🌸おわりに2
⛳一般の信徒が加持祈薦を行うわけにはいかない
☆念仏や題目とは根本的に違う
*念仏を唱える「称名」や、題目を唱える「唱題」なら
*誰もが容易に実践できる
*庶民にとってはわかりやすい信仰のあり方で、実践の方法である
☆浄土真宗と日蓮宗との違い
☆浄土真宗と日蓮宗との違い
*浄土真宗では、僧侶と俗信徒のあいだに断絶がない
*宗祖である親鸞が「非僧非俗」の立場をとることを鮮明にし
*自ら妻帯し、子どもももうけた
*浄土真宗では、血縁を通して信仰が継承される
*浄土真宗では、姻戚関係によってネットワークが広がっていった
*これも、浄上真宗が強固な社会的基盤を確立する上で意味をもった
☆日蓮宗の場合には、宗祖である日蓮が『法華経』を重視し
☆日蓮宗の場合には、宗祖である日蓮が『法華経』を重視し
*その点で天台宗の影響を色濃く受けてきたこともあり
*僧侶と俗信徒とのあいだは明確に区別されている
☆日蓮宗の俗信徒は法華講を組織し
☆日蓮宗の俗信徒は法華講を組織し
*独自に信仰活動を実践
*それが近代においては日蓮系の新宗教へと発展していく
⛳創価学会が日蓮正宗と長年密接な関係をもち続けた理由
☆在家信者の組織としては
*儀式の軌行者としての僧侶を必要としたからだ
☆創価学会の日蓮正宗からの決別
*在家仏教としての性格をより鮮明にしたものだ
☆浄土真宗の場合には
*民衆を教化するための手段を開拓した
*親鸞の生涯は『親鸞伝絵』に描かれ
*絵解きを通して、浄土真宗の門徒たちは
*親鸞の生涯の歩みに接した
*「節談説教」が発達したのも、浄土真宗においてである
(リズムを活用した芸能としての性格を併せ持つ説教の方法)
*聴衆となった門徒たちは、「南無阿弥陀仏」の念仏で
*説経師の説教に答えた
*説教の場は陶酔を伴う盛り上がりを示す
☆決定的なのは、浄土真宗の教えが極めてシンプルなことにある
*その核にあるのが「他力本願」の教えである
*浄土真宗では、他力は、仏や菩薩の加護の力をさし
*浄土真宗では、阿弥陀仏の本願に頼って成仏することを意味する
*阿弥陀仏は、その過去世において
*衆生を救済する願いを立てたとされているのである
*弥陀の計らいにすべてを委ねることこそが
*門徒の信仰の究極のあり方であるとくり返し説かれる
*その本願を信じて念仏を唱えさえすれば
*極楽往生がかなうというわけである
☆日蓮宗の場合には
*日蓮が、正しい仏法のあり方を理論的に追求していったこともあり
*その教えは相当に複雑である
*日蓮の考えを広めるために、信徒には「折伏」という
*布教の実践も課せられる
⛳浄土真宗も、江戸時代には寺請制度のもとで
☆葬式仏教としての性格をもつようになっていく
*他の宗派の場合にも同じで
*葬式仏教という体制が確立されなければ
*近代が到来して以降、仏教寺院が存続は難しかったかもしれない
☆葬儀の簡略化が、とくに都市部を中心に進んでいる
*それは、檀家離れでもあり、菩提寺をもたない家が増えている
*民間の霊園の経営主体は、宗教法人になっている仏教寺院になるが
*「宗教・宗派問わず」という形で墓地が募集されることが多くなり
*そこに墓を求めても、檀家関係を結ばないケースが増えている
☆檀家は本来、寺院を支えるスポンサーとしての役割を果す
*檀家離れは寺院の経営基盤を失わせる
*この傾向は、これからもいっそう進んでいくことだろう
☆それでも、こうした事態に対する危機意識
*宗派においても、寺院においても、まだまだ乏しい
☆死亡者の数は増えており、その傾向はこれからも続く
*死亡者が増えるということは、葬式の件数が増えるということ
*まだ仏教式の葬儀を選択する家が多いため
*葬式仏教は一見安泰に見えるからである
☆団塊の世代が消滅した後からは
*死亡者の数は減っていき、葬式の件数の減少も進む
*葬儀の簡略化はいっそう進み、檀家離れも加速されている
*その時点で、本格的な葬式仏教の危機が訪れるはずだ
*仏教宗派のあり方というものはどのように変化しているのだろうか
*今の時点では、それを予想することは難しい
*葬式を出すときにも、宗派を気にしなくなっているかもしれない
☆仏教の宗派というものは、いかなる意味をもつのだろうか
*宗派の歴史は、日本人が仏教とどのようなかかわりをもってきたか
*その格闘の歴史でもある
*多様な仏教宗派が生まれ
*現代にまで受け継がれているということは
*それだけ日本人が仏教に多くを期待してきた証でもあるのだ
(敬称略)
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⛳出典、『浄土真宗の檀家は多い』
『非僧非俗』『節談説教(ふしだん)』『他力本願』
(『浄土真宗の檀家は多い』記事他より画像引用)