ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

バカ大使

2011-06-26 17:41:06 | 時事(海外)
在中国の日本大使が、中国、新疆ウイグル自治区を訪問し、
一般家庭にも立ち寄り「豊かさ」と「社会の安定ぶり」に
感心している様子が記事になっている。

そして、大使曰く、「訪問したのは、金持ちのお宅で驚い
たが、住民の生の生活を知ることができた…」などと、コメ
ントし、「ウイグルは安定し確実に発展している」と共産党
が喜ぶような感想を残したそうである。

これが、正直な感想ならこの大使は、大バカである。

そもそもこんなのは、やらせだ。

外国の大使が一般家庭の視察など、この国では政府がセット
しなければ認められるはずもないのは周知の通りである。
挙句訪問先の家庭は豪邸で、事業で成功した特殊例である。
どう考えても、これをもって「住民の生活を知ることが
できた」などと臆面もなく言える感覚が理解できないし、
こういうのにまんまと乗っかってしまう、日本政府はホント
にダメ政府としか言いようがない。

どうせ視察をするなら差別と貧困に置かれた少数民族の実態
を見る努力をすべきだし、それが無理ならそもそも「豊かな
事例」だけを見て感想を安易に述べるような共産党の広告塔
になるような真似はすべきではないのだ。

また、この大使、対中政府開発援助(ODA)について「今後
は、人材養成などソフト面で必要な支援を続けていったほうが
良い」と重要性を強調したそうである。

再び、バカ大使である。

対中ODAなど即時全面的に辞めるべきだ。実質はどうであれ、既
に世界第2位の経済力である。またすでにアフリカ諸国などを支
援する立場に転じたこの国に、これ以上日本人の税金を投入する
大義は全く無い。人道的見地から人材育成に協力する部分がある
としても、そんなのは自国のカネですべきことだろう。

まったく、こういうバカな大使は、すぐに更迭するに限る。

そもそも中国のような国に派遣する大使は、多重人格、二枚舌、
腹黒でしたたかで、それでいて表向きは中日友好的笑顔が爽や
かな人が望ましいのである。笑いながら怒れる「竹中直人」み
たいな方でもいいだろう。

とにかく、経済性を通してしか価値判断をすることができない
商人大使では、中国大使は勤まらないと思った次第である。



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