「日本人が行けない日本領土」山本皓一著書を読んだ。
筆者の本職はカメラマンである。彼はすでに16年以上も日本の
国境の島々を撮り続けている。この本はそんな彼が北方領土に
竹島、尖閣諸島に南鳥島、そして沖の鳥島に上陸した体験記で
ある。
私たち民間人でも北方領土と竹島は実効支配中のロシアからと
韓国からであれば普通に訪れることは可能である。
しかし、尖閣諸島と南鳥島そして沖の鳥島は、気象庁や自衛隊など
国の機関とのコネや支援がなければなかなか行けるところではない。
また、行けるといっても、そもそも尖閣諸島と沖の鳥島自体は無人
島であり行っても基本的には誰もいないのである。
そのような中、最も平和でのどかだったのは、南鳥島だ。
気象庁の方と海上自衛隊の方が30人ほど常駐しているが、定期航路
はなく一般人は基本的に行けない。周囲1000キロ以内に島はなく、
絶海の孤島で、硫黄島まで1240キロ、そしてグアムまでは1000キロ
しかなく、日本より米国の方が近い島なのである。
気候は亜熱帯で、海は大変きれいであり、年中泳げるそうである。
きっとリゾート開発したら、「売れるに違いない」とのことだ。
竹島や尖閣諸島に関しては、歴史的に詳細な経緯も綴られており、
いかにして日本の領土だったのかも良くわかった。別段、右寄り
の方でもないようで、相対的に客観的な主観で書かれているのも
まぁ、よかった。
別段、読んで行きたくなるような場所でもないが、島国である日本
の国境というものが、いかに危うい場所なのかということが、あら
ためてわかる本であった。

筆者の本職はカメラマンである。彼はすでに16年以上も日本の
国境の島々を撮り続けている。この本はそんな彼が北方領土に
竹島、尖閣諸島に南鳥島、そして沖の鳥島に上陸した体験記で
ある。
私たち民間人でも北方領土と竹島は実効支配中のロシアからと
韓国からであれば普通に訪れることは可能である。
しかし、尖閣諸島と南鳥島そして沖の鳥島は、気象庁や自衛隊など
国の機関とのコネや支援がなければなかなか行けるところではない。
また、行けるといっても、そもそも尖閣諸島と沖の鳥島自体は無人
島であり行っても基本的には誰もいないのである。
そのような中、最も平和でのどかだったのは、南鳥島だ。
気象庁の方と海上自衛隊の方が30人ほど常駐しているが、定期航路
はなく一般人は基本的に行けない。周囲1000キロ以内に島はなく、
絶海の孤島で、硫黄島まで1240キロ、そしてグアムまでは1000キロ
しかなく、日本より米国の方が近い島なのである。
気候は亜熱帯で、海は大変きれいであり、年中泳げるそうである。
きっとリゾート開発したら、「売れるに違いない」とのことだ。
竹島や尖閣諸島に関しては、歴史的に詳細な経緯も綴られており、
いかにして日本の領土だったのかも良くわかった。別段、右寄り
の方でもないようで、相対的に客観的な主観で書かれているのも
まぁ、よかった。
別段、読んで行きたくなるような場所でもないが、島国である日本
の国境というものが、いかに危うい場所なのかということが、あら
ためてわかる本であった。
