⇒最初にクリックお願いします
沖縄の海は、沖縄復帰後インフラ整備などの土地開発により、湿地、干潟は海岸線が不明になるほど埋め立てにより形を変えた。
復帰以前の那覇近郊を知る筆者は、那覇市の曙町一帯や宜野湾市のコンベンションホール界隈が全て埋め立てによる土地開発の結果以前の風景が想像できないほど激変した事実を目撃している。
下記の図は沖縄の埋め立て状況を示しているが、突然降って湧いたように新聞が報じ「反埋め立てキャンペーン」の真っ最中。
理由は、ガマフヤー具志堅氏による南部の土砂には「血まみれの骨」が混入しているという理由での埋め立て反対を騒ぎ立て、「辺野古埋め立て阻止」では同じ目的のデニー知事を援護する沖縄2紙が「ガマフヤー支援」の大キャンペーンを張ったのだ。
「あらゆる手段で辺野古阻止」を公約に掲げるデニー知事は、これまで「ジュゴンが―」「サンゴが―」「マヨネーズ地盤がー」「活断層が―」等などあらゆる手段で自分のイデオロギー達成の根拠にしてきた。
そんな折にガマフヤー氏の「妄想」に火をつけたのが沖縄2紙のキャンペーンである。
今回の「ガマフヤー具志堅騒動」も、「ジュゴンが―」と同種の「血まみれの骨がー」の類の沖縄2紙のよる印象操作である。
ここにきて沖縄2紙の偏向報道に蹂躙されてきた採掘業者が反撃の狼煙を上げた。
当初は県の意見を尊重するという姿勢だった採掘業者が、このまま沖縄2紙の偏向報道を看過したら、自分の生活権が奪われると察知したからだ。
コロナ禍による中小業者が被る経済的打撃は憲法が認める「生存権」すら侵害される現状である。
コロナ禍自殺を懸念!ひとり親世帯、脅かされる生存権 コロナで収入減「耐えるしか」 きょう憲法記念日 2021-05-03
デニー知事もガマフヤー氏の「妄想」に燃料を投下するようにハンスト現場を訪問、激励する有様だ。
現状ではデニー知事は採掘禁止措置は控える姿勢だ。憲法違反をして自己のイデオロギー達成に利用したら、違憲で提訴され敗訴は目に見えているからだ。
しかし、敗訴を恐れたデニー知事が禁止措置を実施しなくても、ガマフヤー氏が「反埋め立て」で抗議活動を継続したら採掘業者の風評被害は納まらない。
採掘業者としては憲法が認める生存権と職業選択の自由を賭して、デニー知事とガマフヤー氏を相手取って風評被害による損害賠償請求の提訴を行うべきである。
【追記】
沖縄タイムス5/3(月)の「ガマフヤー」逮捕される。このニュースには流石に驚いた。https://news.yahoo.co.jp/articles/6d9ababb197fb29749dbdc0d92d8bc65a8933f45
激戦地土砂の採掘業者「中止要求は個人感情」知事に謝罪要求 被害十数億円と試算
沖縄戦跡国定公園内にある糸満市米須の土砂採掘計画を巡り、県が採掘業者に自然公園法に基づく措置命令の発出に向けた弁明通知書を出した件で、採掘の届け出をしていた沖縄土石工業の永山盛也社長が30日、代理人を通して県に弁明書を提出した。永山氏は、玉城デニー知事と照屋義実副知事に謝罪を求める内容の陳述書も提出。「県の業務妨害により出荷できなかった場合の販売売上被害額」として、十数億円の試算も示した。
玉城デニー知事は同日、報道陣に対し「これから部局において内容を精査する」と述べ、弁明書の内容によって措置命令が変わる可能性については明言を避けた。県は5月14日までに正式な措置命令を出す。
永山氏によると、弁明書で「県は国立公園法を根拠に風景保護の必要性を指摘しているが、鉱山は沖縄戦跡国定公園内で、この法は適用されない」と指摘。「同区域での採掘事業は2008年12月26日付で前身となる会社が、条件付きで県の承諾を得ている。このときは景観保護や遺骨の問題について全く言及がなく、承諾書に記載された条件にも盛り込まれていない」ことなどを記載したという。
陳述書では、戦没者の遺骨が混じった土砂が辺野古新基地建設に使用される可能性を指摘する、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表について触れた。具志堅氏が永山氏の鉱山に無許可で立ち入ったことや、同鉱区で発見された遺骨はまだ沖縄戦戦没者という鑑定結果が出ていないことを指摘。その上で、県が具志堅氏の話に基づいて土砂採掘を止めることは、「法的根拠に基づかない一方的な個人感情を公的行政機関たるものが優先した」行為に当たり、「超法規的な権力の乱用」で「著しい人権侵害と営業妨害」であるとして、知事と副知事に謝罪を求めた。
概算被害額は、永山氏が独自に試算した。鉱山の可採鉱量に、独自試算の1トン当たりの単価を掛けて被害額を提示した。永山氏は本紙の取材に対して、「県は法的根拠をしっかり示して判断するべきだ」と強調した。
琉球新報社
【関連記事】
宜保 安孝さんの最新ブログより
【南部土砂採取反対意見書について】当たり前の事ですが"遺骨が含まれた土砂"を埋め立てに使うこと...
2021/4/23
【南部土砂採取反対意見書について】
当たり前の事ですが "遺骨が含まれた土砂"
を埋め立てに使うことは許されません。
しかし、メディアの発信だけでは誤解があるようですので、私の議会での反対討論をご覧ください。
(県内で唯一の反対多数による否決となりました。新聞報道だけを情報源とせず採掘業者の意見や防衛庁にも事実確認を行った結果であります。ちなみに、当該鉱山は辺野古基地への埋め立て用土砂採掘にそもそも対象になっておりません!)
※当日は県内2紙の記者も傍聴しておりましたが、採決の鍵を握る事となった大変重要な『嘆願書』については報道してくれませんでしたので、こちらで公開します。
#豊見城市議会