先日、古本屋で見つけた1冊の本。
伊勢崎賢治氏の「武装解除、紛争屋が見た世界」
という本である。
筆者はNGOや国連職員などとしてシェラレオネ、
東チモール、そしてアフガニスタンなどで国づくり、
治安維持、武装解除の先頭に立ってきた人である。
度々、テレビなどで見かけることはあったが、彼自身の著書を
手にしたのは初めてだった。
国としての機能が未整備な国々での、紛争解決、
武装解除というボランティアではない大変危険な
仕事でもある。言葉も文化も違う、
ある意味「常識の通じない」さまざまな相手と
対峙しなければならず、一瞬の判断の迷いが、
命取りになることもある。交渉、説得、組織化、
地域開発、雇用対策と必要とされる能力は、
まるで企業経営者並みである。
本書を構成するのは途上国援助、平和維持活動などの
実態と、それに対する著者の考えであるが、同時に非常に
すぐれた組織論、リーダーシップ論の本でもある。
しかし筆者は組織に隷属して生きることは良しとしないようで、
あくまでも、1匹狼的なところが非常に好感が持てる。
また、説教臭いことを垂れることもしない。
一言でいえば、ものすごくかっこいい生き方を
している人である。生い立ちからこの道に入るまでを
書いた出だしの部分からして読ませる。
下手なビジネス書よりずっとお薦めかもしれない。
![](https://www.myanmar-teak.com/image/logottb6.gif)
伊勢崎賢治氏の「武装解除、紛争屋が見た世界」
という本である。
筆者はNGOや国連職員などとしてシェラレオネ、
東チモール、そしてアフガニスタンなどで国づくり、
治安維持、武装解除の先頭に立ってきた人である。
度々、テレビなどで見かけることはあったが、彼自身の著書を
手にしたのは初めてだった。
国としての機能が未整備な国々での、紛争解決、
武装解除というボランティアではない大変危険な
仕事でもある。言葉も文化も違う、
ある意味「常識の通じない」さまざまな相手と
対峙しなければならず、一瞬の判断の迷いが、
命取りになることもある。交渉、説得、組織化、
地域開発、雇用対策と必要とされる能力は、
まるで企業経営者並みである。
本書を構成するのは途上国援助、平和維持活動などの
実態と、それに対する著者の考えであるが、同時に非常に
すぐれた組織論、リーダーシップ論の本でもある。
しかし筆者は組織に隷属して生きることは良しとしないようで、
あくまでも、1匹狼的なところが非常に好感が持てる。
また、説教臭いことを垂れることもしない。
一言でいえば、ものすごくかっこいい生き方を
している人である。生い立ちからこの道に入るまでを
書いた出だしの部分からして読ませる。
下手なビジネス書よりずっとお薦めかもしれない。
![](https://www.myanmar-teak.com/image/logottb6.gif)