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二年前の「11万人集会」は、良識ある県民にとって悪夢であった。
その悪夢の再現を夢見て徒党を組み蠕動する集団がいる。
ちょん髷姿の老人に率いられる一派だ。
その写真がこれ。 わかりにくいが、リーダー役の老人がちょん髷を結っている。
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29日、那覇で集会 教科書県民大会2年 2009年9月5日
今月29日の集会開催を決定した「9・29県民大会決議を実現させる会」の協議会=4日、那覇市の県PTA会館
「教科書検定意見撤回を求める県民大会」を呼び掛けた6団体で構成する「9・29県民大会決議を実現させる会」は4日、那覇市の県PTA会館で協議会を開き、同大会から2周年を迎える今月29日に那覇市内で集会を開くことを決定した。同大会実行委員会がこれまで文科省に求めてきた検定意見の撤回、沖縄戦中に起きた「集団自決」(強制集団死)の軍強制の記述回復など4項目の実現に向けた東京行動のきっかけにする。
集会は29日午後6時から県庁前広場で開く予定。集会を受けて10月にも東京の関係機関を訪ね、要請行動を展開する。
◇
政権が変わるのを機に、
夢よもう一度。
悪夢だろ!
と、ついツッコミを入れたくもなる迷惑な方々である。
二年前の「11万人集会」の狂気を目論むお馴染みの面々。
写真で見ると、ちょん髷ジーさんがやはり中心になっている。
同じ日の9月29日に「集会」を決行するとのことだ。
「11万人集会」のウソの数字が暴かれたせいか、今回は事前の動員運動も、前回とは比べ物にならぬほど静かに進行している模様。
⇒県民大会の成果、巧妙に切り崩し 検定学習会で批判(2009.5.4)
それに比べ二年前の沖縄のマスコミは異常だった。
沖縄二紙は、まるで発狂したような扇動記事で紙面を埋め尽くしていた。
例えば2007年9月12日の琉球新報の紙面には、17日後に迫った「県民大会」への動員をはかって、
次のような扇動記事が踊っていた。
念のためくり返すが、驚くなかれ、
これが9月12日の一日の記事である!
◇
二年前の「11万人集会」直前の異常な新聞論調を反芻ために、9月14日の狂った「沖縄の言語空間」を編集加筆して再掲する。
沖縄イムス 2007年9月13日
実行委設置 動き広がる/検定撤回 県民大会
沖縄市
【沖縄】沖縄市の東門美津子市長は十二日、宜野湾市で二十九日に開かれる「教科書検定意見撤回を求める県民大会」について、臨時、嘱託を含む全職員約千六百人に参加を呼び掛ける市長メッセージをメールで配信した。また庁内連絡会議を十三日に立ち上げ、全職員が主体となり市民や市内各種団体に参加を呼び掛けることも決めた。(略)
豊見城市
【豊見城】豊見城市議会(大城英和議長)は十二日、与野党会派長会議を開き、市内の各種団体に対し、二十九日の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」への参加を呼び掛ける「豊見城市実行委員会」を結成することを確認した。
読谷村
【読谷】二十九日に宜野湾市で開かれる「教科書検定意見撤回を求める県民大会」に向け、同大会読谷村実行委員会が十二日、発足した。実行委員長に安田慶造村長、副委員長に前田善輝同村議会議長を選出。実行委を組織する村内二十三団体が中心となって大勢の村民に参加を呼び掛ける。(略)
◇ ◇ ◇
沖教組、校長らに協力依頼県内反応複雑
沖教組(大浜敏夫委員長)は十二日、本島や周辺離島の小中学校約三百二十校の校長と県内四十一市町村教育長あてに、「教科書検定意見撤回を求める県民大会」への教職員らの参加を促す依頼文を送付した。沖教組から小中学校の管理職らにあてた依頼文の送付は異例。文書は「文部科学省は県民大会の参加人数に注目している」と指摘。より多い人数が参加することで、検定撤回に向けて圧力をかけることができる―と訴えている。
具体的には、職員会議での校長からの参加呼び掛け、大会当日の参加状況の確認、PTAと協力した保護者への大会案内―などとなっている。沖教組の山本隆司副委員長は「県民総ぐるみの大会になったことで労使が一致できた」としている。
◇
■沖縄の異常な言語空間■
>沖教組から小中学校の管理職らにあてた依頼文の送付は異例。
異例というより、異常が相応しいだろう。
これまで女子供と年寄りを前面に出していたが、ここに来て、運動の主体であった教職員会が仮面をはいで正体を現してきた。
沖縄の異常な言語空間について当日記は何度も書いてきたが、当日記の読者・偶然さんが怒りのコメントを寄せているので引用する。
狂ってる・・・ (偶然)
2007-09-12 22:58:10
一歩譲って、いや、百歩譲って、県職員や教職員への参加要請は良しとしましょう。あくまで「要請」なのですから。
が、どう考えても某専門学校の生徒に対する「特別授業」という名の大会参加は「強制」でしょう。
授業という事は出欠が確認され、成績や単位認定にも
多少なりとも影響があるのでしょうね。
まさに「強制連行」ですね。
琉球新報の12日の夕刊社会面に、めずらしい記者会見が報じられた。
上記の偶然さんが怒る某学校の記者会見の記事である。
学校が全生徒、全職員を「県民大会」に特別授業の一環として
参加させるというのも異常なら、それを大々的に記者会見する
のも異常。
そしてそれを三段扱いの写真つきで報じる新聞も異常である。(ウェブ記事では写真はない)
専門学校3校も参加 日経教育グループ
職員、生徒1300人
日経グループの専門学校日経ビジネス(沖縄市、島袋永伸学校長)と日経ビジネス工学院(沖縄市、同)那覇日経ビジネス工学院(那覇市、稲福孝則学校長)の3校は12日、那覇市安里の同校で記者会見を行い、9月29日の「許可書検定意見撤回を求める県民大会」に、特別授業の一環として三校の全生徒と全教職員役1200名が参加することを発表した。 (略)
県民大会まで全クラスで授業2コマ(百分)の事前学習を行うことも表明。 沖縄戦全体の概要を学び、「集団自決」の証言を読み、今回の文部科学省による教科書検定問題について考える内容で、県民大会後に学生全員が感想文を書く予定だという。
確かにこの学校は異常だ。
「県民大会」へ生徒を「強制連行」するだけでは飽き足りず、学校内の授業でも「事前学習」をする念の入れよう。
それに加えて県民大会後に全員に感想文を書かすという異常ぶりだ。
各自治体も集団発狂である。
東門沖縄市長が全職員約1600人に参加を要請するのも異常なら、
豊見城市議会が、市内各団体に参加をよびかけるのも異常。
読谷村長や村の各リーダーが村民に参加を呼びかけるのも異常である。
そして沖教組が校長や、教育委員会に呼びかけて学校関係が一丸となって「政治集会」に参加を呼びかけるに至っては、
異常を通り超して、狂気の沙汰といわざるを得ない。
今年も、約二週間後の9月29日には、悪夢の「狂気の大会」が行われるのだろうか。