アメリカ大統領選挙での敗北を認めていないトランプ大統領について、アメリカの複数のメディアは、選挙の結果を覆すために戒厳令を出すことについて側近らと協議したと報じました。
大統領自身は報道を否定していますが、次期大統領就任が1か月後に迫る中でも選挙結果を争う姿勢を変えない異例の事態なだけに大統領の動向に関心が集まっています。
アメリカの複数のメディアはトランプ大統領が今月18日、ホワイトハウスに先月自身が恩赦を出したフリン元大統領補佐官などを招き、戒厳令を出すことについて協議したと伝えました。
フリン元大統領補佐官はその前日、メディアとのインタビューで、「大統領が望めば激戦となった州に軍を派遣し、選挙のやり直しをすることもできる。戒厳令は前例がないものではない」と述べ、戒厳令を出すことも選択肢の1つだとの考えを示しています。
また、ホワイトハウスでの会合では、選挙で大規模な不正が行われたと強く主張する弁護士のパウエル氏を特別検察官に任命し、不正があったかどうか捜査すべきだとの議論も行われたということです。
これに対し、同席していたメドウズ大統領首席補佐官らが強く反対し、どなり合いになる一幕もあったとしています。
【おまけ】
【拡散】「トランプ戒厳令」報道の真相が酷すぎた!
トランプ氏、選挙結果覆すため「戒厳令」議論 米報道
12/21(月) 18:07配信 AFP=時事【AFP=時事】米国で政権交代が1か月後に迫り、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が選挙結果に異議を唱える姿勢を続ける中、顧問らが結果を覆すために戒厳令の発動を提案したことが報じられ、政権内に怒りと驚きの声が広がっている。
米主要紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)とウォールストリート・ジャーナル(WSJ)、CNNテレビによると、18日にホワイトハウス(White House)で、ジョー・バイデン(Joe Biden)氏の当選を阻み選挙結果を無効にするための新たな方策が議論され、トランプ氏もこれに出席した。その中で同氏の試みを支援するために軍を動員することが提案されたが、却下された。会議は時折「怒鳴り合い」に発展したという。
・・・https://news.yahoo.co.jp/articles/c4ea5659815210a9d92b7a9820445dc4cf989877
“戒厳令”下の選挙やり直しを論議、トランプ、陰謀論者の特別検察官任命も
12/22(火) 12:31配信 Wedge・・・
こうした状況の中で12月18日夜、問題の会議がホワイトハウスで行われた。会議の出席者は大統領の他、メドウズ首席補佐官、シポロン法律顧問、不正選挙訴訟団のジュリアーニ、パウエル両弁護士、そして元国家安全保障問題担当の大統領補佐官フリン氏らだ。フリン氏はロシア疑惑で訴追され、有罪となったが、最近、大統領から恩赦を受けたばかりだ。
同氏は先週の右派ケーブルテレビ「ニュースマックス」に出演した際、戒厳令を発布し、軍隊を出動させて選挙をやり直すよう提案していた。同紙やニューヨーク・タイムズなどによると、トランプ大統領は会議の席上、この提案について同氏に尋ねたという。しかし、メドウズ首席補佐官とシポロン法律顧問が反対を唱えた。大統領がどう話したかなどは不明だ。
だが、自由と民主主義の指導的な国家である米国の大統領が選挙を私物化する独裁国家のような“戒厳令”下の選挙に関心を示すこと、そのものが異常と言わなければならないだろう。大統領はさらに、「不正選挙」の捜査を監督させるため、パウエル女史を特別検察官に任命し、ホワイトハウス内で活動させる意向を披歴。女史に機密情報へのアクセス権を持たせる考えを持ち出した。
大統領はこれまで、バー司法長官に対し、特別検察官を任命するよう要求していたが、バー氏は消極的で、事実上、大統領の要求を拒否していた。このため、大統領は不正選挙の主張に同調するパウエル氏に白羽の矢を立てたようだ。しかし、これについてもメドウズ首席補佐官とシポロン法律顧問が反対、パウエル氏は強く反発し、激しい応酬になったという。
・・・https://news.yahoo.co.jp/articles/655a201c85b5bbe765d803f2a8bce6b848e262ec
パウエル軍事弁護士側によれば戒厳令の議論は皆無
トランプ陣営にはまだ何人もスパイがいる…