🌸『檜山節考』32(生きることを考える)
☆食べるために生きるのか、生きるために食べるのか
☆「家族」「共同体」の本質をえぐり出しながら
☆生きて死んでいくことの不条理を正面から問う
⛳『檜山節考』著者深沢七郎のプロフィール
☆過激な発言で知られる作家、深沢七郎
*人間が死ぬのは大いにいいことだね
*人間が死んで、この世から片づいていくのは清掃事業の一つだね
☆人間の存在の不条理さ、人間社会の暴力性
*集団の狂気などを独特の筆致で描き出す
☆深沢が第1回中央公論新人賞を受賞
☆深沢が第1回中央公論新人賞を受賞
*作家デビューを果たしたのが、本書『檜山節考』
⛳『檜山節考』概略
☆山深い寒村を舞台に、70歳になろうという老婆おりん
☆山深い寒村を舞台に、70歳になろうという老婆おりん
☆ 一人息子の辰平らと、おりんの家族、その集落の人々の物語
☆貧しい村にとって最も切実なのが食糧問題
*村人の芋を盗んだことが理由で一家惨殺される事件が起きるほど
☆貧しい村にとって最も切実なのが食糧問題
*村人の芋を盗んだことが理由で一家惨殺される事件が起きるほど
*村人たちは「食べて命をつなぐ」ことに必死だった
*当然、老いた人間に食べさせるような飯はない
☆この村では、老人は70歳になると
☆この村では、老人は70歳になると
*子どもに背負われて「楢山まいり」をするのが習わし
*「楢山」の山中に捨てられてくる
☆家族がかぎられた食糧を効率よく分けられるよう
☆子どもを産むこともなく、大した労働もできない老人
*この集落で存在してはいけないのだった
☆主人公のおりん、「楢山まいり」をする日を待っていた
*70歳近くでも、ご飯の食べられる丈夫な歯が恨めしく
*70歳近くでも、ご飯の食べられる丈夫な歯が恨めしく
*石で歯を打ち据えてみたりするのだった
☆辰平はひたすらその日の来ることが怖ろしかった
*胸が潰れるような思いで過ごしていた
☆息子の嫁が身重になる
*ますます家族の食糧事情が厳しくなる
*おりんは山行きを早める決意をする
⛳『檜山節考』での「命の選択」
☆痛ましく残酷な「命の選択」
*山中でカラスの餌食となり「捨てられた人たち」の亡骸
☆降り積もる雪の下で、心静かに座り歌を口ずさむおりんの姿
*もはやこの世の人ではないようである
☆つなぐべき「家」「家族」とは何なのか
☆つなぐべき「家」「家族」とは何なのか
*保守の人々は好んで「家族」を掲げる
*「家族」一皮剥けば、人間を生産性で数値化し淘汰する暴力装置
*歯車にすぎないのではないか、深沢が放った強烈なメッセージ
*私たちが生きる社会の足元を揺さぶる
*隠しておきたかったものが、自日の下にさらされるのだ
(敬称略)
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⛳出典、『世界の古典』
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『檜山節考』32(生きることを考える)
(ネットより画像引用)
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