ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

罪は罪

2011-06-23 21:23:13 | 時事(国内)
「モヒカンする時ってないじゃないですか。どうせ、塀の中では丸刈り
にされるのだから1日だけの自由…」

と、意味不明のパフォーマンスで出頭したホリエモンが、先日、拘置所
に旅立って行った。

「朝から見たくない映像だった。盛り上げることによって、心の不安を隠
そうとしたように見えた」などと、結構、手厳しい批判を浴びてはいたが、
ヘヤースタイルのモヒカンには、おそらくこんな意味があったと思うので
ある。

それが、「もう悲観…」である。

彼自身、粉飾決算した罪は認めるが、私より大きな犯罪を犯した企業は
裁かれていないのは口惜しい。「お前らも刑務所に行け!」と彼は、得
意のパフォーマンスで訴えたかったのだろう、と思うのだ。

まぁ、そんなことはどうであれ、彼がほんとうに罪を悔いてまじめに更
生する意図がないのは明らかだ。

それに、未だに彼が「刑務所に行くほどの罪を犯したわけではない…」と、
本気で思っているホリエモンシンパが結構いるのである。

そんな方々は、「権力層に逆らうと国策に嵌められて実刑を受けるという
、典型的なパターン」等々と本気で思っているのだ。

しかし、、彼らは根本のところで間違っている。

それは、日本が法治国家であることである。それも三審制で、慎重な審議
を重ねた上に、さらに確定した判決についても、一定の要件を満たす重大
な理由がある場合は再審理を行なう再審制まで用意しているのである。

しかし、それでも「無実」を晴らせなかったわけである。

また、「実刑は重い」とか「他の企業はどうなるのだ」の言い分だが、こ
れも的外れである。

こんなのは、交通違反で捕まったものが「あの車も違反しているのに」と
いうのに等しい程度の話だ。

何をどう言おうと、罪は罪なのだ。

最も、ホリエモンもそのことをよく承知しているからこそ、「人生急ぎすぎ
た。刑務所では本を読んだりダイエットしたり、1回人生をリセットして帰
ってきたい」と弱気になっていたのであろう。

2年数カ月後、彼は出所する。

きっと、何ひとつ、変わってないような気もする。
いや、もしも彼の中で何かが変わったとしても、彼はそんなことを億尾
にも出さず、涼しい顔で出てくるだろうと思う。

そして「まぁ、結講、楽しかったですよ!、あと半年くらいなら入ってい
ても良かったかな。食事は口に合わなかったけどね!」

そんな言葉を想定した次第である。



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