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夜の繁華街を徘徊する不良女子中学生を、中年の不良米兵がナンパし、中学生は米兵の自宅までついて行った。
不良米兵と不良中学生のナンパトラブル。
エントリーに際し、こんなしょうもないネタは今日でオシマイ、今日でオシマイ、
と繰り返し思いながら27回もエントリーしてしまい、
ついには「米兵事件」というカテゴリーまで作ってしまった。
沖縄人同士の事件だったらだったらボツネタのようなネタを、
当事者の一方が米兵というだけで地元二紙が大騒ぎを始め、
号外を出すまでの大事件にでっち上げた。
これでは、当日記としても嫌でも付き合わざるを得なかった。(弁解)
事件は女子中学生の告訴取り下げで、容疑者の米兵は無罪釈放。
今度こそこんなクダラナイネタは終わりにしようと思ったが・・・・、
米軍法会議の判決以後、またぞろ新聞が騒ぎ出し、昨日は二紙が揃って社説で取り上げる騒ぎ。
やれやれ、と思いながらも付き合いの良い当日記は付き合ってしまう。(苦笑)
結論だけ先に書いておこう。
容疑者の米二等軍曹は日米地位協定の狭間に立たされ、「県民感情配慮」の人身御供となった犠牲者である。
勿論軍法会議でも「強姦罪」は無罪である。
沖縄県警が犯行の翌日容疑者の身柄を拘束し、家宅捜索を行い証拠物件は押収し、拘留期限を延長して検察と共同で調べても「強姦罪」は立件出来なかった。
「被害者の」告訴取り下げは、被害者の意図というより、
そうしなければ証拠不十分により立件できない検察側にとって、告訴取り下げは渡りに船だったはず。
⇒告訴取り下げの真相、検事正会見から読む
二等軍曹に実刑3年 米兵女子中学生暴行(2008.5.16)
琉球新報夕刊一面トップ
女子中学生暴行事件で訴追されたタイロン・ハドナット二等軍曹に対する審理が行われる軍法会議の法廷=16日午前7時すぎ、北谷町キャンプ瑞慶覧(代表撮影)
ことし2月に本島中部で起きた米兵女子中学生暴行事件で、女性暴行や誘拐など統一軍事裁判法違反で訴追された二等軍曹(38)に対する在沖海兵隊の高等軍法会議が16日午前、北谷町の米軍キャンプ瑞慶覧であった。
判事は懲役4年を言い渡したが、司法取引で1年が猶予され、3年の実刑となった。検察側は求刑で懲役8年、弁護側は9カ月以内の判決を求めていた。
二等軍曹は5つの罪のうち、16歳未満の少女に対する虐待を認めた一方、残りの4つの罪を否認した。
二等軍曹が米軍当局と司法取引を行い、1罪を確定させる代わりに検察側が4罪を取り下げた。これを受け、判事は有罪を認定した。(略)
◇
沖縄タイムス2008年5月16日(金) 夕刊 1面
暴行米兵に懲役4年/キャンプ瑞慶覧軍法会議
司法取引で3年に
二月に本島中部で起きた米兵暴行事件をめぐり、県警に強姦容疑で逮捕された後、被害者の告訴取り下げで不起訴処分となった在沖米海兵隊キャンプ・コートニー所属のタイロン・ハドナット二等軍曹(38)の高等軍法会議が十六日、キャンプ瑞慶覧で始まり、同軍曹は少女への暴力的性行為を認めた。八年の求刑に対し、判事は懲役四年を言い渡した。しかし、司法取引で一年猶予となり、三年の懲役が確定した。
ハドナット二等軍曹は十六歳未満の少女への強姦や、誘拐、偽証など五つの統一軍法典違反に問われていた。このうち、十六歳未満への暴力的性行為を認めた。司法取引が成立し、残りの四つの罪については検察が取り下げた。(略)
◇
新報⇒二等軍曹は5つの罪のうち、16歳未満の少女に対する虐待を認めた一方、残りの4つの罪を否認した。
タイムス⇒同軍曹は少女への暴力的性行為を認めた。
おやおや、沖縄の新聞の辞書では「虐待=暴力的性行為」と書いてあるらしい。
それに被告は強姦は否認しているがタイムスは強姦と暴力的性行為の区別を解説すべきであろう。
手元の簡易辞書を引いてみても、
【虐待】とは①むごい取り扱いをすること。 ②いじめること。
とある。 だが、通常の用例を見ると「捕虜虐待」「幼児虐待」といった②のいじめの部分が強調して使われている。
なるほど暴力的性行為はむごい取り扱いだろうが、無理やり言葉遊びをしたタイムス、新報両紙は故意に問題の本質を隠そうとしている。
ちなみに琉球新報の5月16日夕刊の一面トップは8段抜きの大見出しで
二等軍曹に有罪 米兵女子中学生暴行
検察側8年求刑
軍法会議 虐待認め司法取引
そして5月17日琉球新報長官 社会面トップ
沖縄の声届かず
米兵、謝罪繰り返す
「言い訳できない。 欲望あった」
>欲望あった
当たり前だろう。こんなのは争点でもなんでもないのにこの見出しだ。
両紙とも司法取引されたとする「五つの罪」を敢て曖昧に記しているが、西日本新聞によると、「五つの罪」は次のようになっている。
≪ 2等軍曹は「16歳未満の少女に対する強姦」「暴力的性行為」「偽証」「姦通」「巧妙な手口による誘拐」の5罪に問われていた。審理の中で、1罪での有罪を確定させるかわりに、検察側が4罪の訴追を取り下げる司法取引が成立。取り下げられた強姦などの罪について、事実関係の審理はされなかった。≫
整理すると五罪とは①強姦、②暴力的性行為、③偽証、④姦通、⑤誘拐・・・ということになる。
そして米軍曹は②の暴力的性行為は認めたが、他の四つの罪は否認している。
で、暴力的性行為の詳細は強姦ではなく、
16歳未満の少女に対する強制わいせつで、具体的には「体を下着の上から触った」と報じている。
これを見ても沖縄紙が印象操作で被告を「残虐な強姦魔」に仕立て上げようとしていることがミエミエである。
下着の上からさわっただけで「禁固三年」と「不名誉除隊」が重いのか軽いのか。
仲井真県知事は「(実刑でも)県民は腑に落ちない思いがあろう」(新報5月17日)とコメントしているが、
絞首刑か銃殺にでもしなければ県民は納得しないのだろうか。
沖縄・少女暴行 米兵軍法会議では有罪 禁固4年 司法取引で1年猶予 =2008/05/17付 西日本新聞朝刊=2008年5月17日 00:26
沖縄タイムス社説(2008年5月17日朝刊)
【暴行米兵に判決】取引には納得いかない
≪二等軍曹は十六歳未満への暴力的性行為を認めた。判決は禁固四年だが、司法取引が成立し一年猶予され実質は禁固三年になるという。≫
≪ 二等軍曹は強姦、暴力的性行為、偽証、姦通、巧妙な手口による誘拐の五つの罪に問われていた。
だが、暴力的性行為の罪を認めたため、検察側が残り四つの罪を取り下げたという。≫
琉球新報社説
米軍法会議 米兵裁けぬ事件の反省を(2008.5.17)
≪ 被害者も県民である。それにもかかわらず、日本の司法、法律で裁くことができなかった。
暴行を受けた女子中学生に対するネットでの誹謗(ひぼう)中傷、「誘いに乗った少女が悪い」「深夜徘徊(はいかい)を許す家庭に問題がある」などの県内外からの批判もあり、被害者の女子中学生側が告訴を取り下げたためである。
告訴取り下げで二等軍曹は不起訴処分となり日本の司法機関は事件を裁くことができなくなった。
性犯罪は「凶悪犯罪」である。1995年に沖縄本島北部で起きた少女乱暴事件では、小学生が犠牲になった。≫
≪ 性犯罪は親告罪であり、被害者の訴えがなければ、犯罪者を裁くことができない ≫
◇
タイムスの社説は今更反論する必要も無いだろう。
新報はここで恥ずべき印象操作・・・
新報⇒
>被害者も県民である。それにもかかわらず、日本の司法、法律で裁くことができなかった。
容疑者を日本の法廷で裁くことが出来なかった理由は、米軍が容疑者を勝手に軍法会議にかけたから、といった書きぶりだ。
元々在りもしない「強姦事件」をマスコミに踊った警察・検察が、
拘留延長までして立件を試みたが出来なかったので、「告訴取り下げ」という奥の手を使っただけの話。
そのため容疑者は無罪釈放で検察側は恥をかかずに済んだというのが真相だ。
もし、「事件」が存在しているのなら親告の不要な「青少年保護条例」という手もあったが、
検察側はこれも敢て行使しなかったのが「無罪」の何よりの証拠である。
新報⇒
>1995年に沖縄本島北部で起きた少女乱暴事件では、小学生が犠牲になった。
1995年の事件と今回の事件は似て非なるもの。
|
更に幻の事件を糾弾しての「県民大会」にも驚くが、
僅か2000名足らず(当日記予測)の動員に号外 とは良くやるよ。
沖縄タイムスさん!琉球新報さん!
⇒
米兵事件で沖縄県民大会、自民県連は組織参加見送り・知事欠席 (3月23日 21:55)
やれやれ、ご丁寧に沖縄タイムスはネット号外まで。
>>PDF版1面(421KB)
>>PDF版2面(705KB)
最後に一言述べておくと当日記は、問題の不良米兵に微塵の同情心も持っておらず何らかの罪で罰せられることを望んでいたが、誤解を恐れず敢て言わしてもらうと、
夜の繁華街で合意で付いてきた大人びた(成人と思ったー本人談)中学生の「体を下着の上から触った」だけで、
禁固三年と不名誉除隊とは、お気の毒といわざるを得ない。
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