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◆裁判官の非常識と県警監察官の常識
3児死亡から3年の福岡で…警官が飲酒事故 (1/2ページ)
福岡県警は25日、国道を逆走して対向車に衝突、女性にけがをさせ逃走したとして、自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、同県警の巡査部長(49)を逮捕した。血液検査では酒気帯び運転の基準値の約4倍に当たるアルコールを検出。この日は、飲酒した元福岡市職員の車が追突、幼児3人が死亡した事故から丸3年だった。
【続きを読む】昨日のエントリーで、署名捺印の「侘び状」に関するコメント欄が賑わった。
「泥酔していた」という理由で、署名押印の「侘び状」を無効にした常識欠落の裁判官の是非が争点であったが、
裁判官と違って警察官には社会常識が備わっていると思われるが、やはり社会人としての常識欠落者もいるようだ。
「泥酔して」轢き逃げ事故を起こした警察官が容疑を否認している。
容疑者の警察官は、「自分は運転していないので、関係ない」ということらしい。
さすがに「泥酔していたので無罪だ」と主張していないのは、僅かに残っていた常識が働いたのだろうか。
だが、容疑者の上司である福岡県警主席監察官は、監督不行き届きの咎を受けても、常識欠落で非難を受けることはないだろう。
上記写真で、薄い頭を深々と下げて,泥酔して轢き逃げした警察官の不始末を謝罪しているから。
コメント欄で、必死になって裁判官の判断を支持する方もいるようだが、「常識か非常識か」の論争は、
結局は常識人と非常識人の論争であり、
決着点を見出すことは困難である。
◆
琉球新報 金口木舌 2009年8月24日
いつ見ても手品師のたくみな手つきと語りにだまされてしまう。手品は「考えをめぐらして人をたぶらかす手段」でもある(「広辞苑」)。だまされた人間は「しまいには戦争に連れて行かれる」と安斎育郎さんは語る
▼立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長の安斎さんは22日、ひめゆり平和祈念資料館開館20周年を記念して講演。イラク戦争は「だましで始まった」ことを手品を使って説明した
▼人間の脳が一部分を見ただけで全体の姿を想像してしまう、思い込みを利用したトリックだ。イラク戦争で米国が開戦理由にした「大量破壊兵器」は見つからなかった
▼安斎さんが講演した22日、「だましで始まった」イラク戦争に部隊を派遣した米軍普天間飛行場でフェスティバルが開かれていた。イラクの戦闘に使われたかもしれない軍用機や車両の前で親子連れが記念撮影をしていた
▼22日はまた、疎開学童を乗せた「対馬丸」が撃沈されてから65年。子どもたちの命を守るためという理由で送り出したが、その航路は日本の制海権が失われ危険であることは伏せられていた
▼どうすればだまされないのか。安斎さんの言う「無力=0」と「微力=1」の違いがヒントになる。0を1万集めても無でしかないが、1を1万集めるとそれだけの力を発揮する。1票の権利を行使することも私たちにできることの一つだ。
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