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当ブログ開設の当初は、スポーツを筆頭に各分野で活躍が著しい沖縄の若者を応援するのがその目的の一つであった。
高校野球に、ゴルフ、ボクシング、空手、ハンドボール、ウェイトリフティングなどスポーツ分野に止まらず、マーチングバンドやロボット工作など、最近の沖縄の若者は文武両道で全国レベルの活躍が著しい。
文武両道だけではない。
知花さくらさんなどは、沖縄一の進学校・開邦高校から難関とされる上智大学を卒業し、ミスユニバースの二位を獲得するという才色兼備を誇っている。
目を芸能界に転じると、安室奈美枝、仲間ゆきえ、に最近では黒木メイサそして・・・うーん、これを枚挙に暇がないというべきなのだろう。
今や芸能界は沖縄の若者を抜きには考えられないほどの活躍ぶりである。
ところがである。
話が学力に及ぶと急に今までの勢いがトーンダウンしてしまう。
それにしても3年連続の全国最下位とは。
沖縄タイムス 2009年08月28日 社会
学力テスト3年連続最下位 小学2科目、順位上昇【08月28日】
県教育長 「正答率公表を希望」
文部科学省と県教育庁は27日、学力の把握を目的に小学6年と中学3年の全児童・生徒を対象に今年4月に実施した2009年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。国語、算数・数学の2教科で知識をみるA問題と活用力をみるB問題の平均正答率で、沖縄県の公立校は、過去2回、8科目全部が全国最下位の47位だったが、今回は2科目で順位を上げ、小学校国語Bが46位、小学校算数Aが41位。総合的にみると3年連続最下位だった。また、金武正八郎県教育長は「市町村教育委員会が、正答率を含め積極的に結果を公表することを希望している」と表明。関係者からは「序列化につながるのではないか」と警戒する声も出ている。(略)
◇
ここで教育問題を論じるのは目的でないので「2科目で順位を上げた云々」には触れない。
深入りは遠慮して縁側さんの全国学力テストで我が県は・・ におまかせするが、
次のは三つだけは言っておきたい。
①小学校教育に関しては数学者・藤原正彦教授の意見に全面的に同意する。
初等教育で重要なのは、
「一に国語で、二に国語、三、四がなくて五に算数」ということ。
②従って、小学校で英語を教えるのには反対。 そんな時間があれば、国語と算数に廻す。
③沖縄の教師の「平和活動」という名の「政治活動」の禁止。
それに漢字の母国・中国には存在しない「躾」(漢字ではなく国字)を教えれば、学力は自ずと向上すること間違いない。
それにしても自分の「身」を「美しく」することは化粧ではなく、躾(しつけ)であるとは、昔の日本人は偉かった。
ところで、低学力児童がそのまま大人になったような「プロ市民」には小学生でもわかる簡単な理屈が理解できないようだ。
日米で合意した「普天間基地」を辺野古に移設すると、ジュゴンが可哀相だから反対だという。
住宅密集地に隣接する「普天間基地」のことは、基地と住民のどちらが先住者かの問題はさておいても、危険であることに異を唱えるものはない。
戦争のない世界や、軍事基地のない世界が可能ならこれに越したことはないが、世間は希望する全てが成就するほど単純でない。これは今時、小学生でも理解出来ること。
人命に関わることは、ベストを望む前に、次善の策で緊急避難するのが良識ある大人の考えではないのか。
「危険きわまる普天間基地」は、より危険度の少ない辺野古に移設すべしと、当日記でも再三述べた。
ところが辺野古沖を埋め立てるとジュゴンが可哀相だと、「プロ市民」が反対する。
「ジュゴンと人命とどっちが大事なのだ」と叫びたいが、ここは抑えて、
話は一転、普天間基地代替施設のための辺野古先沖埋め立てについて言及したい。
その前に、ジュゴンなんて食ってしまえと、相変わらず威勢のよい縁側さん。
「環境アセスメント 」のコメント欄にジュゴンの味について書いてあります。(旨くないそうです)
*
沖縄で埋め立て工事というと、辺野古沖と泡瀬干潟しか報道されず、それ以外の多くの埋め立て事業を知る県民は少ない。
沖縄のマスコミが辺野古と泡瀬以外の数多くの埋めてて事業については報道しないからである。
先ず「沖縄の埋立地と埋め立て計画」を見てほしい。
リンクが不可なら↓。
http://www.ne.jp/asahi/awase/save/jp/data/higatagenjyou/
index.htm
左翼団体があれほど激しく反対運動をしている辺野古と泡瀬の埋め立ては、実は沖縄全体の多くある埋め立て計画のほんの一部であることが一目瞭然である。
沖縄県の一年間の埋立て実績地は辺野古の埋め立て予定地の何倍も、いや何十倍もの海岸線が埋め立てられていることを知る県民は少ないだろう。
2001年の国土地理院の発表によると前年度の沖縄の埋め立て面積は2.21平方キロに及ぶという。
具体的に言うと多良間村水納島の面積に相当する海岸線が埋められていることになる。
これは、その一年間だけの例外的数字ではなく、埋め立て面積は年々増えており、一年間の平均値をとると過去19年間の間に奥武山球場の34倍の面積を埋立て続けてきたという計算もある。
ところが沖縄のマスコミは、これらの事実を一切報道せず、連日普天間基地代替施設の埋立て問題で紙面をうずめているので'県民が埋め立ての現実を知る機会は無い。
泡瀬埋立てと普天間代替施設埋立てを比べてみても、埋立ての規模、そして自然環境に
与える影響も遥かに泡瀬の方が大きいが、沖縄マスコミの報道するのはその殆どが
埋め立て地といえば辺野古と泡瀬しか知らされていないので、それ以外の埋立て計画の名前を言える人が果たして何人いるだろうか。
もう一度、これをご覧頂き、辺野古埋め立てにのみテント小屋を作り「ジュゴンを守れ」という人々の偽善行為を確認してほしい。
⇒沖縄の埋立地と埋め立て計画http://www.ne.jp/asahi/awase/save/jp/data/higatagenjyou/
index.htm
反米・抗日一辺倒の偽善者達が叫ぶ「ちゅら海守れ」のいかがわしさが一目瞭然である。
普天間基地代替施設埋立てに反対しても、その何十倍もの規模で計画されているそれ以外の埋立て事業には一切反対しない沖縄のマスコミと「プロ市民」。
良識ある県民はマスコミにより「情報封殺」されていることに気がつきはじめている。
それが新聞購読者の減少となってあらわれているのだ。
沖縄県内における環境破壊、公有水面の埋立てによる環境破壊となると、環境学者なる「有識者」がイデオロギーには無関係を装って、反対意見を披露するが彼らこそ「環境」で化身した左翼勢力である。
環境学者といえば理系の学者で、イデオロギーには縁遠いとおもわれるが、そこが彼らの思う壺であり、沖縄は左翼環境学者の掃溜めだという人もいるくらいだ。
左翼学者の掃溜めである沖縄大学などはその典型だろう。
学長のマスコミ露出が他大学学長に比べて多すぎるのがその証拠である。
人間あっての環境保護であり、環境を守るためには人間の命(普天間基地近隣の住民の命)はどうでもよいわけはないだろう。
最近では、ジュゴンの他に「海がめを守れ」と叫ぶ偽善者も現れているが、彼らの意見に従えば希少動物を守るために人間は何処かへ追いやられて、沖縄が「ガラパゴス島」になるということである。
【おまけ】 保存資料です。
めったに沖縄の新聞に載らない記事が、こんなとこ。
琉球新報 2001年 1月30日 朝刊 23面
県土全国一の増加/1年で2.21平方キロ/昨年分、国土地理院発表
/多良間村水納島に匹敵/経済振興で埋め立て進む
国土地理院は二十九日、二〇〇〇年の全国都道府県市区町村別面積を発表した。沖縄の県土面積は二二七一・三平方㌔㍍となって、前年より多良間村水納島に匹敵する二・二一平方㌔㍍増え、都道府県別の増加面積で初めて一位となった。増加は埋め立てによるもので、国土全体の増加面積分(九・四平方㌔㍍)の四分の一近くを占めた。
二〇〇〇年の県土全体の増加面積は、国土地理院が基準地形図を現在の二万五千分の一に変えて統計を取り始めた一九八九年以降で最大規模。この十二年間の合計増加面積は八・四九平方㌔㍍となり、与那原町(四・四五平方㌔㍍)のほぼ二つ分に匹敵する県土が、生まれた計算だ。
増加面積は市区町村別でも、県内から二位の豊見城村(〇・八平方㌔㍍)を筆頭に、六位に平良市(〇・三二平方㌔㍍)、八位・糸満市(〇・二六平方㌔㍍)、九位・西原町(〇・二五平方㌔㍍)の四市町村が、全国十位内にランクイン。
観光リゾート地の形成や企業立地、宅地造成など地域・産業振興を目的に、臨海部の埋め立てが進行する県内の状況が浮き彫りになった。一位は福岡市の一・〇九平方㌔㍍だった。
国土の増加面積が、北方四島の再測定で約五十平方㌔㍍に増加修正された九二年を除き、ほとんど十平方㌔㍍前後で推移し、「数年前に比べると埋め立ては落ち着いてきている」(国土地理院)。
逆に沖縄は、この三年間で増加傾向。中城湾港泡瀬地区の事業が走り出すのをはじめ、同沖縄支所では「空港、港湾整備の需要は今後もあることから面積の増加は当面続くだろう」とみている。
【付記】
今朝の沖縄タイムスに「最高裁判事の国民審査」の意見広告が紙面全面を使って掲載されていた。
これまでにないことだが、ネットによる「国民の権利行使運動」に影響されたのだろうか。
同広告は「一票の不平等」を容認した裁判官を不適格として、涌井紀夫、田原睦夫、那須弘平の三人を不適格裁判官としている。
当日記でも、「国籍法改正」を理由に、次の四人を不適格としたが、上記三人と重複するので、やっぱりどこから検討してもダメなヤツはダメだとの確信を得た。
不適格判事
那須弘平(弁護士)
涌井紀夫(裁判官)
田原睦夫(弁護士)
近藤崇晴(裁判官)
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