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沖縄タイムスは、星、上原両氏の告発に対し依然として沈黙を通している。
だが、西松事件に関する小沢民主党代表代行の“沈黙”に対しては沈黙しておれないのか、鳩山代表に代わってなにやら民主党援護の社説を書いているが・・。
<西松建設の違法献金は自民党議員にも渡っている。二階俊博経済産業相の政治団体は800万円余りのパーティー券を購入させた。同様に同社から献金を受けたのは首相、大臣経験者が名を連ねる。>([西松事件初公判] 問われるは政治自浄力)
郵便制度悪用事件では、民主党を援護する余り本筋を踏み外した奇妙な社説で大恥を晒したが、今回も子どもの弁解にも似た幼稚な民主党援護が逆に支持者の足を引っぱっている。
それに気がつかないのかタイムスは、又しても恥さらしの社説を書いてくれた。
「西松事件」でも、自民党議員の名を挙げ、政治の自浄能力云々ともっともらしが、
その論理たるや、「悪いことしているのは他にもいるのに」とまるで子どもの言い訳ではないか。
交通違反で検挙された男が「他にも交通違反があるのに何故オレだけ」というのと同じ屁理屈だ。
小沢の場合は、交通違反といっても悪質度が違う。
酒気運転による轢き逃げ以上に悪質だろうが。
沖縄タイムスは、又してもピントはずれの社説で大恥を晒してくれた。
同じ地方紙でも、西松事件の舞台の岩手、秋田両県を含む東北地方のブロック紙「河北日報」は、流石に事件について本質をついた社説を書いている。
沖縄タイムスとは雲泥の差だ。
河北日報・社説
岩手県では1980年代から、秋田でも90年代後半から。事務所の意向は「天の声」として公共工事の談合に決定的な影響力を持っていた―。
西松建設献金事件で政治資金規正法違反罪などに問われた前社長国沢幹雄被告(70)の初公判がきのう開かれ、検察側は小沢一郎民主党代表代行の事務所のかかわり具合を冒頭陳述で詳細に描き出した。
95年から2006年までの間、西松建設のJVが「天の声」を得て受注できた工事は4件で、落札額は計約120億円を超えたという。
なるほど、そういう事情でもない限り、ゼネコンが多額の政治献金を続けるはずがない。そう思わせる構図である。
もちろん、「東京地検は小説を書いている」(亀井静香国民新党代表代行)という小沢氏擁護論は成り立つ。
では、その当否を有権者は、どうやって判断したらいいのか。違法性、疑惑を全否定してきた小沢氏の具体的な反論を、ぜひ聞きたい。
東京地裁での公判は、国沢被告が起訴の内容を認めて1日で結審した。検察は禁固1年6月を求刑した。
検察が「天の声」があったと指摘したのは、岩手県立一戸・北陽病院(98年入札)、秋田県立総合武道館(02年)など。
西松建設東北支店長が95年に1000万円超の献金を準備したのは、小沢事務所の要求に応じるためだった。
97年、東北支店長は年間2500万円を小沢氏側に継続的に寄付すると小沢事務所と申し合わせた。
2000年分の寄付は、できるだけ目立たないよう献金名義をできるだけ分散してほしいと小沢事務所から要請された。
実体のない政治団体名義での献金の背景が、冒頭陳述ではこんなふうにたどられる。
この事件で起訴された小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規被告(48)が「実際には西松からの献金と知っていた」と認めた供述調書も証拠採用された。
小沢氏は「献金と受注に関係があるとは思っていない」と説明してきた。大久保被告も「やましいことをした覚えはない」と主張している。
大久保被告の調書も公判で「小説」か否かが争われる可能性はある。刑事事件としては検察、弁護側の攻防を見守るしかないのかもしれない。
しかし、衆院解散、政権選択選挙を控えた有権者としては、そうはいかない。大久保被告の公判が始まるのが、どうやら総選挙後という見通しとなればなおさらだ。
「刑事罰を適用するほどの重大で悪質な事案なのか」。今月10日、有識者会議がまとめたそんな基調の報告書に依拠して、民主党はこのまま事態を放置するつもりなのか。
「天の声」の形成に小沢氏が直接かかわってはいなかったとしても、事情を掌握し直す責任があるのは明らかだ。
事実なのか、小説なのか。水掛け論を聞かされながら総選挙を迎えるのではやりきれない。
2009年06月20日土曜日
◇
>衆院解散、政権選択選挙を控えた有権者としては、そうはいかない。大久保被告の公判が始まるのが、どうやら総選挙後という見通しとなればなおさらだ。
選挙が終わって大久保被告の公判が始まってから説明するつもりなら、それは大きな間違いだ。
河北新報が指摘するとおり、有権者は政権選挙を控えた今だからこそ説明を望んでいる。
選挙前だからこそ公党としての説明責もが問われるのではないか。
■納得できない有識者会議■
民主党お抱えの有識者会議の報告書をもって、公党としての説明責任を果たしたつもりなら、余りにも国民をバカにしている。
河北新報は、民主党が事件の検証を委託した有識者会議に対しても、河北春秋(コラム)で「客観性、中立性に欠け、国民が到底納得できる内容ではなかった」と手厳しく批判している。
忠言は耳に逆らう。真心を尽くしていさめる言葉は、とかく耳に痛い。だが、この元トップはかすかな痛みさえ感じなかったのか。部下の忠告を一顧だにしなかったようだ▼西松建設の巨額献金事件。前社長の国沢幹雄被告(70)は、「ダミーの政治団体を使うのはまずい」との社内の指摘に、こう豪語したとの証言がある。「おれを信じてついてこい。保証する」
▼東京地裁できのう開かれた初公判。か細い声で起訴内容を認めた国沢被告に、かつてのワンマン社長の面影はない。「法違反に対する意識が希薄だった」「競争に勝ち抜くための必要悪と思っていた」と振り返った▼献金の狙いとして検察側が冒頭陳述で強調したのは、小沢一郎民主党代表代行の事務所の「天の声」だ。岩手、秋田両県の公共工事の談合で、本命業者選定に決定的な影響力を及ぼしていたと指摘した
▼小沢氏の公設第1秘書の大久保隆規被告(48)が献金の調整に当たり、天の声を出していたことも示した。大久保被告の初公判は早くても8月以降の見通し。民主党や小沢氏は新たな説明を求められよう▼西松事件を検証した民主党の有識者会議による先の報告書は、客観性、中立性に欠け、国民が到底納得できる内容ではなかった。忠言が封じられる党では、真相究明などおぼつかない。
◇
「悪の大魔王」に対して忠言を呈する者は、民主党には誰一人もいない。
あの強面で睨まれたら震え上がってしまい、ひたすら「信じています」と言う以外に言葉はないだろう。
だが有権者は「本当のことを知りたい」。
「本当のこと知りたい」支持者ら戸惑い 西松事件初公判
<西松建設の巨額献金事件の初公判で、検察側が岩手、秋田両県の公共工事の業者選定をめぐり小沢一郎衆院議員の事務所が「天の声」を出したと指摘したことに対し、小沢氏の地元奥州市の支持者や秋田からは「本当のことが知りたい」「実態が分からない」などと戸惑いの声が上がった。
同氏後援会水沢連合会の小野寺伝会長(76)は「法に基づいて献金を処理しているという小沢先生の言葉を信じている。判決前に何も話すことはない」と話した。>
有権者どころか小沢支持者でさえも、「本当のことが知りたい」と言っているではないか。
それでもなお沈黙を守る「闇の帝王」・小沢一郎氏。
こんな人物を代表代行に頂く民主党に政権は任せられない。
民主党の不祥事はそれだけではない。
鳩山代表は「故人献金」の説明責任を果たしていないし、「郵便制度悪用事件」の黒幕・石井副代表も説明責任を果たしていない。
一連の疑惑の登場人物は、民主党の前代表で現代表代行、そして現代表と副代表。
小沢一郎、鳩山由紀夫、石井一と党幹部三人が、疑惑に塗れの揃い踏みでミエを切る民主党に、政権統治能力はあるのか。
ない!(怒)
【追記】
①今朝のテレ朝サンプロが「郵便制度悪用事件」と取り上げました。
②【動画】日テレニュース⇒http://www.news24.jp/137906.html
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