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文末に【追記】あり。
昨日沖縄タイムスの印象操作記事を粉砕すべく、しつこく大阪高裁の判決と教科書検定について書いた。
そして「集団自決」論争の核心である「軍命の有無」については既に決着はついており、
上告中の高裁の判断は、大江・岩波の出版を継続するか否か、そして謝罪金を払うかどうかという、教科書記述とは直接関係のない論点についてのみ下されると書いた。
鳩山政権は「政治主導」を売りものにしているが、政治主導が及んではいけない分野があることをマスコミは報道しない。
それどころか、沖縄タイムスは政治主導で教科書を書き換えろと、恥じ知らずな記事で紙面を飾っている。
それがこの見出しだ。(27日社会面 特殊記事)
『検定撤回』今こそ 9・29県民大会2年 下
大臣の動き試金石に
変わるか文科省
民主党になったら、速攻で歴史記述が変わるとでも言うのか。
鳩山政権に独裁政治を期待しているのか。
同記事でタイムスは、教科書問題に詳しい有識者として、山口剛史琉球大学准教授の「政治判断で検定意見が撤回できる」というコメントを紹介している。
だが、山口准教授が「集団自決」訴訟の被告側応援団の事務局長であることは「不都合な事実」として読者には伏せられている。
裁判の当事者に「有識者」としてコメントさせるというのは沖縄タイムスの常識であるが、それにしてもね・・・やはり沖縄タイムスは焦っているのだろう。
29日県民集会「検定意見撤回への好機」 道半ば、新政権に期待(2009.9.27)
「検定意見撤回に向けて前進させたい」と県民集会の意義を語る玉寄哲永世話人=25日、那覇市の県子ども会育成連絡協議会
約11万6千人(主催者発表)が集まった2007年9月29日の「教科書検定意見撤回を求める県民大会」から2年。同大会の副実行委員長を務め、今月29日に県庁前広場で開かれる「9・29県民大会決議を実現させる県民集会」世話人の玉寄哲永さん(県子ども会育成連絡協議会会長)に大会への思いを聞いた。(聞き手・当銘寿夫)
―県民大会から2年がたつが、現状は。
「『集団自決』(強制集団死)の日本軍強制の記述が削除・修正されて以降、県民大会が開かれ、決議に基づき何度も要請してきた。しかし『軍関与』の記述が復活したにとどまり、軍強制の記述は回復されていない。検定意見は撤回されておらず、教科書検定問題はいまだ道半ばの状態だ」
―民主党を中心とした新政権に対しての期待は。
「新政権への期待は大いにある。民主党の菅直人氏が07年の大会に来てくれた。その後、国会で検定意見撤回を決議しようとも動いてくれた。民主党は国民の視点に立った政治をすると言っているので、県民の思いをしっかり受け止めるのではないか。前進した対応を期待している。政権が代わった今が、検定意見を撤回させるチャンスだ」
―一方、新政権の川端達夫文部科学相は同問題について「検定をどうしようというのは答えかねる」と言及を避けたが。
「テレビで見ていたが、あいまいな答弁だった。政治主導と言うなら、きちんと答える姿勢を見せてほしかった」
―今回の集会の意義は。
「沖縄戦の事実をねじ曲げることは許さないと県民が怒りを爆発させたのが、2年前の県民大会だ。今回の県民集会に参加する人も同じ意志を持ってくれているはず。今回の集会で県民の意志を確認して、1歩でも2歩でも検定意見撤回に向けて前進させたい」
◆高嶺県議会議長が参加へ
県議会の高嶺善伸議長は26日までに29日の集会への参加を決めた。高嶺議長は「議会は過去2度、検定意見撤回と記述の回復を求める意見書を決議している。県議会が先頭に立ち頑張りたい」と話している。民主党が主導する政権誕生が要望実現の好機とし「このタイミングを逃すと集団自決の実相が教科書から消えたままになってしまう。今がチャンス」と意欲をみせた。
集会を主催する9・29県民大会決議を実現させる会のメンバーは高嶺議長に、9・29県民大会実行委員会の実行委員長就任を要請してきた。2年前の県民大会は仲里利信議長(当時)が実行委員長を務めた。だが、後任の高嶺議長の実行委員長就任は、県議会の自民党会派の一部に異論があり実現していない。
◆石垣でも29日集会
【八重山】平和憲法を守る八重山連絡協議会(仲山忠亨代表)は29日午後6時から石垣市の新栄公園九条の碑前で「歴史教科書問題9・29八重山集会」を開き、文部科学省の高校歴史教科書検定で「集団自決」(強制集団死)の日本軍強制の記述が削除・修正されたことへ抗議する。
◇
教科書記述で焦っているのは琉球新報も負けてはいない。
「9.29県民集会」を明日に控え、琉球新報も騒ぎだした。
「約11万6千人(主催者発表)」と但し書きを付けるだけ琉球新報はタイムスよりまだマシだと思うのだが、言ってることは大同小異。
一昨年脚光を浴びて以来、しばらく暇を持て余していたちょん髷ジーさんが、またぞろ這い出してきた。
高裁判決にも負けず、検定意見にも負けず、
新政権の政治主導で、
教科書記述を改竄せよと、
抗議集会を開くというのが上記記事の主旨。
さらに二年前の「11万人集会」では「毒おむすび」証言で有名になった仲里県会議長(当時)に代わって、今回は高嶺県会議長を実行委員長に要請しているという。
仲里氏は自民党でもマスコミの連日の熱気に煽られて「毒おむすび」発言をしたが、
社民党の高嶺氏は次期国政選挙に出馬を狙っていると聞くので、よりマスコミの注目を浴びるパフォーマンスを狙う可能性がある。
「毒おむすび」より目立つ発言がお楽しみである。
日本兵が「死になさい」 山城さんが証言 真実、後世に願い(2009
座間味村史に掲載された沖縄戦の写真を見ながら、当時を振り返る山城功さん(右)と美枝子さん=26日、宜野湾市の山城さん宅
文部科学省の教科書検定で、高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の日本軍強制記述が削除・修正されたのを受け、2007年に開かれた「教科書検定意見撤回を求める県民大会」(同実行委主催)から約2年。民主党主導の政権誕生を機に、検定意見撤回と記述回復など当時の大会決議実現を目指し「9・29県民大会決議を実現させる県民集会」(9・29県民大会決議を実現させる会主催)が29日午後6時から県庁前広場で開かれる。「集団自決」の現場から一命を取り留めた元住民は体験を語り記述回復の願いを集会に託す。主催関係者は「運動を前進させたい」と再び闘いに挑む。
「ここで死になさいね」。山城功さん=当時(12)=の義理の伯母ヨシさんは1945年3月25日夜、座間味島の軍本部の壕内で、少尉から手榴弾(しゅりゅうだん)を渡された。「使い方が分からないなら輪になりなさい。自分がやるから、心配ないから」とヨシさんや山城さん、姉の千代枝さん=当時(15)、功さんのいとこに指示した。「その中心に手榴弾を放るつもりだったんだろう」。しかし、猛烈に抵抗する千代枝さんの姿を見たヨシさんは、少尉に頼み込み、手榴弾を返した。「姉が必死に抵抗していなかったら、あそこで死んでいたかもしれない」。山城さん(76)は振り返り、宙を見つめる。
山城さんの妻、美枝子さん(68)は沖縄戦当時、座間味村の助役だった宮里盛秀さんの次女だ。夫婦とも同村出身だが、結婚以来、戦争当時の村の状況が話題に上ることはなかった。「あれだけの人数を巻きこんだ『集団自決』があった村の、助役だった父の立場もあり言葉が出なかった」(美枝子さん)。
変わったのは、教科書検定問題を知ってからだ。
「何があったか現実をしっかり見てもらい、戦争がどういうものか考えてほしい」。思いを強くし、夫婦間で話すようになり聞き取りにも応じるようになった。
座間味・渡嘉敷両島で起きた「集団自決」(強制集団死)をめぐり、両島に駐留していた日本軍の戦隊長が住民に自決を命じたとの本の記述は誤りだとして、元戦隊長らが提訴した大江・岩波訴訟。原告側は、父の盛秀さんが「自決命令」を出したと主張していたが、一審でも控訴審でも訴えは棄却された。「訴訟も教科書検定問題も同じ問題だ。現実に何があったかをきちんと残さないと、同じことが繰り返されてしまう」と危機感を強くする。
「沖縄戦で何があったかを子や孫に知ってもらうためにも、教科書の記述は回復されるべきだ」。美枝子さんは29日の県民集会に思いを託した。
(当銘寿夫)
◇
「残虐非道の日本兵」の印象を読者に与えて、「軍命派あった」という世論作りに必死な記者の姿勢が垣間見える記事だ。
手榴弾を手渡して自決命令を迫る大尉に頼み込んで、手榴弾を返して自決を免れた・・・ここから読み取れるのは記者の思惑とは裏腹に、
「鬼畜の上陸」にパニックになり自決しようとする住民に手榴弾を手渡した大尉からは「残虐」というより「優しさ」しか感じ取れない。 残虐な大尉なら頼み込まれて自決を見逃すのははずはない。
沖縄タイムスの特集記事で、宮城晴美氏は「生き証人たくさんいる中であえて史実を曲げようとする国の在り方は何なのか憤り以外にない。」と怒っているようだが、
確かに上記記事のように新聞を飾る生き証人は沢山いた。
だが、「隊長命令があった」と証言した証人は一人もいなかった。 これは宮城氏自身が一番ご存知のはずだ。
ちなみに上記記事の証人は、座間味島の集団自決を「命令した」とされる座間味村役所助役宮里盛秀氏の親族である。
この期に及んでも「軍の命令」を主張する証人として裁判当事者の親族を引っ張り出さざるを得ないほど琉球新報も焦っているのか。
刑事事件でも容疑者の親族の証言は信憑性がないとして退けられる。
集団自決を命令したとされる宮里助役の親族が、本人(助役)に不利な証言をするはずはない。
記者がそれを承知の上で今頃このような記事を書いているとしたら、それほど新報も追い詰められているのだろう。
「集団自決」問題を少しでも検証した者なら、上記記事が「集団自決は軍命によるものではない」ということを証明することはあっても、
「軍命令によるもの」という証明には、どんなに間違ってもなりえない、ということは容易に判読できるだろう。
だが、中には「軍命令の新証言」として欣喜雀躍するブログもある。
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