🌸生物はなぜ絶滅するのか3(細菌増殖が効率化の時代へ)
⛳メジャーチェンジからマイナーチェンジの時代ヘ
☆DNA物質としては脆弱で太陽からの紫外線が当たると
*チミン(T)が並んでいる配列ではお互いに強く結合そのままだと
*DNAの複製がそこで止まってしまう
*宇宙から飛んでくる放射線はもっと強力で。DNAをスパッと切断する
*細胞は、炭水化物を燃やしてエネルギーを作り出す
*そのときに出る活性酸素によってもDNAが酸化され変質してしまう
(DNAの複製時に配列が変化し、遺伝情報が変わってしまう)
☆DNAの脆弱な性質は、「正のスパイラル」が進行してきて
*細胞の機能が複雑化してくると細胞を1から作り変えるような全面的な変更
*効率の良い「増殖マシーン」を作りにくくなった
*DNAを直す仕組みがでてきた
☆DNAの2本鎖という性質が非常にプラスに働いた
☆DNA1本が切れても、もう一方の鎖を手本にして、元に戻すことができる時代へ
*DNA”ガラガラポン”の時代から、マイナーなチェンジをする時代へと移っていく
☆このマイナーチェンジの時代は今でも続いている
⛳最後のメジャーチェンジ1(真核細胞の出現)
☆ここまでの話は、地球に最初に現れた細菌(バクテリア)などのできごと
☆細菌は「原核生物」と呼ばれている
*核やミトコンドリアなどの細胞内小器官を持たないシンプルな細胞です
*シンプルさ故に細菌の増殖速度は他の生物に比ベ速く適応性能力に優れている
*地球環境の土台を作っているのは細菌です
☆原核生物に最後のメジャーチェンジ的な2つの変化が起きた
*DNAの複製やリボソームによるタンパク質の合成といった細胞の基本はできている
*「生命」という括りで考えればマイナーチェンジ
☆原核生物の共生による「真核細胞」の誕生
*真核細胞は原核細胞とは違い、細胞は大きく、DNAは核に収納されている
*酸素呼吸を行うミトコンドリアや、光合成を行う葉緑体を持っている
*何種類かの原核細胞が融合して作られ、いろんな組み合わせがあったと想像される
☆現在でも生き延びているのは、ミトコンドリアと葉緑体が共生したもの
*ミトコンドリアは、酸素呼吸を行うプロテオバクテリアという細菌だった
*共生後も自前のDNAを維持している
☆共生により、現在全ての真核細胞はミトコンドリアを持ち酸素呼吸が行える
*まさに細菌に支えられている
*葉緑体は、光合成で酸素と栄養を作るシアノバクテリアという細菌だった
*これが共生した細胞はやがて植物細胞となる
*やはり光合成光エネルギーを生産している
⛳最後のメジャーチェンジ2(多細胞生物の出現)
☆共生で登場した真核細胞は、効率良く栄養を作ることができるようになる
☆2つ目の「チェンジ」は多細胞化
☆細胞は、生活環境の違いで2つの分かれ道があった
*変わらない環境にそのまま棲み続けて、そこから離れられなくなったもの
(大昔の姿のままで存在し進化の袋小路にはまったもの)
*同じ環境にとどまる競争には参加せず、他に追いやられた細胞
*これらは環境に合わせて多様な性質を獲得して生き延びてきました
☆そのうちの一部は、共生に活路を見出し真核細胞となり「多細胞生物」となる
*次に分裂で増えた細胞がそのまま塊を作り寄り添って生活を始めました
*最初は単なる塊だったが、それぞれの細胞が集団の中で役割を持ち始めた
⛳現存する生物からも、当時の変化を推察することができる
☆クラミドモナスは、葉緑体を持ち光合成する緑藻の仲間
*ベン毛で水中を移動する単細胞真核生物
☆クラミドモナスは1匹(単細胞)で暮らしています
*これとよく似たテトラバエナは4っの細胞が集まり
*ゴニウムは8個、16個の細胞がゼラチン状の物質に包まれてくっついて生きている
*分裂で増えたクローンが1つの個体を形成しています
*ゴニウムまでは、特に細胞間の明確な役割分担はありません
*さらに進化が進んで登場したと考えられるボルボツクス
*500個以上の細胞を持ち、内部には子孫を作ることに特化した生殖細胞も登場している
*個体(集団)場所によって細胞の機能が違う
*多細胞化には個体全体で、細胞数の調節が必要、この遺伝子がその役割を担っている
(がん細胞の増殖との関連最近言われている)
(敬称略)
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⛳出典、『生物はなぜ死ぬのか』
生物はなぜ絶滅するのか3(細菌増殖が効率化の時代へ)
(『生物はなぜ死ぬのか』記事より画像引用)