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「太陽炉」利用でCO2分解=温暖化対策技術に期待-若狭湾エネ研センター・福井 ( 時事通信 2008/01/27-14:41 )
太陽光を集めて高温状態をつくる「太陽炉」を利用して、二酸化炭素(CO2)を分解消滅させることに福井県の外郭団体、財団法人若狭湾エネルギー研究センター(同県敦賀市)が成功した。一日当たり2キログラムのCO2を分解できる計算で、地球温暖化の一因とされるCO2を削減する新技術として注目を集めそうだ。
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環境にやさしいとかエコという言葉は日本では黄門様の印籠なりつつある。
コストも考えず環境にやさしい代替エネルギーが食品の値を上げたり、偽造再生紙の回収車が排気ガスを垂れ流しながら駆け回るという喜劇も起きている。
二酸化炭素の削減を叫ぶ声は聞こえてもこれを分解消失させる話は聞いたことはなかった。
■代替物利用とコスト■
エチゼンクラゲが大量発生して日本海沿岸の漁業に大きな被害を与えたのは記憶に新しいが、その処理に困っていた厄介者のクラゲも廃物利用で今では宝の山だという。
<エチゼンクラゲは宝の山?=高価な試薬化期待-有用成分の精製法開発・福井県立大> エチゼンクラゲのような本来は厄介者の再利用、いや廃物利用は廃物自体にはコストはかからないので一挙両得の感がするが、 代替利用となると代替物と被代替物のコストを無視したら本末転倒になる。 石油の代替エネルギーとしてトウモロコシを利用したら、トウモロコシはおろか関連の食品までコストが上がったというニュースほどばかばかしい話は最近聞いたことがない。 沖縄タイムスは1月に二回も印籠を振りかざしているが、果たして10日置きに社説で取り上げるほどの問題なのか。 沖縄タイムス1月18日 【古紙配合率偽装】許されぬ信頼裏切る行為 沖縄タイムス1月28日 【業界横並び偽装】「エコ」の名が泣いている それより上記社説のタイトルのように【(新聞)業界横並びのバッシング】ではないのか。 朝日新聞を始め全国五紙は見事に「横並び」しているが・・・。 朝日新聞1月20日社説:再生紙偽装―「エコ」でだます罪深さ ■究極の環境保全対策■ 地球温暖化は、人間の産業活動に伴って排出された温室効果ガスが主因となって引き起こされていることを指す。 大気中の温室効果ガスの濃度は、1750年の産業革命が始まってから、大幅に増加したといわれている。 してみると地球温暖化の元凶ともいえる温室効果ガスは人間の活発な経済活動のシンボルと言えなくもない。 事実、古い日本映画などを見るとモクモクと黒煙を吐く煙突が並ぶ工場群は発展する活気溢れる町の象徴として描かれている。 最近の報道を見ると一酸化酸素が諸悪の根源でもあるかのように、その削減・減少を叫び続けている。 |
温暖化ガスを産業革命以前の状態にするには人間の生活レベルを産業革命以前の状態に逆戻りさせて、自動車や飛行機を廃棄すれば済む。 いや、究極の環境保護を目指すなら環境破壊の張本人である人類が集団自殺すれば済むことである。 このように人間の進化を示す二酸化炭素の排出を必要以上に気にする結果が再生紙偽造のバカばかし騒動にも繋がっている。 参考:「古紙100%再生紙は環境にやさしい」はウソでした問題の二酸化炭素の削減のみを叫ぶ声は聞かれるが、排出した二酸化炭素を分解してしまおうという発想は案外少なかった。 |
先エチゼンクラゲの廃物利用に成功した福井県だが、同じ福井県の「若狭湾エネルギー研究センター(敦賀市)が二酸化炭素の分解に成功したという。
不安定化させた酸化鉄にCO2の酸素O2を吸収させ炭素Cを分離し無害化させる。
分解のための高熱を得るのに石化燃料を使い更に二酸化炭素を増やしたら、トウモロコシの代替利用以上のお笑いのネタにしかならないだろう。
だが実際は、熱源には太陽光を集めて高温状態をつくる「太陽光」が利用でき、自然の恵みの有効利用の可能性も示されたわけだ。
トウモロコシの代替エネルギー利用と違って、素人にもスッキリと納得できる人間の叡智ともいえる究極の環境保全対策だ。
エチゼンクラゲと言い、二酸化炭素の分解と言い福井県の化学の知恵はすばらしい。
老婆心ながら世界特許の方はちゃんとしているだろうか。
参考エントリ:
再生紙偽装の被害者は誰?
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