上ではこのノーカット版首相会見がいっせいに出回った。(同会見を伝えた産経新聞の「会見全文」http://www.sankei.co.jp/news/060815/sei046.htm )

改めて全文を読んで見ると実に見事な会見だった。

  • 同会見を伝えた読売新聞。(全文はなし)http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6700/news/20060815it
    03.htm

     
  • 従来のように予断に満ちたメディア報道に対し、メルマガを発行するなど早くからネットの威力を知っていた小泉前首相は公報による会見のノーカット報道によってメディアに一矢報いた。

    だが、ネットにはもっと凄い味方が潜んでいた。

    You Tubeによる動画のノーカット版の存在だ。

    以下の「靖国神社参拝小泉首相ノーカット版記者会見」の動画は何度見てもすばらしい。 淡々とした口調の中にも熱い信念が感じられる。

    安倍新首相も参考になると思うよ。

    これだけで冒頭の「ニューヨーク・タイムズ」の無知蒙昧な安倍批判を木っ端微塵にしてなお余りがある。

     ★靖国神社参拝小泉首相記者会見http://www.youtube.com/watch?v=7_bjPdmn9eI

    ★靖国神社参拝小泉首相記者会見② http://www.youtube.com/watch?v=DS8sFsYUzMw

    靖国参拝後行われたアンケート調査の結果が、ついでに「朝日ー小西」も一挙に蹴散らしているのが愉快だ。


    社会アンケート 日刊スポーツ

    靖国参拝7割が支持「8・15で良かった」64%

    参拝支持は3人に2人

    質問1:小泉首相が終戦記念日(8月15日)に靖国神社を参拝しましたが、支持しますか?
    小泉純一郎首相による終戦の日の靖国神社参拝に、7割近い支持があった。

     8月15日の参拝直後にニッカンスポーツ・コムが行った緊急アンケートには、のべ8462人から投票があった。最初の質問の「小泉首相が終戦記念日(8月15日)に靖国神社を参拝しましたが、支持しますか?」に対しては「支持する」と答えた人が5734人で67・8%と、3人に2人は賛成している結果となった。どちらかと言えば、報道でも参拝に対して批判的な論調が目立つ印象があるが、少なくともネット上での声は参拝支持が圧倒的だった。

     主な意見としては以下のようなものがあった。

     「国の元首が戦争などによって亡くなられたすべての方に哀悼の意を表する事は当然の義務」(HN:キンタ)

     「終戦記念日に戦没者の慰霊を行うことに、問題があるとは思えない」(HN:ひだまり)

     「A級戦犯といわれている人たちも私利私欲で戦争を行ったわけでなく結果的に負けたということであって国の為にと思って行う行為が戦争ということしか思いつかなかっただけのこと。今後はそう状況にならないようにすると誓うという意味でも終戦記念日に行くことは正しいことだと思う」(HN:かず)

     「当たり前のことを当たり前に実行してくれた総理大臣に感謝します。小泉純一郎という政治家が総理大臣であったというこの時代を誇りに思うとともにこの奇跡を忘れない」(HN:mika)

     一国の首相が戦死者を慰霊するのは当然で「そもそも問題になることがおかしい」といった論調が多かった。ただし、A級戦犯の合祀については、支持派の中でも意見は分かれていた。

     一方、支持しないと答えた人は2550人で30・1%。主な意見としては以下のようなものがあった。

     「そもそも明確な憲法違反。A級戦犯合祀以前の問題」(HN:kawasemi)

     「総理大臣は自分の信条より国益を優先すべきだ。どうしても靖国に行きたいのなら総理大臣を辞めるべきだ」(HN:パルミジャーノ)

     「いつまでこんなことがもめてるのか、いいかげんにしてほしい。アジアとどう向き合っていくか、日本の代表なんだからかんがえてほしい、あと、お国のために戦ったといって欲しくない、あれはお国のためになんなかったんだから」(HN:山)

     小泉首相に対する反発や、A級戦犯の合祀に対する反発を根拠にする意見が目立った。

    マスコミ不信も顕著?

    また、全体的にこの問題に関するマスコミや報道に対する不信の声が強かったのも特徴だ。

    「正直マスコミはこの件で騒ぎすぎだ」(HN:こしろー)

     「中・韓の言いなりになる方が日本人として怖さを感じる。マスコミの取り上げ方が疑問、靖国=悪の誘導が見えてそれも怖い。なぜ内政干渉だときっぱり言い切るマスコミが居ないのか。自分で学んで自分の意見を持つことの大切さを感じる、マスコミの誘導には乗りたくない」(HN:koma)

     「マスコミの中・韓への迎合姿勢には、薄気味悪さを感じる」(HN:蛍の茶屋)

     など、報道する側への不信感から来る厳しい意見が相次いだ。また、靖国神社の問題に関して特定のメディアを非難する意見が複数あった。

     このアンケートに関して、ある識者はメールで意見を寄せ、首相官邸のホームページに小泉首相の記者会見のやりとりが詳細に載っていることを指摘した上で「小泉首相は、こと細かに丁寧に説明しているのですね。こんなに詳しく説明しても、マスコミでは削除、意図的な編集、説明が足りないとまで書き、紙面によっては“逆ギレ”とまで。民間のマスコミよりも政府の発表の方が正確というのは、ある意味、実に怖いことです」と指摘した。

    8・15で良かったが6割以上

    質問2:終戦記念日の8月15日に参拝したことについて、どう感じますか?
     2つめの質問の「終戦記念日の8月15日に参拝したことについて、どう感じますか?」については「他の日に参拝するより良かった」と8月15日の参拝を良かったとする人が5390人で63・7%に達した。「終戦記念日を避けて参拝すべきだった」と答えた人は166人で2・0%。終戦記念日だからこそ、意義があると考えた人が多かったようだ。

     「不戦の誓いと言う事なら寧ろ最適な日かと思われる」(HN:偏向報道反対)

     「盧溝橋の事件の起きた日や真珠湾の攻撃の始まった日に行くならともかく、8月15日の終戦の日に総理がご参拝なさるのは二度とこのような戦争を行ってはいけないという不戦の誓いの意味があるので8月15日が最も適切だと思う」(HN:sellva)


    中国、韓国への反発強し「内政干渉はやめろ」の声多数

    質問3:これまで中国や韓国は「日本の首相は靖国神社に参拝すべきではない」と主張し、今回の参拝に対しても批判しています。日本の首相はこれらの中国や韓国の批判に対して、どう対処すべきと考えますか?
     質問3は「これまで中国や韓国は『日本の首相は靖国神社に参拝すべきではない』と主張し、今回の参拝に対しても批判しています。日本の首相はこれらの中国や韓国の批判に対して、どう対処すべきと考えますか?」だが、「両国の批判に影響されずに参拝を行うべき」と答えた人が5475人で、64・7%にのぼった。

     主な意見には「中国・韓国は感情的になりすぎ。中国・韓国の態度には正直頭にくる」(HN:靖国参拝大賛成)と国民感情の論点から語ったと思われるものや「現在、日本海域を侵略している国が批判を言える立場なのでしょうか?」(HN:ひで)のように竹島問題や尖閣諸島付近のガス田開発問題をからめたと思われる意見があった。さらに、

     「他国の内政干渉に断固とした反対をするべきだ」(HN:cafeta)

     「中韓に歴史カードを二度と使わせないというはっきりとした意思表示が必要」(HN:wife)

     「批判に対する説明は何度となく繰り返してきたが、相手の国がそれを無視している情況ではないか。これ以上は、相手にするべきでないだろう」(HN:プロ市民です)

     「アジアの国で非難しているのは中国と韓国だけ。政治的意図があるのは、みえみえである。配慮の必要無し! もっと中国、韓国が責任ある開かれた国になるよう両国に強行に反論すべきである」(HN:トク千吉)

     など、中国や韓国に対する厳しい意見が目立った。これに対して、反対意見は「両国に配慮せよ」という視点のものが目立った。

     「靖国問題が理由で中韓の首脳との接触が途絶えているというのは異常事態。 セレブ令嬢誘拐事件のような異常な事件でしか連携できない国際関係はまずい」(HN:茎が峰)

      「日本は戦争犯罪国なのだから、戦争で被害を受けた国に対して配慮するのは当然だ」(HN:靖国大反対)

     なお「両国の批判には影響されないが、独自の判断で参拝を中止すべき」とした人は1811人で21・4%で、「両国の批判も考慮し参拝を中止すべき」と回答した795人を大きく上回った。結局、中国、韓国の意見を聞いて参拝を中止すべきとした人は全体の9・4%で1割に満たなかった。

    「次期首相も参拝を」が6割

    質問4:次期首相も靖国神社を参拝すべきと思いますか?
     最後の質問は次期首相の参拝に関するもので「次期首相も靖国神社を参拝すべきと思いますか?」というもの。「終戦記念日にも参拝すべき」が4831人(57・1%)で最も多く「終戦記念日以外の日で参拝すべき」の214人を加えると59・6%に達した。

     

     

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