慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

『魔の山』23(生きることを考える)

2020年11月03日 | 哲学
🌸『魔の山』23(生きることを考える)

 ☆私自身、すぐ忘れますが,書いている時
 *間違かも知れませんが、それなりに少し理解出来ているつもりです?
 ☆肉体に死が追るほど豊かになりゆく精神世界
 ☆生きていくことの不条理さ
 ☆「いかに生きるか」という問いへ開かれる
 ☆決闘を回避した者に浴びせかける
 *思慮深い、穏健な思想に対して「卑怯者!」という絶叫
 *絶望的な方法で、問題を破滅的に「打開」しようとする
 *欲動が投げ掛ける、暗く、激しい愚弄と挑発の声である
 ☆著者、トーマス・マン

⛳『魔の山』著者トーマス・マンのプロフィール
 ☆マンが『魔の山』の着想を得たのは、病身の妻を見舞いに行った先
 *サナトリウムの見舞いより執筆をスタート
 ☆『魔の山』は、ドイツを代表する教養小説として筆頭にあげられる
 ☆ドイツは、第一次世界大戦という世界戦争を経て
 *西洋文明の没落の危機に瀕していた
 ☆ドイツでは、思索を通して自己形成を行う潮流が起こっていた
 ☆主人公の青年の生き方
 *思索を通じて人間性を深め、これからの世界で
 *「人間はどう生きるべきか」の問いに直面するドイツ市民へ
 *大きな影響を与えた

⛳『魔の山』の概要
 ☆サナトリウムを見舞いに訪れたカストルプ(主人公)
 *自身も結核に侵されていることを知る
 *その後の7年間をサナトリウムで過ごす
 ☆サナトリウム内部での暮らしを通し
 *世界各国から集まるさまざまな思想やバックボーンの持ち主たち
 *仲間交わるカストルプは、次第に思索を深めていく
 *そうした精神の出会いは、新たな局面へと展開していく
 ☆第一次世界大戦が勃発した
 *カストルプは出征のためにサナトリウムを去る
 *当時、結核は死の病であった
 *戦争もまた、死が常に隣人となる経験である
 ☆生まれた以上逃れがたい「死」というものが肉体に間近に迫る
 ☆カストルプの精神は思索の世界を葛藤する
 *葛藤の景色を豊かなものにしていった
 ☆世界大戦を生き延びた人々の多く
 *カストルプの精神のに、自身の姿を重ねた

⛳『魔の山』でマンの描いた物語世界
 ☆マンが抱えていた「自分はどう生きるか」
 *個人としての悩みから人間全体に向けた
 *「どう生きるか」という普遍的な問いかけた
 ☆この作品は今もなお「教養小説」とまで呼ばれている
 ☆世紀をまたぎ読み継がれている
 ☆答えのない問いを問い続ける知的体力
 *それが、教養の正体である
                 (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『世界の古典』


『魔の山』23(生きることを考える)
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『意識と本質』22(生きることを考える)

2020年11月02日 | 哲学
🌸『意識と本質』22(生きることを考える)

 ☆私自身、すぐ忘れますが,書いている時
 *間違かも知れませんが、それなりに少し理解出来ているつもりです?
 ☆イスラム研究の碩学が挑んだ東洋哲学全体の地図づくり
 ☆地域的、民族的、歴史的な広がりの中に散乱した東洋哲学
 ☆人間の意識がどのように事物の本質を捉えるのか
 *考え方の違いを基準にして
 *イスラームやユダヤ教までも含む多様な東洋哲学を分類
 *それらの間の位置関係を明らかにした書物
 ☆著者の空間的に配置するという偉業の本書
 ☆著者、井筒俊彦


⛳『意識と本質』著者、井筒俊彦プロフィール
 ☆「知の巨人」の東洋哲学者と井筒俊彦
 ☆学生時代にキリスト教に触れた井筒
 *多数の言語を短期間で習得
 (ヘブライ語・アラビア語・ロシア語・ラテン語など)
 ☆井筒は、戦前のファシズム運動の支柱大川周明と交流があった
 ☆井筒の思索はイスラム世界をベースにして
 *仏教、ヒンドウー教、儒教、朱子学からユダヤ教まで
 *縦横無尽の広がりを見せた
 *現代の思想家たちに大きな影響を与えた
 ☆井筒の集大成『意識と本質 精神的東洋を索めて』

⛳『意識と本質』の概要
 ☆著者は、壮大な哲学的営為を試みる
 ☆西洋哲学
 *一つの有機的統一体の自己展開として、全体を見通すことのできる
 ☆東洋哲学は西洋哲学と異なる
 ☆東洋の哲学の特徴
 *地域的な広がりが大きく、多くの民族・思想が入り組み入り乱れてる
 *複雑に錯綜しつつ並存する複数の哲学伝統
 *東洋の哲学を、「東洋哲学」と名付けた
 ☆井筒は、東洋哲学を有機的統一体にまとめ上げようとした
 *井筒は「共時的構造化」という手法をとる
 *時代も体系も異なるさまざまな哲学思想
 *一つの理念的平面に移し、空間的に配置しなおした
 *すべてを構造的に包み込む
 *一つの思想関連的空間を、人為的に創り出そうとした

⛳井筒が取り上げたのが「意識」と「本質」
 ☆言葉により「意識」され「本質」が存在するのか
 ☆言葉が脱け落ちれば、「本質」も脱け落ち「存在」だけが残るのか
 ☆言葉によつて分節されないものは「無」なのか

 ☆唯一絶対的な「本質」は「有る」のか
 ☆根源的な問いに基づき
 *東洋の各地域で生み出されてきた思想哲学を分類
 *その思索の関連性を位置付けようとした
 ☆「普遍」とは何か
 *言葉により、区分けされた「本質」等は、存在しないのか
 ☆飽くなき「普遍」へのアプローチを通じ
 *井筒は東洋哲学の全容に迫ろうとした
 *東洋哲学の磁場から世界に向けた新しい哲学を生み出すために
             (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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『意識と本質』22(生きることを考える)
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「新版・光の子と闇の子」21(生きていることを考える)

2020年10月31日 | 哲学
🌸「新版・光の子と闇の子」(生きていることを考える)

 ☆私自身、すぐ忘れますが,書いている時
 *間違かも知れませんが、それなりに少し理解出来ているつもりです?
 ☆デモクラシーという現代世界で
 *再考を求められてる思想原理を批判、擁護する
 ☆権力が対立し,政治と経済が相剋する現実
 ☆正義と自由を確立するに、いかなる指導原理が存在するのか
 ☆キリスト教思想に基づくデモクラシー原理の正当性を弁護する 
 *人間の悪の問題の把握で、深い洞察を欠くマルクス主義を批判
 *デモクラシー思想の楽観主義も批判
 ☆著者、ラインホールド・ニ一バー

⛳「新版・光の子と闇の子」著者ニ一バー、プロフィール
 ☆『光の子と闇の子』は、新約聖書『ルカによる福音書』より
 ☆「不正な管理者のたとえ」のたとえ話からとられている
 ☆イエスは「不正を働く財産の管理人」を「この世の子」と称す
 *この世の子らは、自分の仲間に対して
 *光の子らよりも賢くふるまっており、そのやり方を認めている
 ☆アメリカの神学者ニーバーの解釈
 *人間は全員が原罪を負って存在している、原罪から悪が生まれる
 *従ってこの世は悪に満ちている
 *そう考えたときに、不正な管理人のような戦術が必要となる
 *悪を打ち破るためのリアリズムを説いている

⛳「新版・光の子と闇の子」の概略
 ☆たとえ話の「この世の子ら」というのが「闇の子」
 *信仰的に正しく生きている「光の子」よりも賢くふるまう
 ☆ニーバーはナチスドイツを「闇の子」と考える
 *これに対する「光の子」は民主主義
 *デモクラシーにおける資本主義社会(格差拡大に鈍感)
 *結果として共産主義が生まれてきたた
 *共産主義も、民主主義と同様「光の子」とニーバーは考えた
 ☆ニーバーは主張した
 *アメリカはソ連と手を組み、ナチスドイツを封じ込めなければいけない
 ☆封じ込めに際して
 *自ら常に「正しいポジション」にとどまつているのではない
 *民主主義が生き残るためには、時に武器を取らなければいけない

絶対平和主義には立たないニーバーの考え方
 ☆アメリカで広く共有されるようになる
 ☆アメリカの歴代大統領、政治家たちに大きな影響を与えてきた
 *ジミー・カーター、ブツシユ親子、バラク・オバマ
 ☆ニーバーは分析する
 *民主主義原理はナチズムやファシズムに対抗する原理となる
 *デモクラシーを信奉する人々の中に潜んでいる
 *私的利害関心を軽視していることが弱点となる
 *国家機能を強化することに成功していない
 ☆光の子は「自分は正しい」と思い、自己絶対化に陥りやすい
 *それでは己の悪を意識し賢くふるまう悪の子に太刀打ちできない
 *無自覚な分、暴走するとよリタチが悪い可能性もある
 ☆我々も、デモクラシーの脆弱性として意識したい
                (敬称略)
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
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「新版・光の子と闇の子」21(生きていることを考える)
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『善の研究』19(生きることを考える)

2020年10月28日 | 哲学
🌸『善の研究』19(生きることを考える)
 
 ☆私自身、すぐ忘れますが,書いている時
 *間違かも知れませんが、それなりに少し理解出来ているつもりです?
 ☆禅から見出した主客合一の思想
 ☆深い思索と探究心、西洋思想との厳しい対決
 *西田幾多郎は、人間の意識を深く掘り下げる
 *心の最深部にある真実の心は何かを探究し続けた 
 ☆日本初の独創的哲学書
 ☆小さな自我を捨て、対象に没入せよ
 ☆著者、西田幾太郎

⛳『善の研究』著者、西田幾太郎のプロフィール
 ☆明治末から大正期、日本独自の独創的哲学体系の構築が行われた
 ☆代表格が、西田幾太郎や和辻哲郎ら「京都学派」の思想家
 ☆『善の研究』は西田の第1作
 *日本最初の独創的哲学書といわれた
 *旧制高等学校の生徒たちの必読書のひとつ
 *論理は明晰だった

⛳『善の研究』の概要
 ☆明治維新以降日本が受容してきた西洋哲学
 *認識する自己(主観)、認識される対象(客観)
 *その対立的にとらえる思考
 ☆西田は人間の根本は主客未分化の「純粋経験」にあるとした
 *西洋哲学思想の二元論に挑戦する
 ☆純粋経験とは、
 *自らの中にある小さな自我を否定する
 *主客未分化の純粋経験を体得する
 *経験により、真の自己の確立が始まる
 ☆西田の発想は、自らの禅体験に負うところが大きい
 *西田は、頻繁に参禅し、思案に耽っていた
 ☆西田は、西洋哲学の修得とともに
 *修行で得た東洋的な禅体験を反映させる 
 *独自の日本哲学を打ち立てたといえる

⛳『善の研究』での「善」とは
 ☆善とは、人格の実現である
 ☆西田の説く「人格」
 *純粋経験の中主客合一をなす力を指す
 *別の言葉で言えば「愛」であるとする
 *自然や芸術や他者を心から愛す
 *自分と対象が一体となった感覚を覚えるほどに没入する
 *それで、本質は得られるというのだ
 ☆自己を確立し、対象を突き放して観察する西洋哲学の思考法
 *西洋哲学と好対照をなしている
 ☆禅体験に依拠した西田独特の著述
 *独創的で、現代の我々の感覚では読み解くのに苦労する
 ☆「純粋経験」をカギとして思考すれば
 *西田の言わんとするところをつかめる
 *知的基礎体力を強化に役立つ
                     (敬称略)
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哲学と宗教の違い

2020年10月26日 | 哲学
🌸哲学と宗教の違い
 
 ☆宗教とは、絶対的価値を持つ神・教祖・教義を信じる
 *それにより、真理に近づこうとする
 ☆哲学は、様々な事象を材料にして
 *自分の頭で試行錯誤しながら考える
 *それにより、真理に近づこうとする

⛳哲学と宗教の類似点
 ☆哲学も宗教も物事の「概念や意味」を対象にして
 ☆物事の本質や実態を理解しようとする
 ☆例えば、
 *哲学:ハイデガー『存在と時間』、キルケゴール『死に至る病』等
 *宗教:キリスト教「天地創造」、ヒンドゥー教「輪廻転生」等
 ☆哲学も宗教も同じようなテーマについて考えて解答を提出してる
 ☆これが大きな一つの類似点

⛳哲学、宗教の違い
 ☆理解しようとする手段・方法が大きく異なる
 ☆哲学、宗教が取り扱う対象である概念や意味
 *哲学では「言語(論理)」で説明する
 *宗教では「神話(物語)」で説明する
 ☆宗教の「神話(物語)」の場合
 *宗教での教義、教祖の言葉、伝説・伝承等を指す
 ☆例えば
 *この世界は神が7日間で創造された
 *アダムとイブが禁断の実を食べ人間には苦しみが生まれた
 ☆宗教は独自の物語で
 *この世界の概念や意味を解き明かしてきた

⛳宗教の歴史と哲学
 ☆20万年前のホモサピエンス時代から宗教が存在していた
 *死者への儀式的な弔いの壁画が発掘されている
 *実存しない動物の様子が描かれた壁画が発掘されています
 ☆人類の歴史を振り返れば、哲学は宗教から分化した学問
 *哲学は、紀元前6世紀古代ギリシャ時代に始まった
 ☆宗教は、その宗教を信仰している国や共同体では成立する
 ☆宗教は、異なる宗教の人と対峙したとき
 *異なる宗教の世界では、宗教の説明は通用しない

古代ギリシャ時代の人々”哲学”を考えた
 ☆誰もが納得できるような世界説明の方法はないか
 *そこから哲学が始まり、多くの哲学者に学問は引き継がれた
 ☆哲学・宗教に関して
 *両者にそれぞれ良いところ、気をつけるべきところがある
 *夫々がどんな役割をもっているのか理解することが大切
 ☆”哲学”は、”宗教”とは少し違う
 *哲学は、概念や意味を言語で捉えようとする
                     (敬称略)
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⛳出典、『NOTE(DECODE)』








哲学と宗教の違い
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『構造と力』5(世の中の仕組みを俯瞰する)

2020年10月26日 | 哲学
🌸『構造と力』
 
 ☆私自身、すぐ忘れますが,書いている時
 *間違かも知れませんが、それなりに少し理解出来ているつもりです?
 ☆さまざまな分野の文化人を一カ所に引き寄せた
 ☆進むべき方向を示した80年代の「方向指示器」

⛳『構造と力』著者、浅田彰プロフィール
 ☆『構造と力』80年代の「方向指示器」
 ☆哲学のジャンルが比較的身近だった、安保闘争、シラケ世代
 ☆80年頃からユニークな潮流が生まれた
 *坂本龍、細野晴臣、糸井重里
 *彼らは、デリダ、ガタリ、ドゥルーズらのテクストを展開する
 (テクスト=文章や文献の一つの纏まり)
 *この発信は吉本孝明ら旧世代の思想家も刺激した
 ☆言動を断続的に発信し「ニューアカデミズム」と呼ばれる
 (日本で起こった、人文科学、社会科学の領域の流行、潮流)
 *発信は、中森明夫、岡崎京子、ナンシー関らにも伝わる
 ☆ニューアカデミズムの功罪
 *現在も続く潮流は、功とすべきである

⛳浅田彰の『構造と力』
 ☆資本主義社会を脱構築するのが必要
 ☆それには、「闘争」から「逃走」へ移行すべきだという論調

 ☆デリダ、ガタリ、ドウルーズや浅田の思考
 *「ポストモダン」と称された
 ☆「ポストモダン」とは
 *進歩主義や主体性を重んじる近代主義や啓蒙主義を批判
 *そこから脱却しようとする思想運動 
 *浅田著書の『構造と力』は、思想書としては異例のヒット
 ☆「超現代」は、シンセサイザーを駆使した音楽と相まった
 *バブル経済とその破綻へ向かっていく
 *逃走は不可能だったのか?ニューアカは虚構だったのか? 
 ☆時代は再びねじ曲がり、ロスジエネヘとつながる
 
⛳実存主義とは
   ☆実存主義が発展するまでに哲学者の中で流行っていたのが
 *「真理とは何か?」を求めること
 ☆「構造主義」以前哲学として盛り上がっていた「実存主義」
   ☆「目的の前に、行動がある」という考え方
 ☆実存主義の代表的哲学者として、ハイデガーとかサルトルが有名

⛳構造主義とは
 ☆「構造主義」哲学の代表者、レヴィ=ストロース
 ☆真理なんてない、追い求める必要性がない
 *彼は、様々な国の先住民と生活をした
 *西洋哲学の歴史こそが先進であり、それ以外は「未開の地」
 *その考え方に疑問を抱いた
 *西洋が未開だと考えていている地域でも
 *先住民はそれぞれの文明を発達させている
 *そもそも比べることこそおかしい
 ☆真理を発見しても
 *それは西洋哲学にとっての真理だ
 *そもそもそれは真理って言えるのかと考えた
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『構造と力』5(世の中の仕組みを俯瞰する)
 
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『贈与論』4(世の中の仕組みを俯瞰する)

2020年10月25日 | 哲学
🌸『贈与論』

 ☆私自身、すぐ忘れますが,書いている時
 *間違かも知れませんが、それなりに少し理解出来ているつもりです?
 ☆経済原則を超える『贈与』行為のインパクト
 *自らを与えること、他者を受け入れることも必要
 *贈与でもたらされる、双方への影響力を意識するのも必要

 ☆著者、マルセル・モース

⛳著者『贈与論』モースプロフィール
 ☆モースは、フランスのロレーヌに生まれた
 *統計データの初期社会学に定式化したデユルケームの甥
 *モースは、ボルドー大学時代から叔父に師事
 *デユルケームの方法で研究を進める
 ☆フランス社会学派の中心的位置で業績を重ねる
 ☆師の死後『社会学年報』を主導
 ☆社会学年報に『贈与論』発表
 *アルカイックな社会における交換の形態と理由

『贈与論』の関連する現代社会の実際の光景
 ☆若いAは、生活費や学費を稼ぐため夜はバーで働いていた
 *父親ほどの歳の男性Bが、A目当てに通ってくる
 *Bは金を落とし、ブランド品の贈り物などをくれることある
 *AはBがタイプではなかった
 *Aは、給料と割り切ってやっている
 *店でBと話すのは仕事だと思い笑顔を絶やさなかった
 *Aは、店を出れば何の拘束もないと思っていた
 *しかし、Bの要求の中で、Aはノーと言えない自分を感じる
 ☆若いAに道を誤らせそうな社会的な背景
 *謎の力は一体何か?
 ☆それに答えるのが『贈与論』だ

⛳『贈与論』の概要
 ☆『贈与論』は、サブタイトルで「交換」と言う
 *『贈与』は贈り物だが、物々交換ではない
 ☆交換や購入に際し、我々は品物のよし悪しを見る
 *物をもらう場合、くれた人の人品の軽重も測ろうとする
 ☆贈与と交換を同じ言葉のように並べること
 *モースは、これらは現実にはグラデーションをなしていると述べる
 (グラデーション、段階的変化)
 *中間的なさまざまな「形態」で現れると考えた
 ☆経済活動も、Aを支配する謎の力も根っこには同じ「理由」
 ☆現代社会では、個人間の『贈与』以外
 *マーケティング手段として物をくれたりする
 *気づけば消費者として囲い込まれたりもする
 ☆『贈与』が双方の関係性に影響を与える場合
 *「A」たる私たち「理由」をひもとくには本書が必要

⛳「贈与論」では「贈与=ギフト」の役割や社会的影響を述べている
 ☆ 様々な文化圏に残る伝統的な習慣で『贈与に』3つの義務が残っている
 ☆伝統的な『贈与』では
 *贈る、受け取る、返すが義務として生じる
 ☆物には、「金銭的価値」だけでなく「精神的価値」もある
 *『贈与』は、精神的コミュニケーションである
 *『贈与』は、物々交換や現代の経済活動とは別のもの
 ☆現代の経済循環においても
 *「精神的価値」を意識することが大切
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『歴史的現実』3(世の中の仕組みを俯瞰する)

2020年10月24日 | 哲学
🌸『歴史的現実』

 ☆私自身、すぐ忘れますが,書いている時
 *間違かも知れませんが、それなりに少し理解出来ているつもりです?
 ☆戦前を代表する哲学者が唱えた危険な国家論
 *学生を戦地に送るための「哲学」
 ☆国家に身を棒げることを肯定した思想の暴力性
 ☆“種の論理”をもって現人神と東亜共栄を根拠づけた
 *事後に懴悔した悲劇の哲学者 、著者田辺元

⛳『歴史的現実』での著者田辺元
 ☆大正から昭和にかけて活躍した哲学者
 ☆西田幾太郎に招かれ、京都帝大哲学科に移り教授となる
 ☆田辺の思想は「田辺哲学」とも称された
 ☆田辺は、歴史と人間の関係を哲学的に説明する
 *人が生死を超越すること
 *自らの意思を以て、死に於ける生を遂行すること
 ☆歴史で個人が国家を通して人類的な立場で身を棒げること
 *永遠なるものを建設すべく、生死を越えることである

⛳『歴史的現実』を講義した時代背景
 ☆日本がアジアで戦線を拡大
 *「大東亜戦争」が間近に迫っていた
 ☆田辺は、戦争が始まれば戦地に向かうかもしれない学生たちに
 *「国家に身を捧げることで生死を越えられる」と説いた

 ☆本書が当時の若者たちを刺激したことは想像に難くない
 ☆学徒出陣兵たちは、本書に鼓舞されて特攻に出撃した
 ☆田辺は「大東亜戦争のイデオローグ」のような存在になった

⛳田辺の論理と田辺の自己反省
 ☆死を超越するための、思想的解釈であった
 ☆宗教でも、死によって神の国へ行き、目的を達成する
 *その様な考え方は、昔からある
 ☆人間には、本来的に自分が信じるもののために自らを犠牲にする
 *その様な思考や行動パターンがあるのかもしれない
 ☆神であろうと国家であろうと
 *自己犠牲を美化する思想
 *時として非常に危険なものとなる
 ☆国家が国民にとつて宗教のような存在になると
 *国家は容易に国民に死を求める、国家が暴力装置化してしまう
 ☆戦前・戦中の日本を含め、世界各国の歴史がそれを証明している
 ☆田辺も自身の哲学が戦争正当化の論理となったことを認めた
 
⛳国家の暴力装置としての機能
 ☆私たちは、注意を払つて見極める必要がある
 ☆私たちは、思考停止に陥ってはならない

『歴史的現実』3(世の中の仕組みを俯瞰する)
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『嫌われる勇気』(アドラー心理学)

2020年10月24日 | 哲学
🌸『嫌われる勇気』

 ☆『嫌われる勇気』は、アドラー心理学のわかりやすい解説書
 *創始者のアドラーは、元々精神科医
 ☆アドラーは、患者の治療で、目に見えない心を考える
 *自身の考えをまとめたものがアドラー心理学
 ☆アドラーは、ひとつの結論にたどり着く
 *「全ての悩みの原因は対人関係である」
 *その悩みの解決方法が『嫌われる勇気』とする
 ☆『嫌われる勇気』の内容
 *アドラー心理学を修得している哲人と悩みを抱える青年との対話
 *読者は、その対話から、アドラー心理学の真理に迫ることができる
 *本の冒頭で「人は今日からでも幸せになれる」と説く哲人
 *劣等感に囚われ、それを理解できない青年の議論が描かれている

『嫌わられる勇気』第一夜、原因の前に目的がある
 ☆結果の前に、原因が存在する「原因論」を哲人は強く否定する
 *過去の原因ではなく、今の目的によって人は行動する
 *哲人は「目的論」を唱える
 ☆具体例
 *「いじめをうけたから、部屋に引きこもる」のが原因論
 *「誰かに心配してほしいから、引きこもる」のが目的論
 ☆考え方を変えるだけで、過去の経験の捉え方が変わる
 *原因を気にするのではなく、目的に気持ちを向ける考え方にしよう
 *それが、アドラー心理学の目指すところ

『嫌わられる勇気』第二夜 全ての悩みは対人関係にある
 ☆人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである
 *お金や病気についての悩みの場合は関係ないのでは?
 *青年は、哲人に向けて反発する
 ☆例えば、宇宙のなかにただひとりだった場合
 *お金はただの紙切れと化してしまう
 *病気になった場合、生きていくことすらできなくなる
 ☆人との関係性で、行動や感情が変化する
 *年収や幸せについての悩みも、他人がいてこそ成立する
 ☆「全ての悩みは対人関係にある」とする

⛳『嫌わられる勇気』第三夜 自分と他者の課題を分離する
 ☆対人関係のトラブルに遭遇した時「誰の課題であるか」を考える
 *課題の選択で結末を引き受けるのは誰か、課題を分離する
 ☆例「その人との結婚は許しませんよ!」親が言った場合
 *結婚するか決めるのは子自身
 *親は子の課題に入り込んできた
 *親の言葉に対して子が怒った場合
 *子が親の課題に入り込んだことになる
 *結婚を心配するのは親の課題である
 ☆課題を分離は、難しかもしれないが
 *自分も他者も成長するには必要なこと
 *「課題の分離」は、対人関係のトラブル解決策

⛳『嫌わられる勇気』第四夜 対人関係のゴールは共同体感覚
 ☆「課題の分離」は、対人関係のスタート
 *ゴールは「共同体感覚(他者を仲間だと見なす)」
 *そこに「自分の居場所がある」と感じられる
 *共同体の中で他者貢献できていると感じる
 *自分は価値があると思うことができる
 ☆他者への貢献とは、ボランティアや仕事などで
 *何か成し遂げなければならないと感じる人もいるかも
 ☆他者への貢献とは、自分のことを「行為」レベルで考えず
 *「存在」のレベルで受け入れていくという考え方
 *無意識にしていた自分と他者の位置付けが
 *覆るかもしれない

『嫌わられる勇気』第五夜 人生の意味はなにか
 ☆青年は、人生の意味はなんだろうと考えはじめる
 ☆ 哲人に質問を投げかける
 *「人生の意味」とは、あなたが自分自身に与えるもの
 *わたしたちは、たった今から変わることができます
 *過去も未来も関係なく、今をどう生きるか
 *自分で決めることができます
 ☆一歩を踏み出す勇気を持っているかどうか

『嫌われる勇気』は世界累計485万部突破の理由
 ☆人が抱える悩みに対し具体的な答えを提示した
 ☆一つ目の理由は、悩みにフォーカスしていた
 *「もっとこうなりたいのになれない」
 *「もっと幸せになりたい」と思っている人は多い
 *人生の課題ともいえるこの悩みについて
 *アドラー心理学は、具体的な答えを出している
 *今すぐにでも変われると気づくことができる
 ☆二つ目の理由は、実践できる考え方が多数提示されている
 *少々わかりにくい考え方も、具体例を交えている
 *考え方は、決して複雑で難しいものではない
 *「こんな簡単なことだったんだ」とスッキリするのでは
 ☆『嫌われる勇気』の本の人気の秘密
 *自分は変われるという自信
 *行動を起こすための勇気をくれる
 *読者一人ひとりの人生に大きな影響を与える
                (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、ホンシェルジュ








『嫌われる勇気』(アドラー心理学)
(ネットより画像引用)
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『ソフィーの世界』1(世の中の仕組みを俯瞰する)

2020年10月22日 | 哲学
🌸『ソフィーの世界』

 ☆私自身、すぐ忘れますが,書いている時
 *間違かも知れませんが、それなりに少し理解出来ているつもりです?
 ☆フアンタジツクなストーリーを読むと
 *哲学の歴史が体系的に学べる
 *西洋哲学の歴史がわかる世界的ベストセラー
 ☆著者、ヨースタイン・ゴルデル

『ソフィーの世界』の著者ゴルデルの意図
 ☆哲学の知識が少ない人が哲学を学ぶとき「通俗本」がよい
 ☆若者に哲学への手ほどきとして読んでもらうよう構想された作品 
 ☆『ソフィーの世界』は、西洋哲学の通俗本
 *フアンタジツクなストーリーを追い
 *哲学の歴史が体系的に学べる

⛳『ソフィーの世界』の構成
 ☆少女ソフイーのもとに、差出人不明の封筒が届く
 ☆手紙には、問いかけだけが書かれている
 ☆「あなたはだれ?」「世界はどこからきた?」等
 ☆ソフィーは大いに戸惑うが、手紙は毎日のように届く
 ☆そして、不思議な出来事が次々と起こる
 ☆ソフィーは、問いの答えを追い求め、哲学の世界にのめり込む
 
『ソフィーの世界』の概要
 ☆本書は、ソフィーの物語を語りながら
 ☆主要哲学者に言及する
 *ソクラテス、デカルト、カント、ヘーゲルなど
 ☆主要科学者に言及する 
 *ダーウインやフロイトなど
 ☆読んでいるうちに、思想や哲学の知識が身につく
 ☆ミステリーのような構成で、読み物としても読みやすい

⛳『ソフィーの世界』読んだ読者の感想
 ☆哲学の知識は、基礎的なものだが、初心者にとっては重厚な内容
 ☆『ソフィーの世界』を読むと分かること
 *人は誰でも物心がついた頃は「哲学者」だった
 *大人になると、その気持ちを忘れていく
 *哲学は専門家や研究者だけのものではない
 *誰にでも学ぶ価値があると気づく
 ☆本書を読み終わった後、読者は思う
 *ソフィーに向けられた問いは、自分への問いなのだ
                (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『世界の古典』 


『ソフィーの世界』1(世の中の仕組みを俯瞰する)
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『精神的分析入門』17(生きることを考える)

2020年10月21日 | 哲学
🌸『精神的分析入門』

 ☆私自身、すぐ忘れますが,書いている時
 *間違かも知れませんが、それなりに少し理解出来ているつもりです?
 ☆精神分析の生みの親が示す「無意識」のかたち
 ☆合理的であり非合理的でもあるのが人間
 ☆「無意識」を重視したフロイトの入門書

⛳『精神的分析入門』フロイトのプロフィール
 ☆フロイトは、自然科学や医学の研究を経過して
 *ヒステリー症状の治療に取りかかる
 *世界で初めて「精神分析」という概念を提唱
 *それ以前の世界では、精神分析という考えはなかった
 ☆フロイトの研究は、 今もつて私たちの心をつかむ
 ☆本書の構成
 *上巻は「錯誤行為」と「夢」の2部構成
 *下巻は「神経症総論」続編も発刊されている

⛳『精神的分析入門』の概要
 ☆自分の意図と異なることをしてしまう錯誤行為
 *睡眠時に見る夢を分析
 ☆神経質と不安・抑圧・抵抗・ナルシシズムの関係
 ☆フロイトは人間の「無意識」を重視する
 *人間には、エロス(生への欲望)がある
 *一方タナトス(死への欲望)がある
 *そのおおもとには、リビドー(性衝動)がある
 ☆フロイト「エス(イド)」「自我」「超自我」の3つの心理を説明
 *エス(イド)は本能や欲望である
 *エスをコントロールするのが「自我」
 (欲望を「自我」によって調節する)
 *「超自我」は、自我を道徳・倫理・社会性で判断する
 ☆エスは誰にでも共通するも
 *自我や超自我は、人によって変わってくる

⛳オーストリア生まれのユダヤ人のフロイト
 ☆ナチスに追われ亡命している
 ☆フロイト自身は無神論者を表明している
 ☆フロイトの主張
 *ユダヤ教のカバラ思想に影響を受けている
 ☆カバラ思想
 *理論的な世界が形成されていくが
 *一方で非理論的な世界も形成されていく
 *ある時点でそれは崩壊してしまう
 ☆カバラの教えは、フロイトの「深層心理」と重なるところがある
 *無意識は、非論理的なものである
 *無意識は、論理的な分析ができる場合もある
 ☆人間は、合理的に物事を考えていても
 *同じくらい非合理的な世界を生んでいる
 *どこかで調整しなくてはならない
                (敬称略)
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『精神的分析入門』(生きることを考える)
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『笑い』16(生きることの本質を考える)

2020年10月19日 | 哲学
🌸『笑い』笑いの構造を考察した哲学書

 ☆私自身、すぐ忘れますが,書いている時
 *間違かも知れませんが、それなりに少し理解出来ているつもりです?
 ☆「笑い」を引き起こす「おかしさ」はどこから生まれる
 *形や動きのおかしさから,情況や言葉、性格のおかしさへ
 *ベルクソンは,喜劇の場面や台詞を引きながら考察を進める 
 ☆人間が、思考の限界に突き当たった時に人はなぜ笑うのか
 *ベリクソンの洞察の深さから
 *自らの笑いを思い浮かべつつ考えたい
 ☆フランスを代表する哲学者による「笑い」の考察
 ☆著者、アンリ・ベルクソン

⛳『笑い』の著者のプロフィール
 ☆フランスの哲学者ベルクソンは、ノーベル文学賞の受賞者
 ☆ベルクソン学業優秀で、数学の才能は秀逸だった
 ☆古代からアリストテレスをはじめとする哲学者たち
 *人間を「笑うことを心得ている動物」と定義してきた
 ☆人間はどのような状況で何をきっかけにして笑うのか
 ☆本書は、ベルクソンによる哲学的な笑いの考察がまとめられている

⛳『笑い』の概要
 ☆ベルクソンは考察する「笑い」の種類を定義する
 ☆「笑い」を喚起する「おかしさ」の基本的な特徴3点を提示
 ☆「笑い」の第一の特徴、喜劇的「おかしさ」により喚起される
 *動物に人間の態度とか人間的な表情をふと看取した場合
 *帽子などの形を笑う場合も品物自体ではない
 (人間が与えた形や印などによって、おかしさが生じている)
 ☆「笑い」の第二の特徴、「笑いには無感動さが伴う」
 *憐みの情や強い愛情を抱いている対象は笑えない
 *心を乱されない傍観着として出来事に向き合うのが必要
 ☆「笑い」の第三の特徴、「社会的な機能を持つ」
 *笑いがおかしさで生じるなら、笑う側と笑われる側の集団性がある
 *おかしさによつて喚起される笑い
 *ある種の仲間意識に基づく社会的性質を持っている
 *人が完全に孤立した状態では決して生じない
                     (敬称略)
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⛳出典、『世界の古典』




『笑い』笑いの構造を考察した哲学書
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『独白』15(生きることを考える)

2020年10月18日 | 哲学
🌸『独白』

 ☆宗教家が告白した生々しい恋愛観、結婚観を記載
 ☆人間が人間に贈りうるもののうち
 *人間が心情の奥底で自分 自身に語ったもの
 *「独白」は、友人への心おきない贈り物
 ☆「独白」では、民衆の個性や欲望を肯定
 ☆「独白」は、人間性回復のエネルギーとなった
 ☆著者、フリードリヒ・シュライエルマッハー

⛳『独白』著者、シュライエルマッハーのプロフィール
 ☆シュライエルマッハーが書いた哲学的エッセー『独白』
 ☆親友の文学者が書いた、スキャンダラスな恋愛小説『ルツインデ』
 *激しい批判にさらされた友の弁護のために「独白」を書いた
 *友情、恋愛、結婚などについての彼の「宗教的直感」を綴った
 *「省察」「吟味」「世界観」「展望」「青年と老年」の5章
 ☆友人に出した手紙のように、親密性のある文体で描かれている
 ☆ドイツ観念論を庶民に平易に読ませた最初の書物

⛳『独白』の内容
 ☆真に人間らしい行為を生むもの
 *私の内に潜む人間性についての明らかな意識である
 *この意識は、人間性の立派な行為以外のものを許容しない
 *この明らかな自覚の域に達しえない者
 *ただ暗い予感に空しく引き廻されるばかりである
 ☆私が本当に生活し始めてから係わったすべての事柄
 *私の本質に何らかの新しいものを加えた
 *私の内的生命を養う何らかの力をも与えた
 ☆未来といっても過去と同じもの
 *私と明らかに私の眼前に見ている
 ☆著者は、直裁的な恋愛観、結婚観までも吐露している
 *私は、私が終生最も親密に和合しうる女性を無意識に知っている

 *われわれがやがて送るであろう美しい生活
 *私はすでにそこに住みついているのである

宗教者の人間としての生々しい「独白」
 ☆ドイツ市民にとって衝撃的な内容だった
 ☆モノローグで真理を提示できることを示した
 ☆まさに近代小説と通底する発想である
 ☆教会の教義にとらわれていた当時の人々
 ☆個性や欲望を肯定し、人間性を回復するエネルギーとなった
                     (敬称略)
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『将来の哲学の根本的命題』14(生きることを考える)

2020年10月17日 | 哲学
🌸『将来の哲学の根本的命題他2編』

 ☆憧れたヘーゲルをも批判する進歩的人間哲学
 *フオイエルバッハから、唯物主義への第一歩が始まった
 *フォイエルバッハの論文は、マルクスに衝撃を与えた
 *「ドイツ・イデオロギー」の論考に強い影響を投げかける
 *左翼思想の源泉を知る哲学書である
 ☆ヘーゲルに象徴される観念論的体系、神学に批判を加える
 *彼は、それまでの全ての哲学に対して宣戦布告する
 *将来の哲学は旧哲学と異なる人間学と成らなければならないと宣言 
 ☆著者、ルートヴイヒ・アンドレアス・フオイエルバッハ

⛳著者、フオイエルバッハ概略
 ☆マルクスより一世代早く生まれヘーゲルを批判した
 *唯物論の先駆けとなった哲学者
 ☆フオイエルバッハは、若い時代ヘーグルに傾倒して直接聴講
 *キリスト教義を批判する論文を著した
 ☆その後、ヘーゲルの思弁哲学を批判
 *ヘーゲルの思弁哲学、神学の言換えにすぎないとの境地に達する
 *『ヘーゲル哲学の批判』を発表する
 ☆ヘーゲルの哲学的思考は、絶対的同一性の前提から始めた
 ☆絶対的同一性の理念・絶対者一般の理念は
 *フオイエルバッハにとり、絶対的な真理、絶対理念そのものだった
 *彼は”客観的実在”を自ら探求した
 ☆フオイエルバッハが論考したのが
 *『哲学改革のための暫定的命題』『将来の哲学の根本命題』の2編
 *『ヘーグル哲学の批判』とあわせ3編が本書に収められている
 ☆哲学の根本命題
 *神などの絶対性や超越性について現実から遊離して思考するのでない
 *現実に存在する人間の問題について考察することである
 *彼は、ヒューマニズムの立場を明らかにしている

⛳『将来の哲学の根本的命題』の概要
 ☆古い哲学は2重の心理を持っている
 *人間のことはかまわない心理それ自体としての哲学
 *人間にとっての真理として宗教を持っている
 ☆フオイエルバッハの新しい哲学とは
 *人間の哲学として、本質的に人間にとっての哲学である
 ☆人間は、国家の根本的本質である
 *国家は、人間の本質の実現され、完成され
 *顕現された全体性である
 ☆国家元首は、普遍的人間の代表者である
 *国家元首は、すべての身分を無差別に代表しなければならない
 *国家元首に対し、すべての身分は、平等に権利を与えられている
                (敬称略)
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『学問論』13(生きることを考える)

2020年10月16日 | 哲学
🌸大学の「学問」の根本を思索する

 ☆専門的学問を有機的に続一できたときに現れる
 *「絶対知」の境地を語った歴史的講義の全貌
 ☆己の特殊な学問から絶対知へ達するまで
 *完全な教養を仕遂げ得たもの
 *おのずから明晰と思慮の国へ高められている
 ☆人間にとってもっとも危険なのは、曖味な理解の支配である
 ☆人間が絶対的意識にまで透徹し
 *全く光明のうちに生きるなら 一切を獲たのである
 ☆物事の本質を把握するための総合的な教養
が学問の本質である
 ☆著者、シェリングはドイツ観念論を代表する哲学者

「観念論」
 ☆われわれの精神的存在だけをこの世界の本源的な存在とする
 ☆外界は、観念で認めた、仮象の世界にすぎないとする認識論
 *対義語、実在論・唯物論
 ☆現実に基づかず、頭の中で組み立てた考え論
 *観念論は、実在論と極端に対立している点
 *物質非存在論ないし主観的観念論といえる
 ☆従来の経験的あるいは独断的観念論が批判さた
 ☆超越論的ないし先験的観念論が樹立された
 ☆カント以後,観念論はドイツ観念論として展開された
 *主観的観念論 (フィヒテ)
 *客観的観念論 (シェリング)
 *絶対的観念論 (ヘーゲル)が次々に出た
 ☆倫理,美学,宗教など隣接諸領域にも観念論が出た

⛳『学問論』著者シェリング
 ☆観念論学者で反ユダヤ主義の先鋒のフイヒテに多くを学んだ
 *フィヒテ、人間の精神が希求する自由を国家との統一に求めた
 ☆シェリングは「有機体」が、最高形態であると論じた
 *「有機体」自然と精神が統一された絶対的思惟
 ☆シェリング『超越論的観念論の体系』を発表
 *自我と客観の対立で自由は制限されると主張してフイヒテと決別
 ☆シェリングは、ドイツ・イエナ大学の院外教授として迎えられる
 ☆『学問論』は、同大学で行われた講義をまとめたもの

シェリングは、自然は精神に先験的に存在するとした
 ☆自然が人間の意識に達して自己運動を完了すると考えた
 ☆学問の問題
 *自我が自然をいかに解識し主観的叡知として到達するかだ
 ☆個別の専門教育の前に
 *「学問」とは何かという大きな括りの理解が必要と考えた
 ☆個々の専門のための特殊な教養の前に
 *学問の有機的全体の認識が先立たなくてはならぬとした
 ☆学問に身を捧げるものは
 *学問が全体の中で占める地位と学問の生きた魂である特殊な精神
 *奴隷としてではなく、自由人として、全体の精神において考えるため
 *そのわきまえ方を熟知しなくてはならぬとした
 ☆開始された講義では、総論的な3講に続いて
 *数学、哲学、神学、歴史学、自然学、物理学、医学、芸術学
 *関するシェリング学び方、考え方が具体的に語られた

シェリングの時代において大学の役割
 ☆官僚養成の教育機関であるという役割が大きかった
 ☆『学問論』でも国家、民族をどう認識するか
 *重要な意義として語られている
 ☆シエリングは大学教育に高い理想を示し
 *学問への怠惰な姿勢を戒めた
                (敬称略)
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大学の「学問」の根本を思索する(ネットより画像引用)
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