🌸モンテーニュとの対話 「随想録」
☆人が新しい論拠で、私を追いつめるとき、私の方は考える
*わたしは今それに返答ができないが
*やがて誰かがそれに答えてくれるであろう
☆我々が言い破ることのできないすべての真らしいこと
*信ずるのは、あまりにおめでたすぎる
☆現代の常識、「急進的平等主義」とカネが「真」なのかも
(この世界に絶対などない)
*時間がたてばそれが「誤り」になる可能性はいくらでもある
☆社会改革は、伝統を踏まえながらするのが必要
*古い価値観を持った人間の意見を「老害」と排除することなく
*受け止めながら、ゆっくりと進めてゆく以外に道はないはずだ
☆森氏叩きに興じる人々、おめでたすぎるし危険だ
⛳横断の仕方に性差はあるか?
☆家の近くの信号機のついた横断歩道、最寄りの駅に行くケース
*横断歩道を渡り右に15メートルほど進んで左折が必要
(クランク状に歩くのが良い)
☆信号が青に変わると、横断歩道を無視して右斜めに進む人が多い
*駅に行くには近く、その割合は圧倒的に女性が多い
☆この差はなんだろう
*男性は女性よりも社会のルールにより強く縛られているから?
☆妻にこのことを話すと
*あなたの目は偏見で曇っている
*<女はこんな存在>という思い込みで世の中を見ている
*男女や年齢に関係なく、右斜めに行きたい人は行く、それだけ
*属性の問題ではなく個の問題と
☆人間は環境のなかで自分を形成してゆく
*骨の髄まで染みこんだ価値観
*現代の常識に合わせて変えるのはなかなか困難だ
*還暦を過ぎた人間にはなおさらだ
⛳東京五輪組織委員会の森会長の「舌禍事件」
☆森喜朗氏
*古い価値観を更新できず、現代の常識に合った芝居もできない人間
*表舞台から身を引くしかないのかと暗澹たる気分になった
☆古い価値観には、理性の暴走を抑える良識が潜んでいることが多い
*それを「老害」と切って捨ててしまう社会
*この先きっと大きな落とし穴にはまってしまうだろう
☆社会は、現代の常識にそぐわなくとも
*排除せずに参考意見にするぐらいの寛容さがほしい
⛳最強の武器は「平等」
☆森氏「女性蔑視」と指摘され、謝罪しIOCそれでよしとした
*IOC突然手のひらを返し、森氏の会長辞任が妥当だとした
☆IOCに多大な放映権料を支払う米国のテレビ局NBC
*森会長は大坂なおみから性差別に関して非難を受けた
*彼は去らねばならないと題したオピニオン記事をアップした
☆米国のテレビ局NBCの記事が決定的だった
*IOCも結局はカネなのだ
☆日本のグローバル企業「沈黙は森さんの発言を是認する」として
*森発言を批判するコメントを発表した
*海外市場を守るためとはいえ
*判で押したようなコメントを発表せざるをえない
⛳何よりも気がかりなのは
☆世界が「平等」を神にいただく全体主義に傾きつつある
☆民主主義の定着した先進国で「差別を許さない」と叫べば
*大半の敵を撃破することができる
☆「平等」こそが最強の武器なのだ
☆森さんの発言に抗議する意思を示そうと
*白いスーツを着用して国会審議に臨んだ女性議員たち
*戦時中「ぜいたくは敵だ」と街頭活動をした
*国防婦人会の割烹着姿の女性たちを連想してしまった
☆不寛容な全体主義の足音が聞こえてこないだろうか
☆誤解を恐れずに言えば
*「平等」を過度に追求すれば、その先にあるのは共産主義だろう
(敬称略)
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⛳出典、「産経新聞」
平等という名の全体主義(森会長辞任)
(「産経新聞」記事より画像引用)