ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

酒の話

2011-06-09 11:44:34 | 時事(海外)
バルト海に沈んでいた、19世紀のシャンパン。
その168本のうちの1本が数百万円で売れたそうである。

シャンパンというものは、作ってすぐに飲むものかと
思ったら「シャンパン」と名乗るためには、最低でも
15ヶ月、高級品は3年以上熟成させるものなのだそう。

まったく知らなかった。

特にシャンパンやワインという酒の味がさっぱりわから
ない。ただ酸っぱいだけではないか…?
それに日本酒程度の度数しかない酒に、何万円も払うな
んてコストパフォーマンスが悪すぎである。

まぁ、こんなことを言うと、自分がいかに酒とは縁のな
い生活をしてきたかがわかる。

私が子供の頃、ワインと言えば、「赤玉ポートワイン」
だった。今思うと、糖尿にでもなりそうな、あの甘さが
ワインだと思っていた。

しかし、大人になってから飲んだワインは、甘くはなく、
どちらかというと酸っぱかった。

これまで、ほんの数えるほどしかないが、その手の店で 
抜いたコルクの栓をおかれて、「どうぞ」なんて言われた
ことがあった。

匂いを嗅ぐのだ、というくらいの知識はある。

嗅いでみると「ああ、コルクだな…」と思う。

「結構です」と言って、コルクをテーブルに置くと、ウェイ
ターは無言で、グラスにちょっとだけ注ぐ。

テイスティングをするのだ、と言うくらいの知識もある。

飲んでみると「酸っぱ!そしてワインだな…」と思う。

要は、何が何やらさっぱりわからないのである。

よく、ソムリエが飲んだワインを表現する時、「顔を蚊に
刺さされたような感じ…」とか訳のわからないことを言うが、
あれは、「甘みがあるとか酸味がある…」などという解りや
すい言葉では、素人との差別感が出せないことから、ある意
味、ソムリエの世界を特殊な世界だと思わせるための、やら
せ的な戦略ではないかと思っている。

所詮、酒飲みの世界の話である。

要はわからない人でも、「わかったふりをしてればいい…」
という世界なのではないかと察したわけである。

「いやいや、もっと奥が深い…」と酒のみの方々から、
怒られそうな気もするが…。

しかし、「ビールに氷を入れて飲む」これだけはおいしいと
思える酒である。

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