ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

立ち位置

2008-05-13 10:28:14 | つぶやき
先日、週刊誌を読んでるとビートたけしの
コラムが載っていた。

どうせ、いつもの毒舌を売りにしたコラムかと
思い、読み流そうとしたが、今回のはちょっと
違っていた。それは、自分自身を客観視して
他の芸人と比較すると言ったような内容であった。

それによると、たけしは「漫才では、B&Bの洋七にはかなわない、
トーク番組では、さんまに、司会では伸助にはかなわない」と
自らを客観視していた。

一応、お笑い界の頂点に君臨する一人として、それなりの
プライドもあると思うのだが、きちんと現実を把握していて
しかも、それを自分の口から言えるというのは、案外、勇気の
いることだろうと思った。周囲からどんなに持ち上げられても、
自分を見失わないでいれることは、案外難しいことなのだ。

個人的意見だが、たけしは芸人としてはすでに終わって
いるような気がする。第一全くおもしろくない。
本人も映画監督や文化人と言われる方が良いと思っているのかも
しれないが、現在やっているテレビ番組の司会にしても、別にたけし
ではなくても、務まる番組構成になっているのがほとんどである。
今さら昔の芸を、とまでは言わないが、毒舌にも覇気がなく、
かと言ってトーク自体にも切れがない、これではつまらない、
と言われて当然である。人間丸くなり過ぎたのか?

また、たけしは次のようにも言っている。
「長年このようなコンプレックスを抱えていたからこそ、現在の
自分の立ち位置があるのだ」と。

確かに、自らが進むべき方向性や、自らの立ち位置を探るうえで、
これまでの経験や培ってきたプライドが邪魔になる時が一時的に
しろあるのだろう。

だからこそ、人の意見に耳を貸し、常に自分自身を客観視
続けることが大事なのである。

そう考えると、たけしはやっぱり賢い人なのである。











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