狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

沖縄タイムスと琉球新報が「ジャーナリスト大賞」受賞!

2008-01-13 07:50:46 | ★集団自決

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新聞労連ジャーナリスト大賞 本紙「集団自決」報道が受賞 カメラ  (1/12 10:01) 第12回新聞労連ジャーナリスト大賞を受賞した琉球新報の「集団自決」問題キャンペーン報道の一部 日本新聞労働組合連合(嵯峨仁朗委員長)は11日、平和・民主主義の確立などに貢献した報道に贈る第12回新聞労連ジャーナリスト大賞に、琉球新報、沖縄タイムス両紙の「集団自決」問題キャンペーンと、朝日新聞の連載「新聞と戦争」を選定した。
 (略)
 今回の対象作品は、07年1月1日から12月末日までに紙面化された記事やキャンペーン。鎌田慧(ルポライター)、柴田鉄治(元朝日新聞社会部長)、北村肇(週刊金曜日編集長)、藤田博司(元共同通信論説副委員長)の4氏が選考委員を務めた。授賞式は31日に東京都内で開かれる。

(1/12 10:01)

                      ◇

本来だったら地元の二紙がどんな賞であれ、賞をもらったのなら喜ばしいはずなのだが、・・・うーん、なんだかね。

新聞労連って、新聞社の組合でしょう?

平和・民主主義の確立などに貢献した報道に贈る第12回新聞労連ジャーナリスト大賞に、琉球新報、沖縄タイムス両紙の「集団自決」問題キャンペーンと、朝日新聞の連載「新聞と戦争」を選定した。

当日記がさんざん批判してきた新報、タイムス両紙が賞を貰った、・・・それも、あろうことか「集団自決」問題のキャンペーンで。

となると本音では腹は立つが、スルーするわけにはいけない。

文句の一つも言ってやろうと思ったら、なるほど、「平和・民主主義の確立などに貢献した報道に贈る」はともかく、審査員のリストを見て納得した。

柴田鉄治(元朝日新聞社会部長)、北村肇(週刊金曜日編集長)、藤田博司(元共同通信論説副委員長)・・・まぁ、良くも揃えたものだ。

 

この審査員だったら、昨年の大賞は何だったか。

勤務医 開業つれづれ日記さんが憤慨するには、ジャーナリスト大賞・特別賞該当の毎日新聞記事は、典型的な医師たたきに終始し、病院の産科は閉鎖、産科システムは崩壊に追い込んだ恥知らずの記事だという。

以下は昨年の大賞・特別賞に対する非難の嵐の一部紹介です。

以下引用しますのでとにかく読んでください。

                    ◇

【以下引用】

新聞に働く人の

8割が加入していると言う

新聞労連が選ぶ

ジャーナリスト大賞の

特別賞受賞。

毎日新聞 奈良支局を

褒め称えます。

「よくやりました」

と。


今回の

毎日新聞の受賞こそ

「恥を知れ」

という言葉を

使うにふさわしい

と私は思います。


「恥を知れ」

 

2007年1月11日(木) : 第11回新聞労連ジャーナリスト大賞、疋田桂一郎賞他決まる!http://www.shinbunroren.or.jp/oshirase/oshirase.htm

平和・民主主義の確立、言論・報道の自由などに貢献した記事・企画・キャンペーンを表彰する第11回新聞労連ジャーナリスト大賞と、今回新設された疋田桂一郎賞の受賞作品が決まりましたのでお知らせします。
 今回の対象作品は昨年1月1日から12月末日までに紙面化された記事などで、柴田鉄治(元朝日新聞社会部長)、北村肇(週刊金曜日編集長)、藤田博司(元共同通信論説副委員長)、鎌田慧(ルポライター)の選考委員4氏による審査で選定されました。
 ジャーナリスト大賞、疋田桂一郎賞の授賞式は、新聞労連第109回臨時大会初日の1月24日午後1時から、日本教育会館で行われます。

< 選 考 結 果 >(昨年の受賞ですー引用者注)

大賞 1件 
☆東奥日報労組 東奥日報 社会部編集委員 斉藤光政 さん
Xバンドレーダーを問う 車力分屯基地配備計画 
米軍再編の波紋 「北」をにらむ三沢・車力


優秀賞 2件
☆朝日新聞労組 朝日新聞 編集局特別報道チーム 
 「偽装請負が製造業で横行」を始めとする一連のキャンペーン
☆北海道新聞労組 北海道新聞 中標津支局長 徃住嘉文 さん
「沖縄返還をめぐる日米密約を、元外務省局長の証言によりスクープ」

特別賞 2件
☆毎日新聞労組 毎日新聞 奈良支局 ・大阪科学環境部取材班
 「奈良・大淀病院妊婦死亡」をはじめとする全国の母子救急医療搬送システムの未整備を問う一連のスクープと検証キャンペーン
☆茨城新聞労組 茨城新聞 憲法問題取材班 
 通年連載企画「憲法のあした」


疋田桂一郎賞 2件
☆全下野労組 下野新聞 「犯罪被害者」取材班
 「生命(いのち)のメッセージ展」と犯罪被害者報道を考えるキャンペーン
☆神戸デイリースポーツ労組 神戸新聞 社会部 霍見(つるみ)真一郎さん
 低年齢児の性同一性障害受け入れの一連の記事

この件に関する問い合わせは、新聞労連・新聞研究部担当及川
(03-5842-2201)までお願いします。

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閉鎖のウワサのある

2chではこんな

タイトルになっています。

産科医絶滅史26巻~祝!産科医撲滅キャンペーン受賞
http://society4.2ch.net/test/read.cgi/hosp/1168583201/l50

受賞の審査基準ってなんなんでしょう?

あんなにも記事の内容が変わった

新聞記事って、

取材の仕方がずさんだった

としか思えないのですが。

結果を見れば、

毎日新聞の記事が

現場にもたらした

決定的な打撃が

わかります。

典型的な医師たたきに終始し、

大淀病院の産科は閉鎖、

産科システムは崩壊。

毎日新聞は「母子救急搬送システムの改善」

というが、産科自体がなくなり

母子救急搬送を要する医療自体がなくなった。

これが受賞理由なんですね。


2006年12月20日に

毎日新聞 奈良支局長が10大ニュースを選びました(5)。

その中には、

「母子救急搬送システムの改善」

という言葉がありました。

なんら改善されず、

医療関係者の献身的努力で支えられているのに

「母子救急搬送システムの改善」

と言い切るのはなぜだ?

と議論になっておりました。

答えは2日後。

2006年12月22日に

大淀病院の産科が閉鎖になりました(6)。

みんなが深くうなづきました。

「そりゃあ、閉鎖されたら

搬送する必要もないから、

毎日新聞の言う

「母子救急搬送システムの改善」

が達成されたんだ」

こうして、奈良県の南部でお産できる

施設が消滅したのでした。


No doctor, no error.

毎日新聞の努力は

このような形で現実化し、

さらには

多くの医師が産科を選ばず

産科医も多くの病院から

撤退を続ける引き金になりました。

医師がこのようなレヴェルで

間違いをしたら

すぐにこぞって叩くのに

自らは訂正すらしないのは何故でしょう。

せめてもう少し

情報を集めて、報道すればいいのに、

意図的に医師を叩く報道をするから

新聞社が「恥を知れ」

なんていいだす始末(4)。


同業他社の新聞社が、

医師に向かって

「恥を知れ」

なんて言う位だから

どんだけ破廉恥な報道だったか

分かると思います。

【引用終了】

同じ毎日新聞の受賞を「天漢日乗」さんhttp://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/01/post_1a1d.htmlも怒っているようです。

                      ◇ 

関係ないような他人のブログを長々と引用して・・・。

それで、結局何が言いたいのかって?

そう、新聞労連のジャーナリスト大賞に対してしていちゃもんをつけているわけです。

上記引用文中の

情報を集めて、報道すればいいのに、」

「自らは訂正すらしないのは何故でしょう。」

「恥を知れ」

等の文言は勿論去年の毎日新聞受賞に対して述べられている。

だが、今年の沖縄タイムス、琉球新報の受賞に対してもピッタリ当てはまるのは面白い。

しょせん新聞労連ジャーナリスト大賞なんて、

新聞記者の、

新聞記者による、

新聞記者のための、

大賞」

ということを知ってもらうための引用でした。

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