
建物を参観した事が無く、以前勤務していた会社の同窓会が、京都で実施されて
ましたので、その機会を利用し御所を参観しました



京都迎賓館管理費等含め、宮内庁の京都地区管理費は、人件費別で25億円前後
との事です

京都御所紫宸殿

京都御所は、1869年の東京行幸まで歴代天皇の居所・執務所でありました
京都御所は、江戸時代だけで8回再建されてます
現存する建物は、江戸末期の1855年平安様式にならって再建されたものです
東京の皇居に移っていた明治天皇が、京都を訪れた際、施設及び周辺の環境の
荒廃が進んでいた京都御所の様子を嘆き、『京都御所を保存しすべし』
と宮内省に命じ現在にいたっております
主な建物としては、紫宸殿、清涼殿、小御所、御学問所、御常御殿等があります

御所正面入口の正門。素木、切妻造、桧皮葺、柱間1間の四脚門です
開門されるのは天皇や国賓の来場など、特別な行事の時のみです

紫宸殿 天皇の即位式、立太子礼などの最重要儀式が執り行われた格式の高い建物です
内部は板敷きの広い空間で、中央に高御座(天皇の座)、その東に御帳台(皇后の座)
が置かれています
高御座は、今上天皇の即位の礼で、東京の皇居宮殿に運ばれて使用されました
建物正面の階段の左右には「左近桜」と「右近橘」の木があります

天皇の居所兼執務所ですが、天皇が常御殿に居住するようになってからは、
清涼殿も儀式の場として使われるようになっています

奈良遷都1300年祭遣唐使船