
醍醐寺


醍醐寺は、真言宗醍醐派総本山の寺院です
本尊は薬師如来、開基は理源大師聖宝で、古都京都の文化財として世界遺産に登録されています
豊臣秀吉による「醍醐の花見」の行われた地としても知られています

三宝院庭園

歴史

醍醐寺の創建は、874年理源大師聖宝が如意輪観音他を笠取山頂上に迎えて開山しました

応仁の乱など相次ぐ戦争で醍醐寺は荒廃し、五重塔しか残らない状況でした

豊臣秀吉による「醍醐の花見」をきっかけに寺院建築の移築や三宝院の建設などにより今日見るような姿となっています

五重の塔

五重塔(国宝)

951年建立、醍醐天皇の冥福を祈るために建設しました

五重塔は創建当時のまま現在に残り、また五重塔内部に描かれた壁画も国宝に指定されており、
中でも空海の肖像画は現存する最古のものです

金堂(国宝)

入母屋造本瓦葺きです

内部には本尊薬師三尊像を安置し、堂内は内陣と外陣(礼堂)の境に結界や間仕切りが無い点に特色です

開山堂

上醍醐~下醍醐

平安時代のままに残る国宝の薬師堂、醍醐寺の鎮守神である清瀧権現があります

拝殿(国宝)、准胝堂、五大堂などが立ち並ぶ。上醍醐には有名な「醍醐水」が今も湧き出ています

醍醐山頂には、如意輪堂と開山堂と白山大権現が並びます

薬師堂(国宝)

醍醐天皇の勅願により907年頃に聖宝(理源大師)により創建されました

内部には薬師三尊像(国宝)、閻魔天像、帝釈天像、千手観音像(以上重要文化財)などを安置していました、
現在はすべて下醍醐の霊宝館に移されて保管されています