ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

物欲主義と林真理子

2011-06-11 10:56:58 | 時事(国内)
日本中、不況の只中にあるように思うのだが、以外にもこの夏の
ボーナスは増加傾向にあるという。

もっともこれは、東芝やトヨタのような大企業に限ったことの話
で、中小企業に至っては支給の見送りやなしという会社も多いと
のことである。

そのような中で、東電やJALなどの国の支援を受けている企業
では、ボーナスなしで当然かと思いきや、実際には減額はされる
ものの支給自体はされる見込みだとか。

ちょっと納得はいかないが、せめてボーナスの支給を受ける企業
の方は、すべてを貯蓄に回すのではなく、消費に回して景気回復
のための使い道を考えてほしいものである。

そういえば、先日ある雑誌を読んでいたら、作家の林真理子のエ
ッセイが掲載されていた。

その中で、あのブランド好き、洋服好き、良質な物好き、つまり
物欲の固まりのような林真理子が震災後、「本が売れなくなり収
入が減った為、以前のようにブランド品の洋服が買えない…」と
嘆いていた。

そして、「ブランドの洋服が買えない、買えない!といらだつか、
あるもので満足するか…」の選択を迫られ、それなら、この際、
「物欲主義は辞める…」と、雑誌の紙面では宣言していた。

まぁ、林真理子がブランドを着ようが着まいがどうでも良いし、
そもそも所詮、馬子にも衣装的な方なので、今後はユニクロで
も愛用していただければいいのだが、見方を変えれば、こうい
う方が、日本の消費を牽引していたわけで、このような方が減
ると言うことは、巡りめぐって私たちに還ってくることを考え
れば、いつまでも物欲主義でいただいたほうがいいのである。

皆が皆、「シンプルライフ」を追求すれば、消費は立ち行か
なくなるのだ。

ならば、今後はこういう物欲主義の方々を、心の中では軽蔑し
つつ、表向きには大々的に賞賛してはどうだろう。政府もくだ
らない政局ばかりに時間を費やさず、国の方針として、国家ぐ
るみで取り組んでいただければ、多少なりとも内需拡大に貢献
できるはずである。

今後の、林真理子の方針転換を期待したい。


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